“仕事が忙しい彼氏”は嘘つき？男性の言葉の裏を読む方法
言葉には２つのメッセージがある
男性に優しくされているうちに、いつのまにかその男性と不倫をしている女性、付き合い始めはラブラブだったのに、気付いたら、彼の仕事が忙しいからと会えなくなってしまった女性。あるいは、男性からチヤホヤされるのに恋愛に発展しなかったり、もう少しで手に届くはずの男性がいつまでも付き合ってくれない女性。このような女性は、コミュニケーションの道具である「言葉」の本質を理解していないかもしれません。
コミュニケーションにおける言葉は、「言葉の内容そのもののメッセージ」と「相手を動かすための裏のメッセージ」の２つを含んでいます。恋愛がうまくいかない女性は、言葉に裏のメッセージがあることを知らないのです。今回はこの裏のメッセージに関して説明しましょう。
たとえば、子供の頃“早く寝ないとお化けがでるよ”と言われて怖くなり、急いで布団に入ったなんて経験はありませんか？ 実際には夜遅くまで起きていてもお化けは出てきません。でも、この言葉を幼い子供が聞くと、怖くてすぐに寝てしまう。親は、子供を眠らせるために、“早く寝ないとお化けがでるよ”と言っているわけです。
実は、コミュニケーションにおける言葉のかなり多くが、このような「相手を動かすための裏のメッセージ」を含んでいます。そして、それに気付いている人が、良い関係を築けたり、相手の都合の良い関係にならなかったり、相手を上手にコントロールしたり、駆け引きに勝ったりできるのです。それでは、恋愛の場面において使われがちな言葉を例に挙げて、その言葉の裏のメッセージを探っていきましょう。
CHECK!もうコントロールされない！言葉の裏を読む方法
1．「オレは来るもの拒まず去る者追わずなんだ」
このように言われた女性は、「自分から彼にアプローチしないと恋人になれない。彼に興味のないふりをしたら、彼は私を追いかけてくれない」と思い、積極的になります。つまり、この言葉のもつ裏のメッセージは、「女性を積極的にさせ、追いかけさせたい」ということになるわけです。駆け引き上手な女性が男性からこの言葉を言われれば、「私も来るもの拒まず去る者追わずなんだよね」と答えるでしょう。
2．「恋愛でひどく傷つけられた過去があり、女性をあまり信用できない」
このように言われた女性は、彼が女性を傷つけたり、裏切ったりするような自分勝手な行動をとっても、可哀想と感じて許しやすくなるでしょう。恋人として付き合えず体だけの関係でも、女性を信用出来ない彼なら仕方がないと思うかもしれません。つまり、この言葉のもつ裏のメッセージは、「女性にどんな酷いことをしても許されるキャラでいたい」ということになります。賢い女性は、このように言う男性には近づきません。
3．「君と５年前に会っていればよかった」（恋人がいる男性や既婚者の発言）
このように言われた女性は、「彼は心から私のことを愛しているのだろう。でも運命のせいで、２人は結ばれなかったのだ」と感じ、彼を許し、あたかも恋人同士のようにラブラブになろうとします。この言葉のもつ裏のメッセージは、「恋人にならずして、恋人になったような都合の良い関係を築きたい」ということになるのです。賢い女性は、「私もそう思う」と言いながらも、その男性に心を奪われないようにするに違いありません。
他にも、「何でデートに遅刻するの？社会人でしょ？常識ないの？」と嫌味を言ってみたり、「最近、仕事が大変で、他のことを考えられないんだよね」と彼女のことを構う余裕がないさまをアピールしたり、「先月から残業が減って給料の手取りが少なくなったんだよね」と、目の前の女性に出費したくないことを伝えてきたりと多岐にわたっています。
注意すべきことは、人は意識しない場合でも、このように言葉を使っているということです。これを読んでいるあなた自身も、決して例外ではないはずです。
初心者の方がこのような言葉の裏のメッセージを理解するためには、ノートに記録することを勧めます。相手の言葉に不安になったり、切なくなったり、同情心を持ったり、幸せな気分になるなどの感情が動いたら、その時の“相手の言葉”と“感情の動き”を記録してください。一つの言葉では見えないことも、彼が話す言葉を長期にわたって記録をしていくと、徐々に彼が自分をどうしたいのかが理解できるようになってくるはずです。男性の言葉の裏メッセージを読み取ることができれば、あなたの恋愛関係は向上し、相手にとってだけ都合の良い理不尽な関係にならずにすむでしょう。
恋の教訓
言葉の裏メッセージを読み
相手の心理がわかれば
恋愛で不利になることがなくなる
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ぐっどうぃる博士 (恋愛カウンセラー)
理学博士（生命科学専攻）。現在は主に恋愛カウンセラーとして活躍。自身の体験と生命科学的視点を合わせた独自の恋愛メソッドを展開し人気を集めている。悩める女性の恋の問題が解決するサイト『恋愛ユニバーシティ』主宰。
現在、WEB、書籍、雑誌等など多方面で活躍中。また大手企業のマーケティングリサーチや企業のブランディング戦略にも参画。
近著に『振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本』がある。
他にも『モテの定理』『恋愛マトリックス』（ソフトバンククリエイティブ）、『恋で泣かない女になる61のルール』（講談社）などがある。
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