【3】いい加減、自分を本気で好きになろう! ~ 2つのバランスを取って楽しく生きる ~

      


自分を本気で好きになる為には、ある2つのことをバランス良く身に付ける必要があります。
バランスが偏っている人は恋や人生に苦悩している人が多いと、私は感じています。

2つのバランスが取れるようになったから、自分のことが本気で好きになれた。
2つのバランスが取れるようになったから、自分のことも周りのことも嫌悪せず、
理解できるようになった。だから、自分の人生は楽しいことが多くなった。

今の私はそんな感覚で生きています。
2つのバランスについて、お伝えしようと思います。

――――――

※ 前回までの記事はコチラです。

【1】いい加減、自分を本気で好きになろう! ~ 人生がうまく行くコツは1つだけ ~
【2】いい加減、自分を本気で好きになろう! ~ マイナス感情に溺れたままの人は、だらしない ~

■人生の仕組みや人間の本質を知らない人たち。


人生は常に変化しており、例えるなら「波」のようだ。
「バイオリズム」とか「機が熟す」など、
人生の機微を表す言葉があるように、人生には【 流れ 】が存在する。

人間は常に何かを考え、何かを経験しているので、
日々、変化し、成長したり、後退したりしている。
人間に【 変化 】は付き物だ。

そんな人生の仕組みや人間の本質がある中で、その切り口から見たときに
「人は、大きく3種類に分けられる」と私は思う。

(1)論理や法則、「こうあるべき」に縛られて身動きが取れなくなっている人。
(2)欲望や自己中、「今、したいことをする」という感覚で動き、コケてばかりいる人。
(3)理性や客観性を身に付けた上で(1)と(2)を自由に行き来できている人。


論理や法則を心酔しすぎて、「こうあるべき」という価値観や
今まで仕入れた知識に縛られている人は、
「論理や法則だけでは解決できない問題」に直面する。

そして、自分の偏った価値観に対して
「バランスを取りなさい。気付きなさい」というサインが送られる。

自分の欲望や自己中、わがままなど「今、したいことをする」という
刹那的な感覚で生きている人は、「その感覚だけでは解決できない問題」に直面する。

そして、自分の偏った価値観に対して
「バランスを取りなさい。気付きなさい」というサインが送られる。

本当の意味で自分を好きになり、自分の感覚を信頼し、理性や客観性を身に付けている人は
「論理や法則で動くとイイ場面」「理性を持ちつつ、感覚で動けばうまく行く場面」の違いを
その都度、しっかり見極めることができるので、自分らしい人生をどんどん歩んでいく。

――――――

(1)人生に流れている、論理や法則 
(2)人間に備わっている、直感や感覚 

この2つのバランスを上手に取り、両者が複雑に絡み合って展開していく自分の人生に
翻弄されることなく、手綱を握って自分らしさを極めていく。

それが、自分を本気で好きになるコツである。

――――――


仮に何かうまく行かないことがあっても、そこにまた「人生の仕組み」や「人間の本質」を
気付かせてくれる出来事が起きるので、自分が傷付いた意味や失敗した意味を学び、
日々、流れるように起きてくる場面、場面を見極める力がどんどん研ぎ澄まされ、進化していく。

世の中を見渡せば、論理や法則に心酔しすぎて「こうあるべき」に縛られている人ほど、
刹那的な感覚で生きている人を嫌悪し、批判する。彼らから見れば「行き当たりばったり」
「無計画な人間」に映って(基本的なことも知らないのかよ)とイライラするのだろう。

自分の欲望や自己中、わがままなど「今、したいことをする」という
刹那的な感覚で生きている人は「こうあるべき」に縛られている人からの批判に反発する。
(上から目線で偉そう)(したいことをして何が悪いの?)と思い、イライラするのだろう。

自分らしく生きている人、「論理や法則」と「自分だけの感覚」を適切にブレンドして、
日々、嬉しいことや楽しいことに遭遇している、自力で悩みを解決できる人は、
そんな彼らを見て(ある意味、どっちも合ってるのにな~。
でも、どっちも偏ってるな~)
と思いつつ、黙って人間観察をしている。

そして、ちゃっかり、他人の葛藤や対立を見ながら自分の気付きや学びにしている。
人格者ほど余計なことを言わないのは、そういう理由だ。

■自分を本気で好きになれば、誰のことも嫌悪しなくなる。


「こうあるべき」に縛られて苦しい人は、感覚で動く勇気が足りない。
「無計画に見える人」から学べる部分もあることに気付けない。

「したいことをする」で安易に動いて同じ失敗を繰り返す人は、知識が足りない。
「上から目線で偉そう」な人たちが持っている知識を、少しは勉強する必要がある。

両者に足りない共通点は「バランス感覚が悪い」ということ。

そして「すべての出来事には、自分への気付きや学びが潜んでいる」という謙虚さや冷静さ、
人生の大前提をごっそり忘れて、相手の未熟さや傲慢さに嫌悪しただけで終了している

ということだ。

理性や客観性がなく、内観や分析ができない人に限って、人とよく対立している。
相手に対して独りで憤慨していたり、数人で集まって裏で愚痴ったりしている。
当事者たちは全然、気付いていないが、こういうのを「類は友を呼ぶ」
「同属嫌悪」と言うのだと、私は思っている。

「こうあるべき」の人は頑固者なので自分の考えが絶対、信じた法則が絶対だと思っており、
「無計画な人」に批判されても動じないが、彼らから学ぼうともしない。

「無計画な人」は短絡的なのですぐに人を頼るが、苦言を呈する人より
自分を甘やかしてくれる人にだけ、擦り寄っていく。

どっちも、自分が嫌悪した相手に批判されても
(アンタに言われる筋合いはない!)と心の中で思っている。
そこがどっちも傲慢、似た者同士だ。・・・と、私は思う。

本当の意味で自分を好きでいる人はバランスが良いので、自分も含め、誰のことも裁かない。
相手を嫌悪したままでその物事の解釈を終了させると、自分が一番苦しいことを知っている。
だから、人格をレベルアップする為に内観と分析をして、気付きや学びを得ようとする。

過去の私は、欲望や自己中を爆発させて「今、したいことをする」という感覚で動き、
派手にコケてばかりいる、ダメな女だった。恋や人生がうまく行かないながらも、
時々、私の目の前に現れた「人生がうまく行っている人」
「自分のことを本気で好きになっている人」から学んだことは本当にデカイ。

彼らからいろいろと学んで、私は最近、こう思うようになった。

人生を楽しく生きる為には、物事を見極めるセンスと
2つのバランスを取ることが大事。


センスとバランス。
とても抽象的な言葉だけど、それらを自分なりの定義で言語化できるようになればなるほど、
自分のことがよく分かり、自分をもっと好きになり、人生はどんどん楽しく展開していく。

***************************

私の意見が絶対に正しい訳ではありません。 

大事なのは、私も含め、誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、
貴女の心に響いた良い部分だけを、貴女が判断し、情報を取捨選択することなのです。

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■あとがき・次回テーマのご案内 


最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。

自分の考えや感覚がいつも絶対に正しい訳ではなく、
かと言って、巷に溢れるいろんな法則がいつも絶対に作用する訳でもない。

それらの「精度」を上げるには、とにもかくにも「人格者であること」が大前提なのです。

いろんな経験や喜怒哀楽を味わい尽くし、
その都度、自分の頭で考えて、気付きや学びをしっかり自分のものにする。

内面世界の成熟度によって、自分の直感はますます鋭くなり、いろんな法則は
その通りに作用してくる。各自の精神レベルはいろいろだから、結果もいろいろになる。
過去の自分と今を比べても、そう思います。

法則や情報に縛られず、直感だけに頼らず、両者のバランスを上手に取る。
つまり「両者を同じくらい尊重する」その柔軟性、心の余裕が、貴女を救ってくれるのです。

――――――

次回のテーマは、

【(4)いい加減、自分を本気で好きになろう!
~ 短所は敢えて残さないといけない ~ 】です。


自分を本気で好きになれたら、必然的に「人格者」になれます。
私が思う「人格者」とは「短所を敢えて残している人」のことです。

何故、短所は敢えて残さないといけないのか。直す必要はないのか。
自分を本気で好きな人たちは、自分の短所とどう付き合っているのか。

そんな切り口で、私なりの内観と分析をお伝えしたいと思います。

※ 第4回は、< 2014年 10月17日(金)> にお届けする予定です。( 全4回 )

もし良かったら、読んでやって下さい。

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