【3】元彼と「本当に」復縁したいのか、自分主体で客観的に分析する。
前回は、貴女と元彼の交際そのものを見極めていきました。
今回は、元彼を「人として」分析していきます。
元彼と「本当に」復縁したいのかわからない…そんな時は専門家に直接相談できます
※ 前回までの記事はコチラです。
【1】復縁できない女の特徴・・・当てはまるなら要注意!
【2】復縁したいなら、○○に溺れるのではなく、○○を見極める。
■元彼を美化し、過大評価するから、復縁できない。
復縁できない女の多くは、人間分析が甘い。
恋に恋する子供のように、元彼に盲目になったまま過大評価し、思い出を美化する。
貴女は交際中から そうやって【 彼の短所を見て見ぬふり 】してきたのではないだろうか。
例えば。
彼の言動に不安や不満を感じていたけど我慢し、我慢するから徐々に惚れた男に見下されていく。
貴女が「さすがに これはやめてくれ」と抗議したら彼氏に逆ギレされ、ますます粗末にされていく。
貴女は彼を好きだし「自分が」嫌われたくないから、彼の短所を黙認する、甘やかす。
彼は、貴女が甘やかすから(コイツには何をしてもいい)と調子に乗り、傲慢になる。
「人として」不誠実なことや理不尽なことを「見下している女」から指摘されたり、注意されても
彼はもう、貴女の正論に耳も貸さない。貴女にどんどん冷たくなる。
貴女は「相手の不誠実な言動を指摘した自分」を責める。後悔する。そしてまた我慢する。
貴女は彼の顔色をうかがい出す。彼は貴女のマイナス波長にどんどん嫌気が差す。
そして貴女を振る。
貴女は「ダメ出し」をした自分を責めて後悔する。
(もっと居心地の良い女になっておけば良かった・・・)と後悔する。
私が、彼の嫌がることを言ったからダメなんだ。
彼のしたいことを尊重できず、ワガママを言ったからフラれたんだ。
彼は私に優しいときは たくさんあったのに、私が「もっと」と求めてしまった。
だから、復縁したい。
今度はもう、ダメ出ししない。
居心地の良さを提供する!頑張る!
・・・本当に、それが「フラれた原因」なのだろうか?
彼だけが「完璧」で、貴女だけが「未熟」だったのだろうか?
復縁できない女ほど「自分の非だけ」を過剰に後悔する。
復縁できない女ほど、惚れた男の「短所」を見抜けないまま、復縁を懇願する。
だから、復縁できないのだ。
■復縁したいなら、一度、元彼に対して「幻滅」しないといけない。
恋愛は2人でするものであり、交際は2人で運営していくものだ。
貴女は「自分の運営の下手さ」ばかりを悔やんでいるのではないか。
「元彼の運営の下手さ」を具体的な言葉で表現できるだろうか。
それができないうちは復縁できないし、復縁しても貴女は幸せになれない。
復縁したい女たちは、ある意味で元彼に「洗脳」されている。
相手の長所に惚れこみ過ぎて、短所がプンと臭っても そこを毅然と指摘することができない。
その貴女の弱さが、彼を傲慢にさせ、彼の短所はどんどん際立っていき、貴女を傷付けた。
貴女が彼を甘やかせた自業自得でもあるが、
大人の男なら、惚れた女に甘やかされても自分を律することができる。
愛されていることに調子に乗って女を見下し、彼女の正論にふて腐れて
他の女と遊びに行ったりしない。貴女の彼も未熟で幼稚だから、調子に乗った。
だとすれば、貴女の未熟さと、彼の未熟さは下記のように分析することができる。
――――――
(1)私は「自分が」好かれたいばっかりに、彼の言動を何でも許し、甘やかしてしまった。
結果、彼の言動がエスカレートし、粗末にされた限界を超え、抗議したけど逆ギレされた。
私の「ダメ出し」が失敗だったのではなく、子供に何でも買い与えて我が子をダメにする親のように
最初の段階で、相手の短所を毅然と指摘できなかった自分の弱さが、この結果を招いた。
(2)彼は自分を律する力が弱い。甘やかした私にも原因はあるけど、
世の中の男全員が、愛されていることで調子に乗る訳ではない。彼は子供だし、ワガママな男だ。
一般的に考えても不誠実だと思う言動を私が指摘しても、彼は素直に反省できない。
謙虚さがない。「俺に指図するな」とか「ケンカになりたくないから 俺を責めないで」なんて
いかにも私が悪いような口ぶりで反論してきたけど、あの件は、確実に彼が悪い。
彼は、自分の未熟さや傲慢さから逃げる癖がある。
――――――
本気で復縁したいなら、一度、上記のような内観と分析をキッチリ行う必要がある。
元彼と距離を置いている(フラれている)この段階で、
元彼の短所や欠点、未熟さを冷静に思い出し、客観的に分析できない限り、復縁は無理だ。
フラれた後も盲目的に相手に惚れ、尚且つ(私だけが悪いんだ)という思いの中で
自分らしさを失って【 惚れた男に魂を売っている状態なら 】復縁は無理だ。
本気で復縁したいなら、一度、元彼に対して「人として」幻滅しないといけない。
つまり「惚れた男の短所を的確に把握する」=「人として冷静になる」
=「盲目になっている貴女は、彼に幻滅するくらいの勢いで
頭から氷水をぶっかけ、悲劇のヒロインをやめなければいけない」ということだ。
本気で復縁したいなら、貴女自身が、冷静な目で
相手の「人間的なレベル」を等身大で把握できる客観性が絶対に必要だ。
貴女は彼との交際中、客観性を持っていたか。
短所を甘やかし、惚れた男を「傲慢な男」へと導いてしまった弱さがなかったか。
そしてフラれ、復縁したい今も「彼を甘やかしている」のなら、
それは愛でもないし、優しさでもない。
「自分が嫌われたくない = 自分優先の女」
「私を愛して!= それと引き換えに相手がダメ男になっているのを放置できる女」が
復縁できる訳がない。愛とは、そういうものではない。
嫌われたくない恐怖や、独りになれない寂しさが動機となって始まった恋愛は、
遅かれ早かれダメになるし、復縁できない。
■元彼と「本当に」復縁したいのか、自分主体で客観的に分析する。
これは私の個人的見解だけど(自然の摂理ではないか)と思っていることがある。
――――――
復縁は、貴女が戻ることで「彼の人生に良い影響を与える役目がある」とき、復縁できる。
復縁は、彼が戻ることで「貴女の人生に良い影響を与える役目がある」とき、復縁できる。
――――――
復縁できても結果的に別れに至るカップルが多いのは、
「役目が終わっている」もしくは「役目を果たせるほど 人格的に成長していない」男女が
精神的な弱さや、他の異性にモテない寂しさから戻っていくパターンが多いからではないか。
いつまで経っても新しい彼女ができない、モテない君が、
(アイツとなら 一度 付き合えたし、戻ってもいいかな)と安易に連絡してくる。
そこで「復縁できました!」と狂喜乱舞している女を見ると、
(戻れれば何でもいいんかい・・・内観も分析もできない未熟なままで舞い上がってるけど、
この人は、どこをゴールに恋愛しているのだろう?)と、私はドン引きする。
復縁したい女たちに、私は言いたい。
頭を冷やせ。惚れた男の短所を見極めろ。
その上で「本当に」復縁したいのか、自分の「嘘偽りない本心」に問いかけろ。
貴女がフラれたのは、彼が貴女に魅力を感じなくなったからだ。
貴女に魅力を感じなくなった原因は「人として」付き合う手応えを感じなかったか、
それとも「人として」彼と向き合おうとした途端に「ウザイ」と干されたのか。
誠実な男なら、人として手応えのない「何でも俺を許す女」には徐々に冷めていく。
不誠実な男なら、人として向き合おうとする貴女を「俺に口出しする女」と思い、冷めていく。
貴女の元彼は、誠実な男だったか、不誠実な男だったか。
それを踏まえた上で、貴女は「自分の一生を賭けて」彼と共に人格を磨く気はあるのか。
よーく考えて欲しい。
普通の恋愛だろうが、復縁だろうが、人間的な心の交流がない男女は絶対にうまく行かない。
お互いを甘やかし、お互いの自己保身で相手をダメ人間にする男女に、幸せな未来はない。
――――――
貴女は、惚れた男の「短所」に上手に対応できなかったから、フラれているのだ。
相手の短所を本気の愛で指摘し、指導した上で、さらに惚れ直してもらえる女であれば、
その女を手放す男は絶対にいない。誠実な男ほど、貴女の人間的な強さに魅了される。
――――――
貴女は再度、元彼を人間的に魅了できるだろうか。
そして元彼は「貴女の進化」を感じ取れる器や人間性が、本当にあるだろうか。
両者がひとつ上のレベルで共鳴しあう関係になれたとき、「本当の復縁」は やってくる。
貴女も頑張らないといけないけど、彼自身も「自発的に」頑張らないといけない。
貴女の成長に触発されないような鈍感な男と復縁しても、時間の無駄だ。
貴女が死ぬまで、彼は「貴女の人生に本当に必要な男」なのか?
貴女は死ぬまで、彼の短所と上手に付き合え、長所を伸ばしてあげる器があるのか?
悲劇のヒロインになって 彼にすがりつくのではなく、
貴女の人生を基準にして、彼との今後を冷静に分析し、想像して欲しい。
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私の意見が絶対に正しい訳ではありません。
大事なのは、私も含め、誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、
貴女の心に響いた良い部分だけを、貴女が判断し、情報を取捨選択することなのです。
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■あとがき
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
復縁できない原因は「元彼を基準に」すべての物事を考えているからです。
「自分の気質を基準に」今までの交際を振り返れば、
(あの部分は合っていたけど、あの部分は合わなかったな~)と、冷静に思い出せるはずです。
復縁する為に大事なのは、その「合わなかった部分」への内観と分析です。
貴女たちは、いつも「同じ場所」でケンカになっていたはずです。
同じ場所で価値観が合わず、分かり合えなかったはずです。
どんなに言葉を尽くしても、態度を変えても、相手に響かなかったとすれば、
復縁した後、貴女はそこをどうやって乗り越えるつもりなのでしょう?
(戻りたい、戻りたい・・・)とメソメソする暇があったら、
【 戻る前提で 】次の一手を考えなければなりません。
相手は絶対に変わらない前提で、貴女に対するマイナスイメージのままでいる前提で、
どうやって それを覆すつもりなのか。貴女に具体的な対応策や戦略がなければ、復縁は無理です。
人として。
一度 失った信頼を取り戻すのが難しいように、
一度 インプットされた「その人のイメージ」は、なかなか消せません。
マイナスをプラマイゼロにして、さらにプラスに持っていかないと復縁は無理です。
自分に、そこまでやれる器や人間性が本当にあるのか。
自分を本気で成長させる【 持続力 】が本当にあるのか。
彼とどうこうより、まずは自分に真剣に問いかけることが大事です。
あの頃の、彼の言動に「いつもと同じ反応」をつい、してしまう自分であるなら、
2人の中に出来上がってしまった「いつものケンカのパターン」は復縁しても生き続けます。
貴女は、彼の傲慢さや挑発的な態度に、どう対応してきたのか。
貴女は、彼の短所に 今後はどう対応していくのか。
相手の成長を期待せず、相手の未熟さに呑まれず、
自分基準で、自分の人格向上だけに集中して物事を対処していける強さ。
これが 本当の愛情だと、私は思います。
貴女が 本当の強い愛を持てたとき、
相手の心は感動し、素直に反省できたり、貴女を尊敬したりするのです。
元彼の短所を凌駕する「毅然とした強い愛」を発揮できるような、
生き様のカッコイイ女になって、復縁を目指しましょう。