シリーズ③ヤリ目について考えてみよう

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第3回〜オトコの性欲と恋愛感情〜ヤリ目を生物学的に見る



第1回では、ふつうのオトコもヤリ目のオトコも、性欲は同じデフォルトであり、違いは恋愛感情や付き合う意思があるかだけ、ということを考察し、第2回では、ではふつうのオトコとヤリ目オトコをどう見分けるかというと、決定的な違いがないというショッキング?な事実も考察した。



え!!!
それじゃあこんなレポートなんにもならないじゃないの!?


というわけで、今回はオンナにとって紛らわしいオトコの性欲と恋愛感情について考えてみたいと思う。






◆オトコの恋愛感情

オトコの恋愛感情は、どうやらオンナとは違うみたい。オトコとオンナが出会って、お互いを「イイナ♪」と思った時、オンナが脳内妄想を始め恋愛感情を育て始めるのに対し、オトコには主に性欲があるだけ。

オトコがちょうどオンナの恋愛感情に相当するものを抱くのは、
「Hしたいけど、できない」
状態が適当な期間続き、対象のオンナに対する執着が増した時。

なので、出会ってすぐのHはやはり控えた方がよさそう。


◆オトコとホルモン

お互いを「イイナ♪」と感じた時、脳内ではエストロゲンとテストステロン、ドーパミン、オキシトシンなどのホルモンが活躍するが、テストステロンは性欲を喚起させる男性ホルモン(女性にも少量ある)として有名であり、このホルモンが多いオトコは、いわゆる肉食系であったりする。

社会的に成功を収める確率も高いが、同時に受け入れる環境がなかったりすると、犯罪者になる確率も高いという統計もある。これが多いと、闘争本能が高く筋肉質、体毛が濃いなどいわゆる「男らしい」感じになるのだ。当然モテる要素が強いため、穏やかな恋愛がしたいわ~なんて希望があるなら、これらの特徴を持たないオトコを選ぶのもひとつの策だ。


さて、ではヤリ目のオトコはどうだろう。

脳科学者中野信子さんの著書「脳内麻薬」によれば、オトコがHの最中に脳内で分泌され、オンナに対する愛着を形成するバソプレシンという脳内ホルモンがある。これが少ないと浮気性の男性になってしまうということだ。

おやおや。

それがわかったからと言って、ヤリ目オトコの脳内ホルモンを調べるわけにはいかないですから困りもん。
(実際にはもっと複雑かつ研究段階のよう)

なのでカンタンに嘘をつくかとか、自分をコントロールする意志が弱いとか、欲望に負けやすい、倫理観の欠如などがないかをよく観察することが大事。



よく性欲や浮気にに関して、オトコの本能だから、ということを耳にするが、岸田秀、町沢静雄共著の「なぜ日本人はいつも不安なのか」という本の中に、人間の性は本能ではなく幻想にもとづいた行為である。ということが書いてある。動物は生殖行為を本能で行っているが、人間は本能が壊れてそれにもとづく生殖行為ができなくなったため、性欲というものを作って、壊れた本能を補っている。というのだ。


え。


じゃぁ本能じゃないじゃなーい!何なの?まるで正当な行為のように庇護されていたオトコの浮気とかって!!


てことで、ある時はキモチイイ、ある時は忌々しいオトコの性欲だが、「できそこないの男たち」(福岡伸一著)によれば、すべての生物はまずメスとして発生し、オトコはメス(オンナ)の遺伝子をまいて歩く「使い走りにすぎない」そうだ。

なんだかこれを考えると、笑える。オンナはせっせと、あるいはコソコソと遺伝子をまいて歩くオトコを、もっとあたたかい目で見れるような気さえするね(笑)






◆ついでにドレッシングに例えてみた!

もっとわかりやすくオトコの性欲と恋愛感情を考えてみる。

オンナを見たとき、オトコはまず自分にとってそのオンナがH可能な対象かどうかで恋愛対象になるかを振り分ける。
Hが可能でない(生理的に無理、タイプでない)場合は、恋愛対象からハズれてしまう。
恋愛やHが遺伝子を残す行為としたら、当然といえば当然。

で、「いいな♪」と思ったとき、これをオトコは恋愛感情なのか、単なる性欲なのか区別できないそうだが、これもオンナには理解できないところ。

「なんで?」
「そんなわけないじゃん」

と言う気持ちはおさえて、まずどういうことかをドレッシングに例えてみた。


恋愛の始まりにおいての好意ないしは恋愛感情をドレッシングの【酢】とし、性欲を【油】としよう。
油だなんてドロドロねっw

えー、例えばその時のドレッシングは[酢](恋愛感情)1、[油](性欲)9の割合だったとする。

しかし、ドレッシングは激しくシェイクされていて、中身がわからない。
これがオトコの言う「恋愛感情と性欲の区別がつかない」状態。


で、Hすることによって、油(性欲)が全部出たとき、ドレッシングの中身をみてみると、【酢】が1。つまり恋愛感情は1しかなかった!とわかるわけだ。


なので、ヤリ目でないオトコでさえも、シェイクされた自分の気持ちが性欲ばかりだった!・・・とわかったとき、まるで最初から体目当てだったかのように、風と共に去って行く現象が起こるわけ。

オンナから見たらリッパなヤリ目オトコのようですが、オトコからすれば
「好きだと思ってたんだけどなー」
なんてことになるわけですな。
ふっふっひー


なので、前回と同じ事の繰り返しになるが、「相手をよく観察する」ことが肝要だ。


【今日の考察】

1.オトコの恋愛感情と性欲は、ドレッシングに例えて考えればわかりやすい。

2.オトコはオンナの遺伝子をせっせとまいている。だけどそれは本能じゃない。本能なんて言わせないw



次回は最終回!!
〜ヤリ目とセックスと愛〜ヤリ目の何が悪い?(仮題)をお届けします。


ここにコメントしづらい方は、まるめえた日記にご意見ご感想頂けると嬉しいですはーと(=´∀`)人(´∀`=)


http://u-rennai.jp/diary/detail/58745/



文 まるめえた
画像提供 アンディ・オナホール


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