恋愛回路の取り扱い説明書②
「恋愛回路の取り扱い説明書」第2回です。
前回は、恋愛回路ができることで、どのような影響が起こるか、何故恋愛回路ができてしまうと苦しいのかといった視点から、まず弊害や副作用について主に説明いたしました。
今回は、恋愛回路の本来の作用やその考え方、さらに攻略方法のカギとなる要素についてお伝えしようと思います。
恋愛回路の本来の作用とは?
〜苦しいばかりが恋愛回路ではない〜
博士理論では、恋愛における苦しみの正体を「恋愛回路」という言葉を用いて実に単純明快に説明しているというのは、前回にもお話した通りです。
それほどまでに辛く苦しい思いをしなければいけないのにも関わらず、何故毎回のように恋愛回路が出来上がってしまうのでしょうか。
その答えはこれもまた単純。
「苦しいだけではない」から。
それに尽きます。
誰しも、苦しみを求めて恋愛をしている(=恋愛回路を作っている)わけではないはずです。
恋愛をすることに相応の、いや、強烈なメリットがあることを分かっているから、いつの世も人も、恋愛に夢中になってきた、ということではないかと思います。
つまり、恋愛で得られる快感やメリットそのものが、恋愛回路本来の作用だといっても、間違いはないでしょう。
具体的に言うなら
★精神が安定し、快楽を得られる
★相手に対する強い好意や愛情の交換ができる
★物事のモチベーションが向上する
といったところでしょうか。
それは同時に、博士が特別な駆け引きが必要ない、とも示している恋愛が始まったばかりの頃、ふたりで何を言ってもしても楽しい「ハネムーン期」は、まさにこういう恩恵を大いに受け取れることでしょう。
恋愛回路を通して味わえる充足感や安らぎ、満足感は、他の何者にも替えがたいほどの強い魅力がありますよね。
だからこそ、多くの人は恋愛に重きを置き、またそれを望んでいるのだと思います。
さらに、恋愛回路の大きな特徴として、
特定の人「ひとりだけ」にしか作られない
という性質は見逃せません!
実は、これもまた、男性に比べて女性の方がより恋愛回路が作られやすい理由のひとつではないかと、私が考えているところです。博士理論では、恋愛における苦しみの正体を「恋愛回路」という言葉を用いて実に単純明快に説明しているというのは、前回にもお話した通りです。
それほどまでに辛く苦しい思いをしなければいけないのにも関わらず、何故毎回のように恋愛回路が出来上がってしまうのでしょうか。
その答えはこれもまた単純。
「苦しいだけではない」から。
それに尽きます。
誰しも、苦しみを求めて恋愛をしている(=恋愛回路を作っている)わけではないはずです。
恋愛をすることに相応の、いや、強烈なメリットがあることを分かっているから、いつの世も人も、恋愛に夢中になってきた、ということではないかと思います。
つまり、恋愛で得られる快感やメリットそのものが、恋愛回路本来の作用だといっても、間違いはないでしょう。
具体的に言うなら
★精神が安定し、快楽を得られる
★相手に対する強い好意や愛情の交換ができる
★物事のモチベーションが向上する
といったところでしょうか。
それは同時に、博士が特別な駆け引きが必要ない、とも示している恋愛が始まったばかりの頃、ふたりで何を言ってもしても楽しい「ハネムーン期」は、まさにこういう恩恵を大いに受け取れることでしょう。
恋愛回路を通して味わえる充足感や安らぎ、満足感は、他の何者にも替えがたいほどの強い魅力がありますよね。
だからこそ、多くの人は恋愛に重きを置き、またそれを望んでいるのだと思います。
さらに、恋愛回路の大きな特徴として、
特定の人「ひとりだけ」にしか作られない
という性質は見逃せません!
それでも、世の中には
「ふたり同時に好きになった」
という恋愛相談があったり、二股や不倫状態で苦しんでいる方や、そういう経験を持っていた方も少なくないかもしれません。
しかし、ちょっと考えてみてください。
いくら、同時進行などの経験があるとは言っても、
ふたり以上、複数人のことを「同じレベル(強さ)で同時に考える」
思考過程にはなっていないはず。
必ず、その時に思い考えるのはどちらかひとりずつであったり、もしくは恋愛回路の強さには(大抵は正式な彼より不倫相手だったりするわけですが…)はじめから大きな差があるはずです。
つまり、よほどでない限り、
脳内に恋愛回路を完成させられるスペースは本来「ひとり分」しか存在し得ない、ということが考えられます。
相手を性的対象か否かで瞬時に判断し、その多くを同列に並べることも時に厭わない男性に対し、多くの場合、一途にひとりの相手を愛するスタンスを持っている女性がより、恋愛回路を作りやすい可能性があるということです。
逆に言えば、現代社会における倫理的な観点から言っても、恋愛回路は
「ただひとりの相手を誠実に愛し続ける」
ための、重要なポイントにもなっているという事も言えるかもしれません。
〜何故、副作用や弊害ばかりが強調されているのか?〜
第1回のレポートを読んでくださった方、そして博士理論を目下勉強中の方は、
「恋愛回路には良い事もあるのに、何故理論では恋愛回路を作らないことを再三強調しているのか?」
という疑問を抱かれる方も多いのではないかと思います。
事実、私も先に副作用の話から始めました。
それは、
博士理論は
「恋愛におけるリスクを最大限に回避する」
ことが最大の目的だからだと考えられます。
これは、ルールズも全く同じです。
博士理論やルールズが時に厳しいと感じるのは、
恋に落ちて「恋愛回路ができる」
という、当然の流れを敢えて止めるような事が書かれているからではないかと思います。
つまり、これらの理論に忠実に従うことができれば、必然的に
「恋愛回路を作らずに済む(=恋愛で苦しまずに済む)」
流れが自然に出来上がるようになっている、とも言えるでしょう。
特に、ルールズは博士理論よりもその傾向がより顕著だと思われます。
博士理論は、男性の心理や考え方を織り交ぜながら、相手の反応を高める方法も合わせて紹介されていますが、対してルールズは、相手の反応云々ではなく、女性自身が正しいプライドを持ち、恋愛回路をむやみに作らないようにするための方法が説かれている、ということです。
逆に言えば、博士理論やルールズを忠実に守れなかったり、勝手な自己解釈を加えてしまったりすると、それだけ恋愛回路が出来てしまいやすい、ということも言えるでしょう。
恋愛回路の苦しみから抜け出せないあなたへ
〜苦しみのもと、恋愛回路を小さくするために〜ひとたび恋愛回路の苦しみに身を投じてしまうと、その辛さは計り知れません。
実際のところ、一旦できあがってしまった恋愛回路を小さくするのは、はっきり言って至難の業、としか言いようがないのがその現状です。
強力な恋愛回路を瞬時に小さくしてくれる特効薬は、残念ながら存在しません。
どんな恋愛のプロフェッショナルでも、「時間薬」などといった、ある種当たり障りのない解決策しか用意することができないのです。
結局、私たちが打てる対策というのは、こういった恋愛回路の性質を最初からしっかりと頭に入れた上で、正しく、適切にコントロールする術を身に着けることに尽きます。
恋愛回路を小さくするのは、ちょうど火事発生時の消火活動に例えることができるでしょう。
ボヤ程度の火事にすぐ気づけば、自力でも鎮火、消火ができ、被害もそれだけ少なく済みます。しかし、その一方、たとえ始まりがマッチ一本程度のごくごく小さい火だったとしても、発見が遅れ、初動を誤ったり、怠ったりすれば、たちまち手が付けられない大火事となってしまい、消火にも時間がかかりますし、被害も甚大なものになってしまうのです。
普段から対策をしっかりと練って予防に努め、早期発見、適切な初動対応を心がける。
恋愛回路の対処法も、実はこの火事対策とほぼ同じ、という事が言えるのです。
~それは、本当に恋愛回路のせいですか?~
「恋愛回路は本当に恐ろしい」
「恋愛回路さえなければ…」
「全部恋愛回路のせいで…」
恋愛回路の存在を知った方、一度はこんなことを思ったりはされなかったでしょうか。
実際、日々更新されているユーザーさんの日記でも、こういった表現はよく目にするかと思います。もちろん、こういった考えは至極当然と言えるでしょうし、お気持ちもよく分かります。しかし、ほんの少しだけ、同時にこうも考えてみてください。
「それは本当に恋愛回路のせいなの?」と。
そうでしょう!そうに決まっているじゃない!
…果たして、本当にそうなのでしょうか。
ここまで見てきた通り、恋愛回路というのは、必ずしも害悪なものではなく、むしろ恋愛の楽しさ、いとおしさを教えてくれているものでもあるわけです。
恋愛回路のおかげで、これまでたくさん恋愛を楽しんできて、それなりに良い思いもしてきたはずなのに、ひとたび恋愛が上手くいかなくなってしまうと、今度は手のひらを返すかのごとく、恋愛回路そのものに嫌悪感を抱くようになってしまう…。
今、あなたが必要以上に苦しいのは、もしかすると、
問題の本質から目を背け、「自分以外の別のものの責任にすり替えてしまっている」そういった考え方こそが、元凶となっているのかもしれません。
先ほどに加え、恋愛回路を考察するうえでさらに、見逃せない性質があります。
それは、
「恋愛回路はすべて自分の力でのみ作り上げられるもの」
だということです。
いやいや、相手が〇〇してくれたからとか、思わせぶりな態度を取ってくるからつい…。と、言いたくなるかもしれません。
ですが!
「さあ、今から俺のこと好きになれよ」
「恋愛回路を作れよ」と他者からいくら強く命令されたとしても、その通りに恋愛回路はできないはずなのです。
実際、そんなの無理ですよね。
そう。
恋愛回路というのは、
意識があるか否かを問わず、
自らの意思でしか到底作り得ないものだということになるのです。相手に対して恋愛回路を作るという決断や、それに伴う行動選択をしてきたのは、あくまで自分自身、あなた自身だという事を忘れてはなりません。
この原則に気づかない状態で、今の苦しみを全て恋愛回路のせいにしてしまうのは、どれだけナンセンスなことなのか…。もう言うまでもないことですよね。
~恋愛回路攻略のヒントとは?~
恋愛回路を攻略し、正しくコントロールするのは、確かに至難の業です。しかしながら、博士理論やルールズなどを基に、自らの問題に気づいた上でそれらをうまく乗りこなすことで、幸せな恋愛や結婚につなげたひとも数多くいらっしゃいます。言い換えれば、恋愛回路を攻略するというのは、決して博士が打ち出した机上の空論ではなく、自身の考え方、心構え次第でいくらでも攻略が可能なのだという事です。
まずは、そこから諦めてしまわずに、希望を持つこと。
恋愛回路のおかげで毎日がとても楽しい、という段階をすでに踏み越えてしまい、恋愛回路のせいで今とても苦しい、という心持になってしまっている方は、自らの行動選択により、目先の感情や楽な状態を最優先してしまったが故、いわば恋愛回路そのものに自らがコントロールされてしまっている状態だと言えるかもしれません。そこに自らの意思はなく、単に惑わされているだけなのではないかということを是非、自身に問いかけてみてください。
その先にある
「自分が望む本当の幸せ」を見据えることが、最も大切なことなのです。
とはいえ、いったい自分は今、どの程度恋愛回路ができてしまっているのか、さらにどうしたら良いのか、皆目見当もつかない…。
コントロールはしなきゃと思うけど、どこから始めたら良いんだろう…。
「どうしたら?」「どこから?」「何から?」いえいえ、実はそれよりももっと先に考えるべきことがあるんです。
えっ、それはいったい…!?
それでは、次回から早速、その具体的な方法をお伝えしていこうと思います。
今回も、お読みくださりありがとうございました。
今回のまとめ
◎苦しいばかりが恋愛回路の作用ではない→恋愛回路は、恋愛をすることで起こるすべての感情を体現している
◎博士理論やルールズを徹底することで、恋愛回路を最小限に抑えられる
→安易な自己解釈こそが、恋愛回路をむやみに増大させるもと
◎恋愛が上手くいかないことを、恋愛回路のせいにしない
→恋愛回路を作ったのは、あくまで自分自身の行動選択による結果!
Mammie さんの他のレポート
▼ コメント(1) - 新しい順
- Mammieさん
レポートを読ませていただき、少しほっとして気が楽になりました。
恋愛回路=ひどく恐ろしいもの。どうにもならないもの。
と思っていましたし、確かに厄介なものには違いがないのですが、一方でMammieさんがおっしゃるように「恋愛で得られる快感やメリットそのものが、恋愛回路本来の作用」であるならば、「ま、メリットもあればデメリットもあるよね」という感じで捉えることができ、どうにもならないものに対して感じていた恐怖が少し和らいだ感じです。
渦中にいると難しいことも多いですが、一歩引いて自分自身を見られるよう、頭の片隅に常に置いておきたいなと思いました。ellen更新:2016-08-30 00:39