ジョングレイ博士最新本「Beyond Mars & Venusーもっとベストパートナーになるために」ーその1-
ジョングレイ博士著書の「Men from Mars Women from Venus−ベストパートナーになるために」は25年前に発行され、150か国以上で50言語に翻訳されてベストセラーとなりました。
“男女の考え方はは異星人ほど違う”という「ベストパートナーになるために」を科学的にひも解いたものが、今回紹介する2017年の最新刊の「Beyond Mars & Venusーもっとベストパートナーになるために(ミコリー命名。笑)」です。
ここ数十年の間に、太古から続いて来た男女関係-男は外で働き、女は家を守る。という男女の役割分担制から、女性も男性同様外で働く生活形態になってきた現在、昔からの役割分担型パートナーシップから、夫婦は相互理解をしあい対等でありたい。というソウルメイト型パートナーシップへ移行するとともに、ただ家を守っていた時代の女性にはなかった「結婚してもロマンスを求めたい。ラブラブしたい。」や女が外で男と同じように働くことで「女だけが家のことをやらなければいけないの?」という女性の気持ちや、仕事だけでは女を満足させられなくなった男など、太古からの役割分担制パートナーシップにはなかった問題が出てきました。
ジョングレイ博士は、男女の違いを理解し合うところから始まるソウルメイトパートナーシップのノウハウや、結婚をしてからもラブラブが長く続く方法をこの25年間、世に説いてきましたが、最新作となるこの本はジョングレイ博士が推奨する”ソウルメイト型パートナーシップ”のラブラブの秘訣がいかに科学的に沿ったものであるかを証明してくれるものとなりました。
本の前半部のメインは「男性ホルモンと女性ホルモン」の話になります。
日々の生活にいかにホルモンが影響していたか??驚くべき事実がここに――― では、本の中身を紹介していきましょう。
【男性ホルモンの話】
テストステロンという名前を聞いたことはあると思いますが、これは男性ホルモンの主要ホルモンであり、男性は女性の10倍以上の量を持っていると言われています。
テストステロンは、ヒゲや男らしさを作るだけものではなく、男性の場合、女性性化(女性ホルモン値が高い状態)することでテストステロンの分泌が減りホルモンバランスが崩れることにより、ストレスが増大し、怒りやすくなったり、攻撃的になったり、イライラしやすく、性欲減退、やる気が出ないや鬱っぽくなったりします。
しかし、このテストステロン値が異常に高くなりすぎると・・・情け容赦なく冷徹になり、殺人を起こしたり、人を傷つけたり、騙したりするようになります。
何事も中庸が大事!!
しかし、現代の日々の生活では、男女ともホルモンバランスを取りにくい状況になっていると言えるでしょう。 男性の低くなってしまったテストステロン値を通常に戻すためにも“穴籠りタイム”は必須であり、穴籠りをすることでテストステロン値は上昇し、ストレス解消となります。
穴籠りタイムとは―仕事を頑張る。車を運転する。お金を稼ぐ。資格試験に励む。成功する。勝負に勝つ。運動する。冗談を言ったり、男友達の問題を解決する。テレビを見る。趣味をする。など
【女性ホルモンの話】
エストロゲンという名前を聞いたことはあると思いますが、これは女性ホルモンの主要ホルモンであり、女性は男性の10倍以上の量を持っていると言われています。
エストロゲン値が安定していると、楽天的な気分になり、元気が出て、ウツウツする気分が晴れたりする効能があります。
反対にエストロゲンが少なくなると、PMSの症状や更年期障害の症状-元気がなく、ウツウツな気分になり、落ち込んだり、注意力散漫や記憶力や性欲減退-などが出てくるだけでなく、アルツハイマーや心臓病、やガン発生率が高くなる。など女性にとってエストロゲンは健康な生活のためにもとても大切なホルモンです。
しかしこのエストロゲン値が高すぎると、ヒステリー症状-精神衰弱、神経質、食欲不振、不眠症、優柔不断、躁鬱症状などなどを引き起こしてしまうという・・・これまたやっかいな作用を女性に及ぼします。 これを防ぐには、男性性(男性ホルモン値が高い状態)を高くするのがよく、テストステロン値を上げるために、一人Hを週2回するとよいのだとか。
この反対も言えることで、パートナーと愛のあるセックスをすることで、ひとりHでは得られない、エストロゲンと後出のオキシトシン値を高めることが出来るそう。
そしてもう一つ女性にとってとても大切なホルモンがオキシトシン。
愛と幸せのホルモンと呼ばれるこのオキシトシンは、愛情や感情、信頼や安心感を得ることが出来、女性の場合はストレスを減少させてくれるホルモンでもあります。
男女ともに分泌されますが、男女間ではこのホルモンの働きが少し違ってることが確認されています。
オキシトシンには、男性ホルモンのテストステロンを緩和する役割があります。
オキシトシンは女性の場合、ストレス減少になるだけでなく、性欲が高まったりオーガズムを感じやすくなったりします。
しかし男性の場合、テストステロン値が高い場合は良いのですが、テストステロン値が低い場合はあまりよい作用はせず、眠気を催したり、ストレスが高まったり性欲減退など良くない方へ働きます。
このことは、男性が結婚後や産後に性欲減退やセックスレスになることにも関連しています。 結婚したり子供が生まれたりすると、男性はとても愛情や幸せを感じ、オキシトシンがどんどん分泌されるため、テストステロン値が下がり性欲減退となります。 このことは産後だけでなく、結婚生活が長いカップルにも同様のことが起きてしまいます。
愛と幸せのホルモンが男性の性欲減退を促進し、セックスレスへの道を応援する・・・なんとも皮肉な話ですね。苦笑
またオキシトシンは、女性のストレス解消に役立ちますが、オキシトシンのみではストレス解消は無理でエストロゲンの助けが必要になります。 オキシトシンとエストロゲン。この2つのホルモンの絶妙なバランスが女性の心身安定にはとても重要なのです。
【PMSについて】
恋愛ユニバーシティの日記などでもよく見かけるのが、PMSの症状がひどく、この時期になるとパートナーとトラブルを起こしてしまう・・・(;^_^A あなたにも身に覚え、ありますよね?苦笑
PMSの引き起こす問題についてもこの本では述べられています。
PMS-皆様ご存じ月経前症候群のことですが、月経1週間ほど前から起きるイライラや気分の落ち込み、疲労感、不眠症状、不平不満がたまる。涙もろくなったり、意思決定が出来なかったり、プッつんしたり・・・などなどの症状が出ることですが、これもホルモンバランスの異常で起こるもの。
なので、月経困難症にしろPMSにしろホルモンバランスを正常に保つことが出来れば、ある程度の症状を抑えることは出来る。とあります。
女性はPMSについてを男性と話をすることを嫌がったりしますが、この時期の女性のことを男性が勉強し、女性の特別な状態を理解することで、女性のイラッとする言動や行動を控えることができたり、辛抱強くなり女性をサポートることができるようになります。
外部からのストレスがホルモンバランスを崩す要因になりますが、女性も自分自身でホルモンバランスを上手に操ることで、活力とポシティブな気分や愛情を取り戻すことが出来ます。 ホルモンバランスを正常に保つための秘策はまた次回に扱いますが、男性にこの時期のことを理解してもらうこと。これもとても大事なことです。
【ホルモン療法のリスクについて】
男性ホルモンも女性ホルモンも、年齢を重ねるごとにその分泌量は減ってくるのですが、ただ安易にホルモン療法に頼ることは良くない!とグレイ博士はこの本の中で述べています。
薬や注射など安易に外部からのホルモンを入れることにより、自分自身でホルモンを作ることが困難になるという理由であり、避妊用ピルについても同じで、アンバランスなホルモンバランスになることで鬱症状を引き起こすことが知られています。
もしホルモンバランスが上手にいかないのならば、ホルモン療法ではなく、自然のものでホルモンバランスを取る。
例えば、ビタミンやミネラル、巷ではやりのスーパーフード(日本女性向けならば豆腐やみそなどの大豆製品)などなど、出来れば自然のものを用いてホルモンバランスをサポートして欲しい。と、この本には書かれています。
男性ホルモン・テストステロン。そして女性ホルモンのエストロゲンとオキシトシン。(今回は取り上げていないですがプロゲステロン‐そのうち取り上げます)
この4つのホルモンバランスは、日々の生活でその値を大きく変動させられています。
次回は、日々の生活におけるホルモン分泌の謎や、そこから起きる問題やその解消法についてを述べたいと思います。
“男女の考え方はは異星人ほど違う”という「ベストパートナーになるために」を科学的にひも解いたものが、今回紹介する2017年の最新刊の「Beyond Mars & Venusーもっとベストパートナーになるために(ミコリー命名。笑)」です。
ここ数十年の間に、太古から続いて来た男女関係-男は外で働き、女は家を守る。という男女の役割分担制から、女性も男性同様外で働く生活形態になってきた現在、昔からの役割分担型パートナーシップから、夫婦は相互理解をしあい対等でありたい。というソウルメイト型パートナーシップへ移行するとともに、ただ家を守っていた時代の女性にはなかった「結婚してもロマンスを求めたい。ラブラブしたい。」や女が外で男と同じように働くことで「女だけが家のことをやらなければいけないの?」という女性の気持ちや、仕事だけでは女を満足させられなくなった男など、太古からの役割分担制パートナーシップにはなかった問題が出てきました。
ジョングレイ博士は、男女の違いを理解し合うところから始まるソウルメイトパートナーシップのノウハウや、結婚をしてからもラブラブが長く続く方法をこの25年間、世に説いてきましたが、最新作となるこの本はジョングレイ博士が推奨する”ソウルメイト型パートナーシップ”のラブラブの秘訣がいかに科学的に沿ったものであるかを証明してくれるものとなりました。
本の前半部のメインは「男性ホルモンと女性ホルモン」の話になります。
日々の生活にいかにホルモンが影響していたか??驚くべき事実がここに――― では、本の中身を紹介していきましょう。
【男性ホルモンの話】
テストステロンという名前を聞いたことはあると思いますが、これは男性ホルモンの主要ホルモンであり、男性は女性の10倍以上の量を持っていると言われています。
テストステロンは、ヒゲや男らしさを作るだけものではなく、男性の場合、女性性化(女性ホルモン値が高い状態)することでテストステロンの分泌が減りホルモンバランスが崩れることにより、ストレスが増大し、怒りやすくなったり、攻撃的になったり、イライラしやすく、性欲減退、やる気が出ないや鬱っぽくなったりします。
しかし、このテストステロン値が異常に高くなりすぎると・・・情け容赦なく冷徹になり、殺人を起こしたり、人を傷つけたり、騙したりするようになります。
何事も中庸が大事!!
しかし、現代の日々の生活では、男女ともホルモンバランスを取りにくい状況になっていると言えるでしょう。 男性の低くなってしまったテストステロン値を通常に戻すためにも“穴籠りタイム”は必須であり、穴籠りをすることでテストステロン値は上昇し、ストレス解消となります。
穴籠りタイムとは―仕事を頑張る。車を運転する。お金を稼ぐ。資格試験に励む。成功する。勝負に勝つ。運動する。冗談を言ったり、男友達の問題を解決する。テレビを見る。趣味をする。など
【女性ホルモンの話】
エストロゲンという名前を聞いたことはあると思いますが、これは女性ホルモンの主要ホルモンであり、女性は男性の10倍以上の量を持っていると言われています。
エストロゲン値が安定していると、楽天的な気分になり、元気が出て、ウツウツする気分が晴れたりする効能があります。
反対にエストロゲンが少なくなると、PMSの症状や更年期障害の症状-元気がなく、ウツウツな気分になり、落ち込んだり、注意力散漫や記憶力や性欲減退-などが出てくるだけでなく、アルツハイマーや心臓病、やガン発生率が高くなる。など女性にとってエストロゲンは健康な生活のためにもとても大切なホルモンです。
しかしこのエストロゲン値が高すぎると、ヒステリー症状-精神衰弱、神経質、食欲不振、不眠症、優柔不断、躁鬱症状などなどを引き起こしてしまうという・・・これまたやっかいな作用を女性に及ぼします。 これを防ぐには、男性性(男性ホルモン値が高い状態)を高くするのがよく、テストステロン値を上げるために、一人Hを週2回するとよいのだとか。
この反対も言えることで、パートナーと愛のあるセックスをすることで、ひとりHでは得られない、エストロゲンと後出のオキシトシン値を高めることが出来るそう。
そしてもう一つ女性にとってとても大切なホルモンがオキシトシン。
愛と幸せのホルモンと呼ばれるこのオキシトシンは、愛情や感情、信頼や安心感を得ることが出来、女性の場合はストレスを減少させてくれるホルモンでもあります。
男女ともに分泌されますが、男女間ではこのホルモンの働きが少し違ってることが確認されています。
オキシトシンには、男性ホルモンのテストステロンを緩和する役割があります。
オキシトシンは女性の場合、ストレス減少になるだけでなく、性欲が高まったりオーガズムを感じやすくなったりします。
しかし男性の場合、テストステロン値が高い場合は良いのですが、テストステロン値が低い場合はあまりよい作用はせず、眠気を催したり、ストレスが高まったり性欲減退など良くない方へ働きます。
このことは、男性が結婚後や産後に性欲減退やセックスレスになることにも関連しています。 結婚したり子供が生まれたりすると、男性はとても愛情や幸せを感じ、オキシトシンがどんどん分泌されるため、テストステロン値が下がり性欲減退となります。 このことは産後だけでなく、結婚生活が長いカップルにも同様のことが起きてしまいます。
愛と幸せのホルモンが男性の性欲減退を促進し、セックスレスへの道を応援する・・・なんとも皮肉な話ですね。苦笑
またオキシトシンは、女性のストレス解消に役立ちますが、オキシトシンのみではストレス解消は無理でエストロゲンの助けが必要になります。 オキシトシンとエストロゲン。この2つのホルモンの絶妙なバランスが女性の心身安定にはとても重要なのです。
【PMSについて】
恋愛ユニバーシティの日記などでもよく見かけるのが、PMSの症状がひどく、この時期になるとパートナーとトラブルを起こしてしまう・・・(;^_^A あなたにも身に覚え、ありますよね?苦笑
PMSの引き起こす問題についてもこの本では述べられています。
PMS-皆様ご存じ月経前症候群のことですが、月経1週間ほど前から起きるイライラや気分の落ち込み、疲労感、不眠症状、不平不満がたまる。涙もろくなったり、意思決定が出来なかったり、プッつんしたり・・・などなどの症状が出ることですが、これもホルモンバランスの異常で起こるもの。
なので、月経困難症にしろPMSにしろホルモンバランスを正常に保つことが出来れば、ある程度の症状を抑えることは出来る。とあります。
女性はPMSについてを男性と話をすることを嫌がったりしますが、この時期の女性のことを男性が勉強し、女性の特別な状態を理解することで、女性のイラッとする言動や行動を控えることができたり、辛抱強くなり女性をサポートることができるようになります。
外部からのストレスがホルモンバランスを崩す要因になりますが、女性も自分自身でホルモンバランスを上手に操ることで、活力とポシティブな気分や愛情を取り戻すことが出来ます。 ホルモンバランスを正常に保つための秘策はまた次回に扱いますが、男性にこの時期のことを理解してもらうこと。これもとても大事なことです。
【ホルモン療法のリスクについて】
男性ホルモンも女性ホルモンも、年齢を重ねるごとにその分泌量は減ってくるのですが、ただ安易にホルモン療法に頼ることは良くない!とグレイ博士はこの本の中で述べています。
薬や注射など安易に外部からのホルモンを入れることにより、自分自身でホルモンを作ることが困難になるという理由であり、避妊用ピルについても同じで、アンバランスなホルモンバランスになることで鬱症状を引き起こすことが知られています。
もしホルモンバランスが上手にいかないのならば、ホルモン療法ではなく、自然のものでホルモンバランスを取る。
例えば、ビタミンやミネラル、巷ではやりのスーパーフード(日本女性向けならば豆腐やみそなどの大豆製品)などなど、出来れば自然のものを用いてホルモンバランスをサポートして欲しい。と、この本には書かれています。
男性ホルモン・テストステロン。そして女性ホルモンのエストロゲンとオキシトシン。(今回は取り上げていないですがプロゲステロン‐そのうち取り上げます)
この4つのホルモンバランスは、日々の生活でその値を大きく変動させられています。
次回は、日々の生活におけるホルモン分泌の謎や、そこから起きる問題やその解消法についてを述べたいと思います。