「Beyond Mars & Venusーもっとベストパートナーになるために」ーその3-

前回男性性と女性性の違い。そして、女性は男性性に偏りすぎないこと!とその解消法を書きましたが、今回は“月経周期によって必要なサポートの種類”について述べたいと思います。




まず月経周期についてですが、一般的な平均と言われている28日周期になっているので、そうでない場合は少し差し引きして考えてくださいね。

月経周期には、
*第1フェーズ-月経最中の1~5日間(月経1日~5日目)
*第2フェーズ-第1フェーズの後の5日間(月経後5日~10日)
*第3フェーズ-第2フェーズの後の5日間 (月経後10日~15日-排卵日前後)
*第4フェーズ-第3フェーズの後の12~14日間(月経後15日~次の月経まで) 
4つのフェーズ(期間)があります。

この4つのフェーズ時々で、女性は必要なサポートの種類が違います。その種類を見て行きましょう 。

【第1フェーズ】通称:私だけタイム

全てのホルモン値は低くパートナーからはそっとしておいてもらいたい時期であり、セルフケアも“自分のみでするもの”(例:読書や断捨離、瞑想やTV鑑賞、ガーデニング、音楽鑑賞など)が必要になります。


【第2フェーズ】通称:ばりばりタイム


エストロゲンが高くなってくる時期であり、男性性と女性性のバランスが良く取れているのでストレスが少なく、仕事がバリバリこなせる時期。創造性や独立心にあふれていてもっともパワフルな時。


【第3フェーズ】通称:ラブラブタイム


排卵日のころであり、エストロゲン値は通常の2倍にもなり、自分の欲しいサポートを受けることによって、愛と幸せのホルモン・オキシトシンの分泌も最高になります。
この時期は“パートナーとの時間”が大事になり、ロマンチックなデートには最適な時です。
また落ち込みがちな気持ちを聞いてくれる人が欲しい時期なので、男性にとってはここでしっかりとポイント稼ぎをしておけば万事OK!
次に来るPMS時期の荒れ荒れタイムに備えましょう。笑


【第4フェーズ】通称:みんなと一緒タイム

この時期は、女性ホルモンのエストロゲンではなくプロゲステロンが分泌されます。 プロゲステロンは妊娠維持のため排卵日以降に分泌されるホルモンであり、次の月経までの間にストレスを解消してくるホルモンで、エストロゲンは脳を活性化させるホルモンですが、プロゲステロンは沈静化させる作用があります。
しかしこのプロゲステロン、気持ちを不安定にさせるような働きをすることもあるため、月経前になると憂鬱な気分になるのもこのホルモンのなせる業なのでした。

この時期は、主に社会的なつながりが必要で、パートナーと一緒に何かをする。というよりも、友達と遊んだり、パーティーに参加したり、歌や踊りをみんなで楽しんだりするのが良い。とされます。


【更年期以降の女性の場合】

閉経後の女性ホルモンは卵巣からではなく、副腎から分泌されることがわかっています。なので、閉経したからと言って女性ホルモンがなくなるわけでもなく、それぞれのフェーズによるサポートの種類も、閉経後の女性も基本は先にあげたものと同じです。
しかし本当の月経はないので、(仮)月経始日が新月の日となり、満月の日が排卵日として計算しましょう。←人間のカラダって神秘的~(∩´∀`)∩

月経周期から来る女性ホルモンの分泌量の違いで、女性の気持ちが揺れ動くことは明らかですが、それぞれのフェーズに合わせて“必要なサポートが違う”ことを理解していただいたと思います。


*私だけタイムの重要性
テストステロン値が上昇するバリバリタイムのときに、男性性に行き過ぎた場合、私タイムを取ることはとても重要で、男性にとっての「穴籠りタイム」と同じです。 私だけタイムを取ることで、女性サイドに戻ることが出来て、性欲や活力が高まります。

*みんなで一緒タイムの重要性
ラブラブタイムでエストロゲン値が高くなりすぎると、女性のサガである「もっともっとやってあげたい病」が出てしまうので、これを押さえるためにも、みんなで一緒に何かすること。がとても重要になります。

みんなと一緒タイムを取ることによって、プロゲステロンが上昇し、エストロゲンを押さえ、気持ちを落ち着かせ、ストレスを減らし楽天的な気持ちにしてくれます。

*ラブラブタイムの重要性
男女がラブラブタイムの重要性を認識していないとどうなるのか??

この時期は排卵に備えてエストロゲン値が急上昇するので、気持ちの寄り添ってもらいたくなるとき。でもそこでパートナーからの適切なサポートが受けられないと・・・ネガな思いに囚われやすくなります。
例えば、この時期に彼からの愛情が感じられないと・・・

切ない気持ち=彼は私のことが好きじゃないんだわ!!
怒りの気持ち=私ばっかり!!感謝もしてくれない!なおざりにされてる!
やる気がうせる=ロマンチックな気持ちになれないわ!Hするムードじゃないわ!!

これらの感情はストレスホルモン値が高いと、パートナーから受けている愛情や恩恵も一時的にちょっと忘れてしまう!?という素晴らしい機能が女性には備わっています。苦笑

このラブラブタイムの5日間は女性にとって、パートナーから大事にされケアされているという感覚がとても重要であり、もしパートナーが何もしてくれないと・・・

幸せを感じられなくなって、次のフェーズの2週間ほどの間、さみしくなったり悲しくなったり、怒りになってしまったりします。
女性もこのカラクリを知って、彼の言葉や行動を誤訳したりせず、自分でできることは自分で頑張る!これらを忘れずに!!(^_-)-☆


なぜPMSになるのか?なぜ1か月の間に元気な時期や落ち込みやすい時期があるのか?そしてその対処法は?などと、このジョングレイ博士の最新本は科学的に解き明かしてくれました。

PMS時期になると自爆や破壊行動をしたくなるそこのあなた!

パートナーに“女性は時期により気分が変わる”ということを理解してもらい、自分をケアする私タイムやみんなで一緒タイムを取ることはとても大事です。


次回は『男にわかる感情表現-実例集』をお届けします。



<おまけ-男性読者へ向けて>

ラブラブタイムの5日間、彼女を思い切り幸せな気分にさせてあげれば、その他のフェーズでは、少々手抜きをしてもOK?というのも面白いところ。(;^_^A

そしてもし彼女が「幸せそうでない」としても、考えを改めようとさせたり、なぜ幸せになれないか?などのクソバイスをしないこと!笑
それよりも男女の違いを理解し、良く話を聞いてあげる。思いやりと安心感を与えてあげることそして、彼女が自分の気持ちを話せる雰囲気作りをしてあげることが大事です。


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