人としてモテるために~距離のとり方~
人との距離のとり方について
人付き合いがうまくいけば、人生がうまくいく。仕事も恋も、友人関係も家庭問題も、根本は人付き合いではないでしょうか。
恋愛に限らず、人生を豊かに、幸せに生きていきたいと思ったら、この人つきあいというのは避けて通れない問題だと思っています。
でも、人付き合いが苦手とか、仲良くしていきたい人と、どうすれば仲良くできるのかわからない!という人は結構いるのではないでしょうか?
今回は、人付き合いを円滑にする方法のひとつの「距離のとり方」について、私が思っていることを書きたいと思います。
基本は受身。でも、心を開くのは自分から!
新しい人と出会ったとき、あなたはどのような行動をとるでしょうか?
自分からフレンドリーに話しかける人、人見知りをして下を向いてしまう人、聞かれたことだけに答える人・・いろいろな人がいると思います。
そこはそれぞれの個性なので、一概に「笑顔でにこにこして、明るくふるまうこと!」が正解ではないと思っています。もちろん、笑顔で明るく振舞っていた方が好感はもたれやすいとは思いますが、第一印象がよくてももてない人もいるし、最初とっつきにくいなぁ・・と思う人が以外とモテる人だったりもします。
相手との距離のとり方で重要なのは、相手がこちらのことをどう思っているのかを正確に知り、相手の望む距離で付き合っていくこと。
これが、人付き合いを円滑にするもっとも重要なことだと思います。
相手が自分のことをどう思っているかを知る方法
相手がこちらのことをどう思っているか?これを知ることがまずは第一関門です。
そのために必要なことは、まずは相手のことをよく見ることです。
初対面で気をつけることは、自分のことをアピールするよりも、相手のことをよく見るということ。
出来ることなら、自分の方から何気ない会話を話しかけてみて、それに相手がどう受け答えるのか様子をみましょう。
このとき、相手のプライベートなことにふれるのはやめておきましょう。相手にとって、あなたが興味ない存在だったときに、不快感を持たれる恐れがあります。
まずは、第一印象で自分に好感を持っているのか?そうでないのか?それともどうでもいいと思われているのか?そのあたりを何気ない会話で探っていくのです。
この、手探りの会話で相手がこちらをどう思っているのかを探るのは、何度も経験を重ねて、失敗と成功を繰り返していかないと精度があがりません。
この、相手がどう思っているかを探る段階で、自分からアピールすると、相手が八方美人だったり断れない人だったりするときに、一気に判断を見誤りますので、基本は受身でいることを忘れずにいきましょう。
受身で、相手に好感を持ってもらう方法
人付き合いは基本的には受身でいった方がいいと思いますが、ただ相手が来るのを待つ、相手に合わせる、だけでは、あなたがよっぽど魅力的でない限り、待ってても相手はこないし、うまくいかないと思います。
では、受身でありつつ、相手が誘ってくるように仕向けるには、どうしたらいいのでしょうか?
そのために必要なのは、まず自分の方から心を開くこと。自己開示していくことが大事だと思っています。
自分から心を開くということは、「私はあなたの敵ではないし、あなたに好感を持っていますよ。私はあなたと仲良くしたいと思っていますよ」ということを言動で示すということです。
自分からぐいぐい行ったり、相手の出方を見ずに誘ったりする人がいますが、これもその人が魅力的で、最初から好意をもたれている場合でないと成功しないので、この方法はやめた方がいいでしょう。
私がお勧めするのは、相手を見て、相手のいいところやほめてほしそうなところを褒めること。
相手がこちらのことに興味を持ってくれたときは、それに対してうれしいという気持ちを表現すること。相手の言っていることに共感することです。
人は、自分のことを肯定してくれたり、共感してくれる人に好感をもちます。逆を言うと、自分のことを否定する人のことはだんだん嫌いになっていきます。
だから、特に最初のうちは、相手に「肯定、共感」して、「私はあなたの味方ですよ」というアピールをしたほうがいいと思います。
それプラス、もし相手がこちらにプライベートな質問をしてきたときも、答えられる範囲でしたら答えてあげましょう。自己開示は自分からすることが相手に安心感を与えるので、一度答えたら、同じ質問を相手に返すのはありです。
人は、自分が聞かれたくない質問を相手にはあまりしません。同じ質問だったら、相手が不快感なく答えてくれる可能性が高いので、ここで共通点を探していくのが無難だと思います。
そうして、自分の方から「肯定、共感、自己開示」していって、相手の方が安心して誘ってきたり、近づいてくるようなら好感をもたれているということなので、相手が「アドレス交換したい」とか「今度一緒に遊びたい」とか言ってきたら、それを受け入れましょう。
それでも相手から近づいてこない場合、こちらからは近づかない方が無難です。
相手がシャイで自分からいけない人の場合でも、会話中になんらかのサインを出します。そのサインは注意深く見ていればわかりますが、結構高度なことだと思いますので、自信がないときはそれ以上相手に近づかない方がいいと思います。
基本受身で、心を開くのは自分から。
これをした上で、相手が「こうしたい」ということを尊重してあげてください。自分が「遊びたい」「仲良くなりたい」という気持ちよりも、相手がどう思っているかが先です。
相手を優先してあげることによって、結果仲良くなれるし、自分の望みも叶うことになるのです。
相手の頻度に合わせる
メールや電話や遊びに誘う頻度など、やはり相手に合わせてあげることが大事です。
それぞれ人には、自分が付き合いやすい距離というものがあります。
メールは即レスする人。3日くらいかけて返事をする人。
週1くらいで遊びたい人。月1でもいい人。毎日でも遊びたい人。
みんな、それぞれの価値観を持っています。
それらは、こちらが受身でいればある程度見えてきます。(こちらがガンガン行ってしまうと、見えにくいです)
その距離は、相手がこちらをどう思っているかによって変わりますので、最初は距離を置かれていたのに、相手に合わせて居心地のいい関係を築いていったことにより、距離が縮まるということはよくあることです。相手が距離を縮めたいと思うまで、こちらから無理に縮めることはやめましょう。
仲良くなるのに大事なこと
人付き合いをよくしていくのに大事なことは、焦らないこと。すぐに仲良くなれなくても、余裕を持って、相手のことを尊重して大事にしてあげること。
自分が受け入れてもらうことを考えるよりも、相手を受け入れていく気持ちを忘れないこと。
自分のプライドを守ることを優先して、好感を持っている相手に対して心を開かない人がよくいると思いますが、これは本当にもったいないことだと思います。
なぜ、心を開けないかというと、拒絶されたときが怖いからだと思うのですが、これは考え方ひとつで変わると思います。
まず、私が言っている心を開くということは、「私のことを受け入れて!」と人にアピールすることではなく、「相手のことを肯定する、共感する、自分の思っていることをちょっとだけ相手に伝える」ことなので、それをすることによって相手がこちらを傷つけるような言動はしにくいと思います。
私が言っている方法は、自分が傷つかないで相手と仲良くなる方法だと思うので、褒めたりするのははじめは恥ずかしい気持ちもあると思いますが、簡単なところから始めてみてください。
共感に関しては、褒めるよりも簡単なので、こちらもどんどん積極的にやっていきましょう。
相手の居心地のいい距離をつかんで、それに自分も辛くない範囲で合わせる。
これを積み重ねていくことによって、信頼関係が築けていきます。
今まで人との距離のとり方が下手だと思っていた方は、上記のことに気をつけていくだけで、ぐっと人間関係が円滑に行くことでしょう。