「当たる・当たらないは関係ない!」占いを人生に生かす方法を聞いてみた!
こんにちは! ライターのさえりです。皆さんは「占い」って好きですか? また、占いが好きなみなさんは、どんな風に占いを活用していますか?
占いに「活用」なんてあるのか、という声が聞こえてきそうですが、「いい結果だけ信じる」と言ったよく聞く方法以外にも、占いを上手に活用している人たちがいるようです。
今回は占い好きの中でも論理的な女子3人に集まってもらい、どのように占いと付き合っているのかを伺ってきました。
左から、れいさん、トギーさん、ゆきさん
人物紹介
元外資系勤務、今はベンチャーでバリバリ働くOL。
東大の大学院に通いながらライターをしている。既婚。
同じく東大の大学院にて認知心理学を研究中。
「皆さん今日はよろしくお願いします〜!」
なぜ「占い」をうけるのか?
早速ですが、ズバリ「占いの良さ」ってなんでしょうか? たまに「やる意味がわからない」「当たらないだろ」とも言われてしまうんですが……。
よく「占いなんか当たらない」っていう反論はありますけど、そういうことじゃないよなぁ、と思うんです。
うーん。わたしも占いは “当たるかどうか” よりももっと大事なことがある気がしますね。
うん。占い大好き! ハマってる! ってわけじゃないけど、当ててほしくて見てもらうわけじゃないっていうのはわかりますね。
当ててほしくて見てもらうわけじゃない……。それってどういうことですか?
うーん。たぶん、「お守り」みたいな感覚なんですよね。お守りも持ってるから「絶対に安心」と信じているわけではないけど、何かあった時には「このお守りもあるし大丈夫」って力になるじゃないですか。そんなかんじで、「占いもこう言ってくれたし」って、ことあるごとに思い出すような……。
なるほど。「いいことだけを信じる」と同じような感じでしょうか?
あ、いえ。わたしはちょっと違うんですが……。
ふむ……?
わたしは「悪い結果に抗おう」としたんですよね。今の旦那と結婚する前に見てもらったんですが、占い師が「その男は全然ダメだから違う人にしなさい」って言ったんです。そしたら、「見たこともないくせに!」ってむかついてきちゃって。自分はこの人が好きだって改めて思ったんです。それで、「絶対別れない!」って思って結婚したんですよね(笑)。
面白い! 言われたことをもとに自分の考えを振り返るきっかけにしたんですね。
そうそう。こう言われたけどわたしはこう思う、みたいなとっかかりになりましたね。占いでダメと言われても「それでも好き」と思えたら、なんだか自分の意志が強い気がして。あまり占いを信じているほうじゃないと思っていたんですが、そうやって結婚したくらいなので、占いで結婚したと言ってもいいかもしれません(笑)。
なるほど……。そういう使い方もあるんですね。
他の方はどうでしょう……?
わたしは占い師の言葉をお守りに今の恋愛を進めてますよ!
もともとあまり占いは信じていなかったんですが、以前たまたま行った占いで「24歳の時に付き合ってる人と将来結婚する」って言われたんです。で、あと2ヶ月で24歳になるので……、今の彼氏とあと2ヶ月もてばこの人と結婚しようって思ってます。
すごい。確信を得ようとしている感じですね。
そうですね。なんか「当たるかどうか」っていうよりも、それで背中を押してもらいたいんです。この人と結婚するのは、自分の気持ちだけじゃなく占い師も言ってたし、みたいな。
そっか。バックアップとしてって感じなんですね。自分がとった行動に対して「それでいいよ」って言ってくれたらうれしいですもんね。
そう。女友達に相談しても「共感」で終わっちゃって釈然としない時もあるし、かといって男の人に相談しても正論しか言わないこともあるし。そういう時にたとえば「今付き合ってる人と結婚します」って、堂々と言ってもらえたらホッとするじゃないですか。
占いで「結婚するな」と言われて「結婚しよう」と思ったり、「結婚すると思う」と言われて「はやく確信を得たい」と思ったり……。みんな言ってることがバラバラ……。
でも同じなのは「占いをきっかけに自分の気持ちを確認している」ということだと思いますよ。
なるほどなぁ。
それに、友達には言えないことが言えるのも大きいかもしれないですね。悩み相談も誰にしたらいいか迷うこともあるし。そういうときに聞いてくれて、占って、アドバイスまでもらえるんだから相談相手としてもすごくいいと思ってます。
たしかに。しかも「わたしはこう思う」みたいな価値観で語るのではなく、あくまで彼らが信じている“占い結果をもとに”話してくれるんですもんね。彼らはそれを信じて言ってくれているわけだから……。たしかに、ときには友達よりもいいかもしれないですね。
そうですね。あとは、重大すぎる決定はむしろ占い任せにしてみるっていうのも一つの手かもしれません。考えてもわかんないけど、今は運気がいいらしいからチャレンジしてみようかな、みたいな。転職も今年じゃなくて来年にしたらと言われたら、今はもうちょっと頑張ろうって思えたりしますし。
実際にそういうことはありましたか?
はい。わたしが一番好きなのは四柱推命で、これはもう統計学とも言われているんですが、その占いによるとわたし去年が婚期だったらしいんです。今年か来年に出会えればまだ悪くないけど、それ以降なら35歳まで待たないと最悪な結婚になるって言われて……。それで今、めっちゃ婚活頑張ってます(笑)。
占いの結果が今頑張るパワーになっている、と。
運気の流れ的に「婚期」があっても、占いは結婚相手を連れてきてくれるわけじゃないので、そこは自分が頑張らないと。
そっか。「当たるかどうか」を待つものじゃないってことですね……。
そうですね。自分の行動を決めるきっかけを作ってる感じです。「占いが何かを決める」と思い込んでしまうと大変ですが……。自分にとって上手に活かせるうちは、いいほうに作用してくれますね。
「良くなりたい」と思って占ってもらうのに、結果自分を縛るようになっては意味ないですもんね。
占いはあくまで自分や相手を知る「きっかけ」
皆さんのお話を聞いていると、占いは自分の思いに気づくきっかけになったり行動を変えるきっかけになったりしているようですね。
あとは、よく「占いなんて誰にでも当てはまるようなことを言う」っていう人がいますが……。
いますね。でも、それで何が悪いんだろうって思うんです。たとえば「何か悩んでいることがありますね」と言われてぱっと思いついたのが今一番の悩みなわけだし、「当てられた!」と、より自分の気持ちに気づけるじゃないですか。
たしかに。彼らの言葉を聞いて、「たしかに今わたし〜〜だしな」って自分で思い当たる節があるなら、考える上でいいきっかけになってるってことかもしれないですね。
ちなみに、当たりやすい占い・当たりにくい占いってあると思いますか?
どうでしょう? 信ぴょう性の意味じゃなくて、自分が好きな占いに関しては当たりやすいかもしれないですね。たとえば「わたしって超B型人間だから」って言ってる人に関しては血液型占いって大当たりするんですよね。逆に「血液型占いを読んだこともない」みたいな人にはもちろん当たらなかったり。
あーなるほど! 自分が当たると思ってるってことは「思い当たる節があります」ってことですもんね。じゃあ好きな人が「俺、めっちゃB型だから」とか言ってたら、そういう本を読めばいいのか!
たしかに。場合によっては対人関係にも活かせるかもしれないですね。
占いは、人とのコミュニケーションにも自分を見つめることにも使えるってわけですね。
そうですね。あくまで「きっかけ」という形で。
「当たるかどうか」で考えてるから好きになれない人もいるのかもしれないですね。そうではなく、自分の判断材料にするってことかぁ。ありがとうございました!
占いはたかがバックアップ、されどバックアップ。
三人とも決して「占いばかりしている人」ではないのですが、何か人生で迷ったときなどにうまく占いを活かしているそう。
今回教えてもらった活用法はこちら!
1. 人生の転機の前に占ってもらう。
2. その言葉をもとに、自分を振り返るきっかけにする。
3. いい言葉も悪い言葉も、盲信するのではなく自分の意思の確認に使う。
4. 腰が重かった行動を起こすきっかけにする。
5. 人に言えないことは占い師さんに相談する。
6. 人生の大きな局面では占いの結果に任せてみるのも、アリ。
今まで「当たるor当たらない」で考えていた人にとっては意外かもしれませんが、占いが好きな人でも「当たるかどうかはあまり関係ない」と思っているようですね。そう思えば、何か悩んだときに気軽に占ってもらおうという気持ちにもなるかもしれません。
「占いはちょっと」と思っていた人も、何か悩んでいることがあるなら占いを受けてみると、自分を振り返るいいきっかけになるかもしれませんよ!
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さえりさん (フリーライター)
書籍・Webでの編集経験を経て、現在フリーライターとして活動中。人の心の動きを描きだすことと、何気ない日常にストーリーを生み出すことが得意。好きなものは、雨とやわらかい言葉とあたたかな紅茶。 Twitter: (@N908Sa)
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