【ぐっどうぃる博士】仏教の“三毒”から学ぶ「いつまでも異性に愛されるための心構え」とは?
いつまでも愛されるために
付き合い始めた当初は「彼みたいに最高の彼なんていない!」と思っていたのに、なんだか最近「彼のいろいろなことが気になり始めたな…。」と感じていませんか。
ささいなことでも気になってしまうと、つい彼に対してダメ出ししたくなってしまいますよね。でもダメ出しをすると、男性の心は離れてしまいやすくなります。相手のいろいろなことが見えてくるのは、お付き合いが安定してきた証拠。
いま、このタイミングで「異性にいつまでも愛されるための心構え」について改めて確認しておきましょう。今回は恋愛カウンセラー・ぐっどうぃる博士の解説をもとに、仏教の「三毒」について見ていきましょう。
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目次
【異性に愛され続ける心構え1】仏教の「三毒」を知る
付き合いはじめは話も合うし、会っていてもすぐに時間がすぎていってしまって彼との幸せを感じていたのに、「意外とケチ」「時間にルーズ」「怒りっぽい」…など、彼のネガティブな面に目がいくようになっていませんか。そんな時は、「やっぱり彼じゃないほうが良かったかも…。」と感じて、優しくしてくれる他の男性に目移り気味になってしまうこともあるでしょう。
人はそんなとき「煩悩(ぼんのう)のエジキになっている」と、恋愛カウンセラー・ぐっどうぃる博士(以下、博士)は言います。
仏教において「人を最も苦しめる根本的な煩悩」は3つあるといいます。それが「貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)」の3つ。「貪(とん)・瞋(じん)・癡(ち)」は、自然にしていれば人は簡単に飲み込まれてしまうといいます。博士によると、この3つをコントロールできるようになれば「異性にいつまでも愛されること」ができるようになる、というのです。それではそれぞれの煩悩について見ていきましょう。
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【異性に愛され続ける心構え2】「貪(とん)」とは
「貪(とん)」とは、文字とおり「むさぼる」こと。例えば上記の例である「どんなに素敵な相手でも、手に入れた途端に他の人に目が行ってしまう」というのも、この「貪」に支配されている状態だといいます。
人は、「もっといい人がいるはず」「もっと楽しい恋愛ができるはず」と恋愛に対してもむさぼってしまがち。このような状態に陥ってしまうと、十分大事にされているのに「自分をもっと大事にしてほしい」と相手へ要求をしたり、「もっと優しくしてほしい」と不満を言うようになったり、実際に浮気をしてしまったりして、せっかくの幸せな関係をみずから壊してしまうようになる、といいます。
「貪」に支配されず「足ること」を知っていれば、そんな苦しみを味わわなくても済むといいます。そのために大事になるのが「相手に期待しないこと」。期待しない、というのは一見ネガティブのようにも見えますが、期待をするから相手に失望をしてしまうのです。「彼は確かにちょっと怒りっぽいかもしれないけれど、私の言い方も悪いのかも。」「遅刻してきたのは悲しいけど、昨日仕事遅かったみたいだから仕方ない。」「ケチに感じるけど、金銭感覚がしっかりしてるんだな。」などと、考えられるようになれば、「今の幸せ」に気づくことができます。
期待しなければ、不満も生まれず、むさぼることもしなくなるでしょう。そうすることによって自分の幸福を長続きさせることができるのです。
【異性に愛され続ける心構え3】「瞋(じん)」とは
次の「瞋(じん)」とは、もともと仏教においては「怒り」を表す言葉です。しかし、博士はこれを恋愛において「感情的にとらわれて理性を失うこと」と定義しています。
たとえば彼からの連絡がちょっとないだけでパニックを起こしたり、他の女性と仲良くしているだけで嫉妬から彼を叱責してしまったり、独占欲から相手を束縛してしまったり…、このように感情に支配されると自分にとっても相手にとっても「最悪の関係」になってしまうといいます。
ネガティブな感情である不安・怒り・後悔・嫉妬などを感じたときは、上記のような感情的な行動を取る前に、「感情が高ぶったときは何もしない」と決めておきましょう。
博士はこのような時に冷静になる方法として「スマホのアラームを24時間後にセットしておく」のがおすすめだと言っています。たいていの場合、24時間経てば冷静な自分に戻ることができるようになるといいます。音信不通の彼に対して、不安から彼に何度も連絡してしまうと、彼はあなたに対して決していい印象を持たないでしょう。場合によっては「束縛が激しい女」「嫉妬深い女」「精神的に不安定な女」と認識され、嫌われてしまうこともあります。感情に支配されそうになったら、まずは「24時間アラーム」とおぼえておきましょう。
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【異性に愛され続ける心構え4】「癡(ち)」とは
最後の三毒である「癡(ち)」は、「無知・知らないこと」という意味です。苦しみを生みだす癡(ち)は、仏教における「この世界の性質」と関係しているといいます。この世界の本当の性質を知ると苦しみは軽くなるということです。
しかし、博士はこれを恋愛にたとえて「男性を知らないこと」を「癡(ち)」と定義しています。男性の心理や生態のことを知らなければ、恋愛において男性とうまくやっていくことはできない、ということです。
男性はダメだしされるのが苦手、忠告やアドバイスは責められているように聞こえる、などの男性心理を理解していなければ、お付き合いを順調にさせていくのも難しいもの。これらを理解することで、女性とは異なった考え方や価値観も理解でき、お互いへの理解が深まるといいます。
これらの性差について理解するために、博士はジョン・グレイ博士の「ベストパートナーになるために」という本を読むことをおすすめしています。
ジョン・グレイ博士は男女の心理などの違いを「男は火星から、女は金星からやってきた」という言葉で説明しています。異星人ほど違う男女の価値観の違いを理解することが、異性に長く愛され続ける秘訣でもあるのですね。
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【異性に愛され続ける心構え5】「無常」について知る
仏教の考え方として、もう一つ覚えておくと恋愛に役立つものがある、と博士はいいます。それが「無常」というもの。
「無常」とは、「すべてのものは移り変わっていく」ということ。今の彼との関係も、いずれは終わりがくるかもしれません。結婚したとしても、いずれ「死」という別れが訪れることになります。
その間、年を一緒に重ねていけば、浮気のリスクがあったり、相手が仕事優先になってしまうようになったり、年齢による衰えから彼のタイプの外見でなくなってしまうことにもなるでしょう。このようにすべては移り変わっていき、それを止めることは誰もできません。
「変わっていくこと=無常」を理解していないと、人は苦しむことになってしまいます。たとえば「昔は愛してくれたのに」「あんなに仲良かったのに」など、過去を恋しいと思っていても、昔にもどることはできませんね。
「いつか変わりゆくものだから、今、目の前にあるものを大切にする。そうすれば、貪ったり、感情にまかせて傷つけたりしているひまはない。限りある今を楽しく過ごした方がいい。そういう気持ちでつき合っていると、恋愛が長続きします。」と博士は言っています。彼との「今」を大事にすることが、愛され続けるための心構えの1つなのですね。
いかがでしたでしょうか?
これを読んでいるあなたも、気づかないうちに三毒のエジキになっていなかったでしょうか?彼のあら捜しをする前に、一度自分について振り返る時間を持ちましょう。
(木村景子/恋愛ユニバーシティ)
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