「好きだけどHしたくない…」そう思ってしまう理由とセックスレス解消法

好きだけどしたくない…

「彼氏は好きだけどHしたくない」と思ってしまう事はありませんか？

セックスはお互いの愛情を確認したり、相手とのスキンシップをとったりするためには大事なことです。

でも、彼のことは大好きだし、ずっと一緒にいたいと思っている。手をつないだりするのは大丈夫なのに、なぜかセックスができない、このままじゃセックスレスカップルになってしまうかも…。

そんなお悩みを抱えている人は、意外と多いようです。

一体その原因はなんなのでしょうか。

女性側が彼を男性として見られなくなっていることによる「セックスレスの解消法」を今回はくわしく解説します。

なぜしたくないの？Hしたくない理由とは

そもそも、なぜ女性側が「好きだけどしたくない」と思ってしまうのでしょうか。
女性がHしたくないと感じてしまう理由をまずは見ていきましょう。

・二人の距離が近すぎる

お付き合いが長かったり、知り合ってからの期間が長い、同棲してすでに数年経つ、など彼が恋愛のパートナーとしてではなく、まるで「家族」のようになってしまっている場合、このようなお悩みを抱えやすくなるようです。

彼が兄弟や身内のような関係になっていると、そもそもセックスをすること自体に違和感を感じるようになります。

心を許し、安心して一緒にいられることは、カップルとしてとても理想の関係ですが、仲良しだからこそ家族のような距離感＝二人の距離が近すぎて恋人に見えなくなってしまうのです。

・彼を異性として見られない

上記の原因と同じく、彼をもはや「異性として見られなくなってしまう」のもセックスレスの原因の一つとなります。

人類学者ヘレン・フィッシャー博士のベストセラー著書『愛はなぜ終わるのか』では、「恋は3年で冷め、愛は4年で終わる」と提唱されています。

やる気や幸福感を得られ、ときめきを感じるホルモン「ドーパミン」。脳科学上では、このドーパミン効果は3年で切れ、4年目を迎えたころに自分の恋愛について冷静になるため、「結婚して4年目に離婚する夫婦が多い」とフィッシャー博士は発表しています。

たとえば同棲中でお風呂から裸で平気で出ても気にならない、デートで彼も自分もおしゃれをしなくなった、おうちデートが当たり前になった…など、相手の生活感を感じるシチュエーションが増えると、どうしても相手を異性として意識することができなくなってしまいます。

本来なら4年も経てば相手に飽きてしまうのは仕方のないことである、とも言えますが、そのために「友達カップル」となってしまうことも少なくありません。

・疲れている

仕事が忙しく、ストレスが多い毎日を過ごしていると女性側がセックスをする体力が残らず休日はゆっくりしたい…と感じてしまうことも多いようです。

彼のことは好きだけれど、疲れ過ぎていてセックスをすることが苦痛になってしまうこともあるでしょう。

・スキンシップで満足している

付き合いが長くなったカップルに多い傾向ですが、セックスをすることなくたとえばハグをしたり、一緒に眠るだけで満足しているカップルは、それだけでスキンシップしたときに出る神経伝達物質、「オキシトシン」（別名、愛情ホルモン）が分泌されます。

カップルとして仲がいいほど、ハグだけで安心感を感じることができ、相手への愛情がより深まることができてしまうので、体の関係をあえて持たずともお互いの愛情を確認しあえることになるのです。

「友達カップル」になる原因とは

「疲れている」から彼とのセックスができない場合を除き、彼を男性として見れない、まるで家族のようになってしまっている場合、「友達カップル」になっていることがセックスレスの原因になっていることが多いでしょう。

では、なぜ「友達カップル」になってしまうのでしょうか。

前述のとおり、相手にときめきを感じるドーパミンの効果は3年で切れます。

その後、二人の間には愛情ホルモンと呼ばれる「オキシトシン」という脳内物質が発生し、一緒にいると安心感＆幸福感を感じるようになります。

ときめきやドキドキした緊張感のある関係から、一緒にいるだけで安心できる穏やかな関係となるため、体の関係をもって愛情を確認する必要がなくなり、「友だちカップル」になってゆくのです。

友達カップルはとても仲がいいため、カップルとしてはある意味理想の形ではありますが、お互いに性欲を感じなくなってしまうというセックスレスの問題が取り残されてしまいます。

彼をふたたび「男」としてみる方法〜セックスレス解消法

では、どうすれば「友達カップル」になってしまった彼を、もう一度男性として意識できるようになるのでしょうか。

・彼に少し強引になってもらう

優しくていつも穏やか、話さなくてもお互いが考えていることがわかる、真面目、など彼に「オス」を感じられなくなると女性は彼に対してときめきが薄れてしまいます。

彼に少し強引になってもらいましょう。たとえば、「急に強引にキスをする」「ふとした瞬間に壁ドンをしてもらう」など、少女漫画などでドキドキするシチュエーションを彼に演じてもらうとドキっとして、エロスを感じるスイッチがオンになることもあるでしょう。

彼をうまく誘導できない場合は、一緒に恋愛ドラマなどを見て「こういうシチュエーション、ドキドキしちゃうな〜」などと、さりげなく彼にヒントを与えてもいいでしょう。

・彼の仕事姿を見てみる

いつも一緒いるときはあなたに安心しきって、だらしない姿をさらけだしているかもしれない彼も、仕事中はパリっとしているかもしれません。

同じ社内でなければ仕事中の姿を見ることが難しいかもしれませんが、たとえばテレワークなどで彼が仕事に集中している姿や、部下や同僚に指示をしている姿などを改めて見る機会があれば、ぜひ見てみましょう。

仕事に集中している男性の姿は、女性にとって「かっこいい」と感じる要素がたくさん詰まっているもの。いつもと違う彼をみて、ときめきを感じることもあるでしょう。

・休日を別に過ごす

いつも一緒に休日を過ごしているカップルなら、あえてお互いの時間を尊重して、違う趣味のイベントなどに参加してみましょう。

一緒にいるのが当たり前、という状況から別行動することでお互いのテリトリーが変化するため、相手がどんな時間を過ごして楽しそうにしているのか気になって、お互いを意識するようになるでしょう。

・一緒にベッドや布団に入る

もし寝室を別にしているのなら、一緒にベッドや布団に入るようにしてみましょう。セックスレスになっている原因として、別々の寝室や布団・ベッドに寝ていることも大きな原因です。

一緒にベッドや布団に入ることで、ふとした瞬間にスイッチが入ることも多いです。

・セックスについての話し合いをしない

「セックスレスになっていること」を話し合うことは、お互いにとって建設的に感じるかもしれません。しかし、そうすることで「週1はセックスしよう」などと、ルールを取り決めてしまうとセックスが事務的になってしまいます。

自然とそんな雰囲気になれるよう、あえて話し合いで解決しようとせず、ほかの方法でできることから試してみましょう。

・環境を変える

週3日以上彼のところに泊まりに行っていたり、すでに同棲状態だったり、週末は必ず泊まりにいく、というカップルの場合は、思い切って環境を変えましょう。

当たり前と思っている存在が急に離れていくと、その存在の大きさに改めて気付かされるもの。二人の距離が近ければ近いほど、この効果が高いでしょう。

・友達とWデートする

ラブラブな友達カップルとWデートしてみるのもいいでしょう。相手のカップルがラブラブなほど、初心を思い出してなんだか「私たちも負けていられない」という気持ちが湧いてくるもの。

また、友達の彼の存在に、彼が対抗心を抱いていつもより男らしい行動をしてくれるかもしれません。第三者の存在は、二人の関係に新風を巻き起こしてくれることも多いので、マンネリ化しているデートで悩んでいるのなら、ぜひWデートを試してみましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。一緒にいる安心感を感じられる愛情ホルモン「オキシトシン」は、セックスをしてオーガズムに達すると大量に分泌されるといいます。

友達カップルとして穏やかな幸せを感じていても、「このままセックスレスになっちゃうかも…」と漠然とした不安があるのなら、ぜひ上記の方法を試してみましょう。

セックスでよりお互いの愛情を確認しあって、今のいい関係をより良くしていけるといいですね。