意地悪だけど好き・・・周りに不評な彼氏とは別れるべき?
優しいときもあるのに…。
自分はいいと思っているし、大好きな彼。でも、「ときどき性格悪いというか、ちょっとイジワルすぎる」「友達にはいまいち評判が良くない」・・・そんなお悩みを抱えていませんか。
彼とこのまま付き合い続けていいの?結婚をしたら幸せになれる?なんて苦しんでいるのなら、もしかしたら彼は「モラハラ彼」かもしれません。
恋愛コンサルタントの橘つぐみ先生にお話を伺いました。
もしかしたら彼はモラハラ男かも…と思ったら、専門家に直接相談できます
「モラハラ彼氏」の実態を知る
彼がモラハラかも…?と悩んでいる女性達がよく言うのは、「でも普段は優しいんです」ということ。
お互い信頼があって、たまに皮肉っぽい物言いをする分には問題ありません。しかし、明らかにどちらかが傷ついているなら、あなたが思っている以上に深刻な事態かもしれません。
彼らが豹変するとき
もちろん、彼らはずーっと性格が悪いなんてことはありません。普段は温厚で優しく、社会的にもキチンとしていることが多いのです。
彼らが豹変するのは、「その女性が手に入った」と思ったとき。よくあるのは、結婚や出産後。そのため「結婚してから気付いた!」という場合もあります。既婚者の場合、親せき付き合いもちゃんとするタイプが多いので、周囲には見抜けず相談することもできず一人苦しむ女性もいます。
なぜ彼はいじわるを言うのか
さて、女性にいじわるを言う彼は、なぜそのようなことをするのでしょうか? まず、彼とあなたとで優れているのはどちらかなのかというと、あなたです。
「え? でも彼はよく『君は○○がダメだから』って言いますけど??これって、私に至らないところがあるからですよね?」
いいえ。彼はあなたをけなしてあなたのセルフイメージを下げさせることで、自分が優位に立とうとしているのです。
本来、相手の方が優れていると思った場合、「すごいなぁ」で終わるか、「相手に近づくため、自分も頑張ろう!」と思う人がほとんど。しかし、自己愛の強いタイプは違います。自分に自信がないので、彼女にダメ出しをするのです。「彼女がこうだから、俺が教えてやっている」ということですね。
女性が強い立場、強い意見を言い返すことができたり、天然の女性で言っても効果がない、つまりセルフイメージが下がらない場合は、「彼女がダメなシーン」を意図的に演出することさえあります。
彼の性格はいつか変わる?
自己愛の強い性格は変えることができるのか?と聞かれると、無理です。 彼らは「自分は絶対に正しい」と思っているので、自らカウンセリングに行くことは、しない場合が多いもの。
その女性はそんなにダメではないのに、彼の言葉による自分像が私そのものだと思ってしまう。「落ち込み傷つく→彼の刷り込みから抜け出せない」というのが、この手のタイプの男性にハマる典型的なパターンです。
CHECK!自己愛の強い男性の対処法
1.付き合う前の見分け方
次の項目に当てはまる男性は自己愛の強いタイプの可能性大です。
・店員さんやタクシーの運転手さんに横柄な態度をとる
・実家の親の扱いがぞんざいだったり態度が横柄
・自分のキャパを、あまり理解していない
・友達が全然いない(少ないのといないのは別)
・ブランドや権力など、みんながいいと思うもの、自分より上の立場のものに弱い
・会社に勤めた経験が(少)ない
・現在、一人社長などで、人と接することが少ない
・妻の浮気が原因で、離婚に至った(彼がバツイチの場合)
2.既に付き合っている場合
優しいことが1あれば、ひどいことを1いってもいいとか、10のうち7ひどいが、3優しいからいいということではないはず。 重要なのは「あなたがどう思うか」です。
「彼も結構いいところがある」などと言い訳をしないで、ヒドイとか悲しいと思った事実だけを友人や家族に伝え、客観的な意見をもらうこと。 その際、できるだけ幸せな恋愛・結婚をしている人や、人間関係に詳しい人にだけ話しましょう。
そうでない人に聞いても「あなたの尽くし方が足りないんじゃない?」など、二次被害に遭うこともあります。もし、あなたがそういう目にあっている場合、あまり気にしないこと。
また、彼といて本当に幸せなのか、じっくり考えてみること。彼と心の距離が離れていけばいくほど、本当に彼を必要なのか、真実が見えてくるはず。
3.結婚後に豹変する可能性は?
今は温厚でも結婚後に豹変する可能性もあります。結婚後の彼を結婚前に見抜くのは難しいですが、現段階でできることはあります。
それは、彼の父親が母親にどんな態度をとっているか、を探ってみるということ。結婚すると、結構な確率で親をコピーする人が多いもの。
彼が現在、あなたにいじわるなことを言ったりやったりする場合、実家でも同じことがおきていたはず。 父親が母親に同じことを言ったりやったりしていた場合は、結婚後、かなりの確率であなたにも同じことをするはず。
また、彼が母子家庭で育った場合も、身近な父親像がないので、現在モラハラの気があるなら、結婚後、似たようなことになるケースはあります。
4.それでも一緒にいたいなら
自己愛の強い人は、気分の浮き沈みが激しいです。ですから、機嫌が良いときを狙って言いたいことや、要求を伝えましょう。
また、彼らにはこの人のいうことだったら聞く、という存在が必ずいるはず。外面がよく、世間体を気にしますから、その人に言ってもらうのもいいでしょう。
それから、「私のせいで…」と思うのは、やめること。彼は、彼の都合で不機嫌なだけです。あなたは悪くありません!
基本的には、このタイプの男性と結婚しても幸せになれないので辞めたほうがいいです。交際中の状態でモラハラであるなら、将来エスカレートする可能性があります。あなたは、今のままで十分頑張っていますから、その頑張りを認めてあげてください!
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橘つぐみ (恋愛コンサルタント)
1979年東京生まれ。大妻女子大学文学部卒業。既婚、2児の母。中学~大学まで、10年間女子校で過ごす。大学生になっても出会いナシ、彼氏ナシ。「このままでは、一生男性と付き合えない…」 と、彼氏を作る努力をした結果、誰でも男性に好かれる独自の恋愛メソッドを確立。 大学4年の頃には、数多くの恋愛相談を行なうようになる。 2004年「つぐみ恋愛相談所」を設立。 「男選びは人生選び」をモットーとしたカウンセリング、勉強会を開催。 著書に 『野性の勘で恋せよ乙女!』(講談社) 『最終彼氏の見つけ方』(大和出版) 『5秒で彼診断 恋のリトマス試験紙』(毎日新聞社・共著)がある。
橘つぐみ プロフィール:
http://u-rennai.jp/professors/detail/15/橘つぐみ/
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