“卵子凍結”も可能!?「いつかは子どもがほしい!」と思っているなら、知っておきたい“妊活”の最新事情
“妊活”という言葉、最近よく聞くようになりましたね。お笑い芸人“森三中”の大島美幸さんが、妊活のために休業をしたことも記憶に新しいですが、「子どもをいつか産みたい」と思っていても,現時点でパートナーがいなかったり,パートナーがいたとしても不妊治療までは…と思っていたり、いろいろと悩みは多いものです。
そんな方にためになる記事が,女性向けのヘルス、ビューティ情報雑誌FYTTEの7月号(5月16日発売)に特集されていました。話題の「卵子凍結」など、最新の妊活事情の情報が満載でしたので、その一部をご紹介します。
1.パートナーがいる場合~“35歳をすぎたら検査をしてみよう”
今の「妊活はセルフで取り組むか、医師の指導の下に取り組むか―――の二つに一つ」なのだそう。
セルフとは、いわゆる「排卵日を予測して夫婦生活のタイミングを測る「タイミング法」」を試す方法のこと。実は、このセルフの方法は、“30代前半まで”のおすすめの方法なのだそう。
もし、いま35歳をすぎているのなら、「すぐに病院で検査を受けるところから始めたほうがいい」と、“とくおかレディーズクリニック” 院長・徳岡晋先生は記事内で言っています。
「35歳を境にして、女性の体は急速に妊娠しづらくなっていく」という厳しい現実があるのだそう。最近の晩婚化の傾向から見ても、状況が許さずに35歳をむかえてしまったという女性も多いですよね。芸能人が40代でも無事に出産しているのを見ると、“まだ大丈夫”と思ってしまいがちですが、実際には40代の出産実績は全体の3.2パーセントたらずというデータもあります。子どもがほしい、と思っていて35歳をすぎているのなら、まずは検査を受けてみるという選択肢を考えてみましょう。
2.パートナーがいない場合~“「卵子凍結」の最新事情”
“子どもがほしい”と思っていても、そもそもパートナーがまだいない、という人もいますよね。女性が結婚や出産を考える年齢は、仕事上でもキャリアを積んでいく年齢と重なっており、女性はいろいろな選択をしなければいけないことも多くなります。
そんな中、「2014年には千葉県の浦安市と順天堂大学浦安病院が20歳から35歳ごろまでの健康な女性を対象に、卵子凍結をサポートする「プリンセス・バンク」構想を発表」して、話題になりました。
卵子凍結とは、「女性の未受精卵子を文字通り凍結し、保存すること」。
「希望するタイミングで解凍し、体外受精で子宮に戻す」ことができるのだそうです。若いころの卵子を保存することができるので、卵子の老化を避けることができ、希望のタイミングで妊娠することができる、という利点があります。
浦安市のように、自治体が積極的に補助に乗り出す例も出てきており、今後認知度も高くなっていく一つの選択肢となりそうです。
いかがでしたでしょうか。妊娠・出産は女性にとってとてもデリケートな話題。
だからこそ、正しい知識を知って、人生設計をしていくことは大事なことなんですね。本誌では“産まない道を選んだ”人の経験談も載っており、また実際の不妊治療の検査内容や具体的な費用など、FYTTE7月号は一読の価値ありの内容がたくさんです。ぜひ手にとって見てみては。
出典:「35歳以上の“妊活”最新事情」
「FYTTE」7月号 2015年 P.43〜49
(文=知花きのこ / 恋愛ユニバーシティ)
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