“毒親“の支配から自由になって、幸せな恋愛や結婚を手に入れる3つのメソッド
「毒親」という言葉はご存知でしょうか? たびたびテレビや雑誌、Web媒体でも取り上げられ、いまやその存在が広く知れ渡るようになっています。毒親とはさまざま定義づけがありますが、一言でいうならば“子の人生を支配する親”のことです。
そんな毒親の影響で、恋愛や結婚がうまくいかなくなっている子どもが多数存在していることに注目したのが、恋愛結婚カウンセラーであり牧師でもある石井希尚氏。石井氏は著書『あなたを苦しめる母から自由になる本 母から離れ、自分らしい結婚を手に入れるレッスン』(SB Creative)の中で、毒親で苦しむ人に対し、「幸せになりたければ親を捨てなさい」と説いています。
ではいったい、毒親に人生を支配された人たちがどのように自分らしい結婚を手に入れることができるのか、長年のカウンセリング人生の中で著者がたどりついたメソッドの一部をご紹介します。
■結婚に関する親の意見は無視する
親が結婚を反対したとしたら、もちろんそれなりの理由があります。しかし親が反対する理由とは、別に親が反対しなくても本人がすでに「わかっている」タイプのものばかりなのです。つまりほとんどの人は、親の反対理由がわかったうえで、あえて自分の選びたい人を選んでいます。それができないというのは、毒親からの支配から逃れられていない証拠なのです。
■結婚についての相談は、第三者にすること
親という立場では、あなたに客観的な助言をすることができません。直接的に利害関係がある立場ですし、自分の気持ちに合わないことには反対するものです。何も親が悪人だと言っているのではありません。それが当たり前なのです。ですから結婚について悩んでいるのなら、あなたの人生がうまくいこうがいくまいが、基本的には痛くもかゆくもない部外者こそが、冷静で客観的な意見を与えてくれるのです。
■毒親とは物理的な距離をとること
毒親からの支配から逃れるには、まずは物理的な距離をとることが第一です。それはあなた自身のためだけでなく、子どもは自分のお人形ではないことに毒親自身が気付くための大切なステップなのです。しかしながら、毒親に支配されている子は、たいてい「親が心配だからそれはできない」と拒みます。ところがこれは、本当は自分を欺いている思考トリックなのです。本当に心配しているのは親のことではなく、自分がひとり暮らしすることで親が感情的になり、厳しい言葉で責め立てられることへの恐怖心から来ているのです。
今回は3つのメソッドをご紹介しましたが、著書『あなたを苦しめる母から自由になる本 母から離れ、自分らしい結婚を手に入れるレッスン』の中では、具体的なカウンセリング例とともに、多くの助言が細やかで語りかけるような優しい口調で説かれています。
毒親で苦しんでいる人はもちろんのこと、これから母親になろうとしている人にもぜひ手にとってもらいたい1冊です。
『あなたを苦しめる母から自由になる本 母から離れ、自分らしい結婚を手に入れるレッスン』
石井 希尚
(文=吉田奈美/ 恋愛ユニバーシティ)
吉田奈美 / 恋愛ユニバーシティ (フリーランスライター)
フリーランスライター。女性誌を中心に、タレントインタビュー、恋愛企画、読み物企画、旅企画、料理企画などを担当。また書籍の企画・構成も行っている。B級裁判や恋愛にまつわる裁判傍聴ライターとしても活動しており、『恋愛saiban傍聴記』(主婦の友社)を出版。フジテレビ『ホンマでっか!? TV』、テレビ東京『暴露ナイト』、関西テレビ『今週のスポットライト』、BSスカパー『ダラケ!』等、テレビ出演も。
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