“娘と仲良しママ”は結婚の障害になる可能性大!?母親の価値観にしばられずに、自立した女性になる方法

最近、“仲良し母娘”が増えていると言われています。娘にとってまるで友達みたいな母親の存在はとても大きいもの。でも仲がいいからといって、恋愛の悩みをいつも最初に母親に相談していたり、彼が母親に気に入られるかとにかく心配だったり…そんな人は要注意です。知らず知らずのうちに“母親依存”になっているのかも。

女性ファッション誌JJ 11月号(9月23日発売)において、家庭機能研究所代表で医学博士の斎藤学先生は、 “母親依存”を次のような状態と言っています。無意識に母親の価値観の言いなりになってしまい、何を決めるにも母親の顔色を伺ってしまう。また、同誌によれば、このような母親との関係が原因で結婚できない女性は多く存在しているのだそう。

そんな母親の呪縛から開放されるにはどうすればいいのかが、上にも書いたJJ 11月号で特集されていました。もう一度、母親との関係を見なおして、自立した女性になるための3つのポイントを特集の一部からご紹介します。

1. 自分の価値観をはっきりさせる
「ハピ婚研究所」主宰の大安ケイコさんによると、無意識にすりこまれている母親の価値観は、お付き合いする相手を選ぶ時にも影響してしまいます。「〇〇な男性じゃないと反対される」と無意識に母親の価値観の言いなりになってしまっているのです。でも、大事なのは「ママの言葉は絶対ではない」ということ。
たとえば「お医者さんと結婚したい」「専業主婦になりたい」など自分が相手を選ぶときのポイントをよく見なおして、その考えが「ママから発信されたものなのか自分で考えたものなのか」を見つめなおしてみましょう。
自分で考えたものなら、母親にどんなことを言われようと、自信をもって相手を母親に紹介できるようになるでしょう。

2.母親も嫉妬することを理解する
「女らしい服やハイヒールを身につけたとき」に、「はしたない」「男に媚を売って」と言われたり、また逆に、母親が娘と「女として張り合って」娘の欠点をあれこれ指摘したり、そんな経験をしたことはありませんか。
このように母親から度々ダメ出しをされると、娘は自分らしさを押し殺してしまうため、自分にとってどんなものが本当に好きなのかわからなくなってしまうことも。前述の斎藤学先生によるとこの背景には、「母親の嫉妬」が隠れているのだそう。
「娘に女として嫉妬していて」、知らず知らずのうちに「娘の幸せを押しつぶして」しまう母親がいるということも理解しておきましょう。

3.「いい娘」をやめる
母親に愛される「いい娘」で居続けようとすると、30歳、40歳と年を経ていくうちに母親から「自立できずに、発言やコミュニケーションが幼いまま、自立した大人として困難に向き合うことができない女性」になってしまうと、前述した大安ケイコさんはいいます。これは恋愛においても、未熟な恋愛しかできない女性になってしまうことにつながります。
母親に愛されるために生きるのはもうやめて、「一人の女性として考えを持って」生きていくようにしましょう。そのためには、母親と適度に距離をおき、自分で結論を導く癖をつけることが大事です。また、母親依存になる娘に多いのは「都会育ちの実家暮らし」の人が多いのだとか。もし実家暮らしをしていて母親と距離を置くことが難しいならば、家を出たり、連絡を取り合う頻度を「意識的に減らす」といいでしょう。

いかがでしたでしょうか?このほかにもJJ本誌にはママのタイプ別の行動例や、母娘関係の問題を扱った書籍紹介など、母親との関係を見直すにはぜひ読んでおきたい内容が盛りだくさんです。母親から自立して幸せな結婚を手に入れるためにも、ぜひチェックしてみては。

JJ11月号

出典:「依存と自立と、ママと私。」
「JJ」11月号 2015年 P.224〜227

(文=知花きのこ / 恋愛ユニバーシティ)

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