のはすが。
昔日本の伝統的な人形である土偶によく似たお姫様が黒猫と住んでおりました。姫は土偶であることが嫌だったので、食べ物を食べないでいたのです。
姫はようやく普通の人たちと同じ重さになっておりました。
6月のある金曜日。日本はたいそう湿度が高く、過ごしにくい日が続いておりました。
姫は朝からなんとなくめまいを感じていたのですが、もうすぐ週末だし、休めるわ、と思いつつ、冷房もない古いお城で過ごしておりました。
さて午後に王様から以前から約束していた半休をいただき、自分の小さなお城に戻ったのです。
自分のお城で早めに休んだ姫がおきたのは土曜日の午前11時。なんという時間でしょう。
「まるで怠け者の時間だわ!」
急いで起き上がると、まるで地球がいつもの1000倍も速く回っているかのようなめまいが襲ってきたのです。
少々注意力がない姫は頭をしたたか打ちつけ、こぶが出来てしまいました。
姫はそのまま寝台に倒れこみました。心配そうに黒猫が姫を見つめています。可哀想な事に猫の手は借りることはできません。
姫はそのまま水だけを飲んで過ごすことになりました。
姫はその体を細くするために、味のない泡のでる水と、天変地異が起きたときのための食べ物以外はもっておりません。
清らかなお水だけがたよりです。
翌日も同じです。
「ああ、こうしてお城で眠っているわたくしを助けてくださる王子様をはやく見つけておけばよかった。いえいえ、もっと食べるものをおいておけばよかった。」
と後悔します。
「明日は医師に診てもらおう。」とお風呂に入りますが、そのまま倒れてしまいそうになります。
さて月曜日になりました。王様のもとに行かなければなりません。しかし地球は相変わらず1000倍の速さで回っています。
王様の侍従長が「それはたいへん。どうぞそのまま休んでいなさい。」と言ってくれたので、姫はそのまま寝台で休むことにしました。
とうとう姫はお母様にお願いして、姫のお城に来てもらいました。
「あらあら、私の若いときと同じだね。それにしてもこの城には水以外ないのかい?」などと言いつつ、美味しいプディングをもってきてくださいました。
次の日、地球の回転はいつもと同じです。
「もう医師に見てもらう必要は無いんじゃないかしら。」と思いつつ、医師に診てもらうと、
「特に悪いことろはございません。」
とのこと。
姫は思いました。
「そういえば去年から王子様探しでずーっと忙しかったわ。きっと疲れているのね。」
と思い、お薬を飲んで寝てしまいました。
またその次の日、婚活疲れの姫が体重を計るとなんと3キロも減っているではありませんか!3月から比較すると8キロ減っています。
※賢明な読み手の皆様は姫がこっそり1キロリバウンドをしていたことにお気づきでしょう。
それでも目標体重から大きく下がっています。
「どんな出来事にもいいことも悪いこともあるのね。」
姫はつぶやきました。
でもこんな3日間は二度とごめんです。
教訓
一人でお城に住んでいる姫は、スポーツドリンクとヴィタインゼリーがないといざというとき大変なのです。
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