「イタい言動」をする有名人たち。そこから「幸せな生き方」を考察する。

「イタい言動」をする有名人たち。そこから「幸せな生き方」を考察する。

登場人物

渕上賢太郎(ふちがみ・けんたろう)博士
モテモテアカデミー及び夢を叶えるアカデミー主宰。数学、生命科学、行動経済学の博士号を持ち、人の心の動きを論理的に解明する。


山田君
博士を慕う冴えない32歳。博士の教えにより、彼女いない歴=年齢だったモテない人生に終止符を打った。特技はけん玉で地元の大会で優勝経験がある。

※この記事は、2011〜2013年までの間に、MSNのニュースサイト・ドニッチにアップされたぐっどうぃる博士の記事の復刻版です。


山田君 博士〜。なんか面白いネタないっすかね。ネタが欲しいんです。

博士 ついに君も、暇つぶしに僕の研究室に来るようになったか。
じゃあ、これを見たまえ。

山田君 ?
「ベストセラー作家だけど質問があるよ?」
なんですか、コレ?

博士 あの大ベストセラー「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーのマネジメントを読んだら」の作者、岩崎夏海氏のブログだ。
2011年10月19日にエントリーした「ベストセラー作家だけど質問があるよ?」という記事がこれだ。

何でぼくのことを承認欲求の強い人間だと思うの?
何でぼくがブックマークのためにブログを書いてると思うの?
なぜぼくの悪いところだけを取りあげて良いところを見ようとしないの?
なぜぼくのことを偉そうと批判する人ほど偉そうなの?
なぜ ぼくのことをスティーブ・ジョブズのような人間だと思わないの?
・・・
(一部抜粋)

こんな感じで19の質問が書かれていて、そのあまりのトンでもなさがネットの一部で話題になっている。質問のほとんどは自分を認めない、あるいは攻撃してくる人たちに向けたものらしいのだが。

山田君 こ、これは・・・。

博士 「それ、本気で言っているの?」と20番目の質問を加えたくなる内容だろ。

24日には、この質問記事の意図を補足するような記事を上げているが、これも
『日本の異能 岩崎夏海氏「ベストセラー作家から炎上ブロガーへ。転落+復讐こそ作家の歩むべき道」』
と、なかなかすさまじい。自分で自分のインタビュー記事を書いているんだな。

山田君 読んでると、こちらが苦しくなってくるような……。

博士 ああ、そうだ。一言で言ってしまうと痛々しい。

山田君 なんでこういうことになってしまうんでしょうねえ。

博士 ある特定のパーソナリティを持つ人が、何かのきっかけで一気に注目を浴びた時におちいる病(やまい)だ。古くは今井メロ。覚えているか?

山田君 なんでしたっけ?

博士 スノーボード・ハーフパイプの女子選手で、自作のラップを披露していたな。その直後、トリノオリンピックのハーフパイプで2度こけて、予選敗退。その後のブログ更新が一切なくなった。2006年の出来事だ。

山田君 そのラップって、確か、「ワンワン、ツーツー、スリースリー、フォーフォー! ガンガン ズンズン グイグイ 上昇!(中略)戦場・炎上・技・特上! 燃えた瞳が物語る
強い味方がmellowな売り♪ 夢に向かってフルパワー!!!」ってやつでしたっけ?

博士 覚えていすぎだろ!!

他にもそのような人はいる。たとえば、かつての亀田兄弟……。それから、かつて出家した保阪尚希。 かつての和泉元彌(いずみもとや)、それからかつて”ビッグ発言”をした田原俊彦。

山田君 そして、かつてのミッチーとサッチー。

博士 勝手に付け足すな! まあ、枚挙にいとまがないだろう。

彼らは自分が物語の主人公になってしまっているんだな。
自分の行動は注目されている」、「自分の行動は世間から求められている」そう思い込んでしまっている。

世の中は特別注目していないのにだ。
だから痛々しい。

山田君 調子に乗ってるってことですか?

博士 そうでもない。
意外と本人は、そのことに苦しんでいたりもするんだ。

こういう痛々しさを持つ人というのは一般にもいて、時々僕のところへ相談にやってくる。 そういうタイプの人の相談を聞いていると、「自分」においている比重がものすごく大きいことがわかる。

一言で言うと、世の中が自分中心に回っていると思っているんだ。

山田君 自己中ってことですか?

博士 自己中心的=自分勝手だとするとそれとはちょっと違う。
こういうタイプの人は、自分の存在そのものが他人に大きな影響を与えると思っている。そして、他人はみな自分の一挙一動に関心があると信じている。

それは、たとえば次のような形で現れたりする。

飲み会で一次会が終わり「二次会行く人いる〜?」と誘われる場面があるだろう?
そういう時に、このタイプの人は明日朝イチから仕事でも、少々体調が悪くても「帰ります」と言えなかったりする。

また、友人同士で遊びに行くのに車が必要だとする。その時に「誰か車出せる人いないかな?」と言われて誰も手を挙げなかったら、本当は車を出したくなくても手を挙げてしまう。

自分がここで帰ったら、自分がここで手を挙げなければ、物事が進まないんじゃないかと思ってしまうんだ。

山田君 いい人じゃないですか!

博士 そうだな。ただ、そんなことをしなくても物事は進んでいくんだよ。
自分が行かなくても二次会は楽しく行われるし、自分が車を出さなくても誰かが出したり、借りたりすればいい。
でも、このタイプの人たちは、自分がつねに物語の主人公だから、自分がいないと何も進まないと思ってしまうんだ。

山田君 なるほど~。

博士 だから逆に、2次会にみんなが参加するのに、そいつだけ「俺は、そういうの嫌いだから」と理由も無いのに、敢えて参加しなかったりもする。車を出せる状況なのに「誰かが俺に頼んだら、出すことを考えてもいい」なんて思っていたりもする。

自分の一つ一つの言動が、周りに多大な影響を与えていて、周りが自分の一挙一動を気にしていると信じているから、そういうマインドになる。

しかも、そのような言動をしたあとで、「みんなは僕の言動をどう思ったんだろう」と気になって仕方がなくなる。

いつも勝手に苦しんでいるんだな。

山田君 そのような人が、世間に持ち上げられると、あんな風に痛々しくなるんですね。

博士 その通り。

一般に「痛い発言」の多くは、若い時にされる。「中2病」という言葉を知っているか?元々は天才的ラジオパーソナリティ伊集院光が、中学2年生頃にしてしまう恥ずかしい言動を中2病と名付け、ラジオのコーナーにしたのが始まりだ。

山田君 でも、もしドラの作者は43歳です。

博士 彼は中2病をこじらせたのだ。

山田君 一つ質問があります。

博士 なんだ?

山田君 そのような人は、たとえば「けん玉・高度テクニックへの道」みたいなブログを書いて、人気がでると調子に乗ったりしますかね?

博士 そのような人は、人気が出れば、当然調子にのってしまうだろう。

山田君 そのような人は、人気が出れば、「けん玉のテクニック」だけじゃなく、自分の今日のファッションや、自分の恋人との幸せな日々を自慢気に書き綴ったりしますか?

博士 十分にありえる。

山田君 そのような人は、ブログに書くネタがなくなっても、「ファンが待っているから」と、必死になって新しいネタを探しまわりますかね?

博士 誰も期待なんてしていないのに、必死になってネタ探しをするだろうな。

山田君 そして、誹謗中傷を某掲示板で受けていたりするんですよね。「お前のファッション興味ないしw」「どうせエア彼女だろ」「写真見つけた、超キモイw」なんて。
そのような、勝手に苦しむ痛々しい人になんて言ってあげますか?

博士 前回も言った通り、彼らに助言をする必要はないが、こう言いたい。

「君は苦しんでいる。苦しんでる上に、人からは痛々しいと思われている。一つもいいことはないから、今すぐやめたまえ」だ。

山田君 それで、気が楽になりました。

博士 おまえの事かい!!


今回の勝手アドバイス
世界における自分の比重の小ささに気づけば、「痛い人」から卒業できる

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