どんな男性を選ぶべきか?vol.3-3

更新日 2019-06-07 14:53  公開日 2015-02-13 19:31

【誠実な男性】

恋愛の傷に疲れた多くの女性は、「誠実な男性」を求める。

この誠実な男性もだが、少なくとも3つのタイプがあると僕は考えている。

1つは、恋人を縛っておくのに必死になっている男性。
1つは、非常にモラル意識の強い、浮気癖のない男性。
1つは、過去に恋愛で相手を傷つけ自分も強く傷ついた男性。

最初のタイプは、20代前半以前や恋愛経験の少ない人、全然モテない人、魅力のない人に多い。
彼にとってあなたはとても魅力的で、あなたが離れていきやしないかといつも不安がっている。
このタイプの男性は束縛が強く、相手が自分の思い通りならないと苦痛を感じる。
あなたを心配するメールも、返事が来ないと怒りだす。
自分勝手で、「俺がここまで愛しているのに、どうしてお前は俺を愛せないんだ??」というタイプ。

次のタイプは、相手にも同様の強いモラルを求めてくる場合がほとんどだ。
そのモラルを守れない人間を信じられない。時に女性は非常に窮屈に感じ逃げ出したくなるだろう。

最後のタイプは、あなたにとってとても居心地がよいものとなるだろう。居心地が良い故に、あまりにあなたが調子に乗ると彼は疲れ果て、ついに別れを言い出すかもしれない。用心が必要だ。

重要な事は、「誠実である事」はこの章の最初に述べた、サバイバルスキルとは別問題という事。
また、あなたは誠実な男性に冷静になりやすいという事だろう。

あなたは彼をサバイバルスキルがあるかどうか冷静な目で判断し始める。
彼にこれまでの章で述べた(あなたが好む)サバイバルスキルがないと感じた時、あなたは目の前にいる相手に興味を失ってしまう。

男性としての魅力を感じなくなると、とたんに女性はその男性を好きでなくなってしまう。
気持ち悪いと感じる事すらある。
これが恋愛なら別れれば良いのだが、これが結婚したあとだと苦労するだろう。
大恋愛の後誠実な男性と結婚し、尊敬できないために完全に冷えきった関係を作る例は沢山ある。
(この愛情を子供に全てつぎ込まれては今度は子供が不幸になる)

【あなたを必要とする男性】

例えば、私がいないとその男性は駄目になるとあなたが感じるタイプ。
あなたは「相手に必要とされる事で自分の存在価値を見いだしている」。
相手を真人間にするのに、自分が必要だと感じる場合もある。

このタイプの女性は、自分の居場所を探している。
自分が誰か特定の人の役に立ちたいと思っている。自分の存在理由を見つけようとしている。
しかし、人間に存在理由はない。ないものを探そうとすれば苦しみを生む。

彼があなたの存在理由となった時、彼があなたの幸福の度合いを決めてしまうだろう。
彼が機嫌の良い時、あなたを愛している時、あなたも幸せだが
彼の機嫌が悪い時、あなたに興味を失っている時、あなたは苦しくなる。

そして、このような女性はほとんどの場合相手を駄目にする。
彼の駄目さを助けるため身を捧げれば、彼はますます駄目になる。
同時に、あなたへの恋愛感情をどんどん失って行く。
他の章で何度か述べたが、愛されなくなるとあなたの存在理由が無くなるので、あなたは苦しくなりより尽くす。
女性が恋人を全身全霊で助け、その恋人は他の恋愛対象を探すというケースはよく見かける。

また一部の女性は、彼を育てて一人前にしようとする。
この場合彼が成長している時、あなたも幸せだ。しかしあなたの望む彼ではない時あなたは苦しくなる。
このようなパターンに関しては他の章で何度か述べているが、男性には「駄目出し」でしかなく、男性を去らせる事になるだろう。

あなたが「相手に必要とされる事で自分の存在意義を感じる」のなら、長期にわたる幸福な恋愛関係を維持するのは難しいだろう。

【冴えない男性】

一部の傷つきたくない女性は、冴えない男性を選びたがる。
それでいて、熱く恋愛する事がない。

相手を好きにさせ、そしてその上である程度の心地よさを感じている。
相手を深く愛さず、退屈な日常を送っている。

自分が傷つかない様に行動するこのタイプの女性は、永遠に深い恋愛を経験できない。
傷つく事が無いという代償に恋愛を捨てているのだ。

また、一部の傷つきたくない女性は自分を差しおき、理想が異常なまでに高い。
身の回りにそういう男性がいないので、恋が出来ないと言い訳している。

これらの女性は傷つきたくない本能が強く、この本能が恋愛対象を決める。

【最後に】
この章で述べてきたスタイルで、女性は男性を選ぶのだと僕は考えている。

他にも、人により様々な側面から女性は男性を選ぶのだが、
言える事は
女性はサバイバルスキルを持つと感じる男性を好きになる。
自分に居心地の良い環境を作ってくれる男性を好きになる。
そして、自分を必要としてくれる男性を好きになるという事だろう。
この3つはそれぞれが独立に存在していて、女性は恋愛を続ける限り、時に傷つきながらそれらの選択の間をさまようのだろう。

更にこのシリーズの
どんな男性を選ぶべきか?vol.3-1
どんな男性を選ぶべきか?vol.3-2
を読んで行けば、自分(人間、女性)の選択の傾向が分かるかもしれない。

世の中に完璧な男性はいない。全くいない。
あなたの愛している人は、普通のどこにでもいる男に過ぎない。
自分を知り、相手を知る事で不幸な恋愛が避けられると僕は考える。

【おまけ】

1)
人間の選択とは面白い。

例えば、あなたが今恋をしているのなら、あるいはあなたがとても傷ついているのなら、この「どんな男性を選ぶべきか」の文章はほとんど意味をなさない。
分かっていても、今の自分の選択を変えられないのである。
感情が他の選択肢を消してしまう。

例えばルックスを重視する女性は、よっぽど痛い思いをしない限り、不細工な男性を好きになるなんて不可能だ。
人によっては不細工な男を見て、気持ち悪い!!なんて感じるだろう。
性の対象なんてありえない。

だからあなたは思い知る。
人生の選択は理性がしているのではなく、感情がしているのだと。

ほとんどの人は、故に運命を変えられない。
運命を変える鍵は自分の中にあるのに、だ。

2)
人間は成長の過程で、自分の「選択のスタイル(思考のスタイル)」を徐々に持ち、固めてしまう。
あなたの選択のスタイルは、これまでの経験や世界観が作りだしたサバイバルスキルそのものである。
生き物の根本としてある「サバイバルスキル:生き残る技術(自己の維持、子孫繁栄の技術)」と直結しているから、ここまで強く感情で縛られているのだ。

そういうわけで、重要な選択は常に感情が行っている。
重要な選択になればなるほど、感情があなたを支配する。
「好き」「嫌い」「気持ち悪い」「かっこいい」「惹かれる」「逃げ出したい」「鬱陶しい」「合わない」「間違っている」「良い」「悪い」
など。

選択だけでなく、そのスタイルも重要になればなるほど変わる事がない。
「私は物事を感情ではなく論理的に決めている」と信じている人は、「論理的に決める」という選択のスタイルを持っているだけにすぎない。
また何を選択するかには目的が必要であり、何を目的にするかがなければ論理は成り立たない。
その最終的な目的の決定に、論理は存在しない。
(だから論理的な選択をしながら不幸の中にいるおばかさんは世の中にいっぱいいる)
というわけで人は結局、選択のスタイルを意識的に、無意識的に持ち
それが感情を沸き立たせ、感情が人生の選択を決めているという事になる。
そうやって人類は生き残って来たのだろう。

この選択のスタイルは、先ほど述べた通り絶対と言って良いほど変えられない。
にもかかわらず、選択のスタイルは、時々間違いをやらかす。
この場合の間違いとは、その選択であなたが(いつも)不幸になるという事で定義づける。

この間違いは、智慧により少しだけ阻止できるかもしれないと僕は考えている。
例えば智慧は、食事のバランスを考えて食べないと、健康を壊すという事を知っている。
だから、特別好きじゃない食材もバランスを取る為に食べるときがある。
やがて、その食材を好きになったりする。

人生の選択における智慧とは、
まず自分自身の選択のスタイルを徹底的に深く知り、何故自分がこの選択のスタイルを持っているかを知る事である。
そう考えて僕はこの章を書いた。
智慧があれば選択を誤ったと感じた時、そこから執着なく素直に逃げられる手助けになるかもしれない。

3)
選択のスタイルは、絶対と言って良いほど変えられないのだが
通常、唯一がらり変えるのが極度の痛みとそれに続く出会いである。
何故ならば、生物学的に見れば痛みとは「おまえのこれまでの生き方だと生き残れない」という強烈な信号だからだ。
「選択のスタイルを変えなさい!!」と感情があなたに脅迫的に迫ってくる訳である。
そこに新しい選択の対象や新しいスタイルが飛び込んだ場合、それにすがりつく事になる訳だ。
これが第12回 『どんな男性を選ぶべきか? その1 (心の傷が次の恋愛相手を限定する)』
どんな男性を選ぶべきか?vol.3-1
に書いた事である。

「痛み」と「出会い」は思考のスタイルを変える訳だから、その出会いは「人」に限らない。

例えば恋愛で男性に尽くし酷い目に会った時、「ルールズ」という本に出会い、目から鱗が落ちる。
それを読んだ女性は運命を感じ、ルールズに従って生き方、選択のスタイルを変える。

ところが、「ルールズ」という本は男性のある限られた一面を描き出しているに過ぎない。
人によっては、ルールズのスタイルを盲目的に取り入れる事で、別の痛みが襲う事になる場合が有る。

4)
だから幸せになりたいのなら、痛みの中にいる時何に出会うかが問われる事になる。
その出会いが中途半端だったり、間違ったものだったりすると、再び別の苦しみが襲うという事になる。

痛みの中、苦しみの中にいる時、
あなたが新しいスタイルとの出会いを求めるので、
多くの人や書物が自分の信じるスタイルを提案したり押し付けてくるだろう。
例えば「安定した結婚こそが幸せだ」とか、「お金や条件で相手を選ぶべきだ」とか「退屈な毎日を捨てて、生活が不安定でも夢のある男を選べ」とか。
多くの場合その提案者は本気で言っている。自分がそれで成功し幸せになったと信じているからだ。
でもその提案者は、あなたではない。
あなたはその人と価値観も、何を幸せに感じるかも、経験も何もかもが違うのだ。
そしてその提案者は、人生の途中にいる。
しばらくしたら、その人が信じるスタイルがその人に不幸をもたらすかも知れない訳だ。

多くの提案者は、そこに気づかず自分を深く分析する事もなく、自分の経験とそれから得た浅はかなサバイバルスキルをあなたに勧めているにすぎない。
驚くべき事は、多くの人は自分が他の人と同じ世界観を持っているのだと信じきっている事だろう。
というより、自分と違う世界観が存在する事を知らない。
弱っている人は、そんなちんけな提案にでさえ、すがりつきたくなったりする。
が、本質を見抜かなければ、それは次の痛みを作る。
人はどんどん歳をとる。その選択のミスは、年齢とともにどんどん大きな苦しみを持ってくるだろう。
そして場合によっては、人生そのものを取り返しのつかないほど曲げてしまう。
安易な出会いに注意する事だ。

となるとあなたが幸せを得たいのなら、「あなたにとって何が幸せなのか?」を知る事こそ重要となる。
自分を知り、自分の世界観を知り、自分の選択のスタイルを知り、それがどのようにして出来て来たのかを知る事だ。
そうする事で、あなた自身の大きな選択の方向性が決まる事になる。
その時でさえ、あるものを選んであるものを捨てるには勇気がいるだろう。
が、捨てる必要がある。そうしないと両方を失う事になりかねない。
選択しない事も選択なのだ。
(これに関しては「「幸せを見つけるミチシルベ」にその一部を書いた)

5)
更に深く考えてみる。
「あなたにとって何が幸せなのか?」を突き詰めると、幸せになれるのか?
という問題。
例えば強い痛みは、「あなたにとって何が幸せなのか?」を根本的に変えてしまう事がある。
例えばある女性が、交通事故で足を失う事により、パラリンピックに出場する事こそが生き甲斐になったり、
ある女性は、セクハラを受ける事で、セクハラを与えた相手に「思い知らせる」事が生き甲斐になったり、
仕事に疲れきり、たまたま出会った宿で「ああ、僕はこんな田舎で宿をしたい」と気づいたり、
(気がついたと多くの人はいうが、気がついたのではなく痛みにより選択(思考)のスタイルが変わったのだ:パラダイムシフト)
そういう事は時々起こる。

6)
「何が幸せなのか?」は、イベントや時間とともにどんどん変わって行くのか?人によって全然違うのか?
というと、実はそうではない。
生物学的な視点から見ると、1つしか存在しない。

「幸せ」というのは、生き物である人を動かす1つの「飴とムチ」の飴に過ぎない。
その飴で人をある一定の方向に向かわせる。
僕たちがDNAによって作られた人間である限り、幸せというのはある一方向に固定される。
というかDNAによって固定されたある方向に、人は幸せと名付けているに過ぎない。
幸せの方向と、生命の目的(のようなもの)は同じ方向を向く様に出来ている。

このようにして考え抜いた結果、
僕は新しい「幸せとは何か」を解く鍵を手に入れた。
キーワードは「人はより良いサバイバルスキルを求める様に作られている」という事だ。
ここからくる幸せの見つけ方は実践的で、このプロトコルのように応用が効くが、今のところ書く暇がない。

mixiの「幸せを見つけるミチシルベ」コミュニティにどのようにして幸せを探すのか、の一部を載せたので興味のある人は読んでみてほしい。
いずれどこかに掘り下げて書くつもりだ。

7)
ここで、一般的な人たちの求める「幸せ」に話を戻す。
あなたが痛みの中にいたら、
まず自分を知りなさい。自分の選択のスタイルを知りなさい。
そのうえで、何に出会うかが問われている事を知りなさい。
世の中で「幸せな人」や、「成功者」は必ず、自分のスタイルに合った完成度の高い人物やアイデアと出会っているはずだ。
それはその人の幸せと直結する出会いであろう。

要はあなたは自分を知り、それに合った良い出会いをしなさい。そうする事で当面は幸せになれる。
まあ、そういう事だ。

今回は以上です。

彼選びを間違えると大変なことに・・・恋愛のプロに診てもらいましょう!

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