4/29「ダントツモテすぎ！ナチュラル・メイクセミナー」とその後

タイトルに惹かれて申し込んだ河村慎吾先生のメイクセミナー。
「ダントツモテすぎ」ですよ。それいったいどんな状態なんでしょう。味わったことがありません。

河村先生がまず教えてくれたのは、メイク以前の考え方でした。
外国人の女性達にもメイクを教えている先生が言うには、日本人女性は特に自分のことを卑下して四六時中そういう考えをしているんだそうです。
自分の顔のいいところは言えないのに、嫌いなところならたくさん言える・・・。
メイク用品を買いにくる時も、ここがいやだからなんとかしたいとか、ここが嫌いだから隠したいとか、”原因論”で買いに来る。可愛くなりたいからとか、こんな風になりたいからという”目的論”で来る人はほとんどいないそうです。確かに、そうやって考えて選んでいることがあるかもしれません。

だから、まず自分の顔を愛してあげて、大切に扱う。化粧水ひとつつけるにしても、自分が今まで「愛を感じるなぁ」と思った時の気持ちを思い出しながらつける。

何かのセミナーでも聞きましたし、昔本でも読んだことがありますが、自分で自分を扱っているようにしか他人は自分を扱わない、というのを思い出しました。だから顔を愛するという”型”をつける。気持ちではなく行動から入る。そのことを”姿勢”というのだそうです。

肌の触り方が変われば人への接し方が変わる。
人への接し方が変われば人からの扱われ方も変わる。

河村先生にメイクを習った人は、モテるどころか多すぎて選べない！という状態になるそうです。贅沢〜。それが「ダントツモテ過ぎ」状態なんですね。

今までの自分の肌や顔の扱い方を改めて意識してみて、”自分の顔を愛する”という流派でメイクする。
手先だけじゃなくて身体を使って、自分の顔やメイクに真摯に向き合う。
そして、メイクによってキレイになったり自信がついたりしたら、その後どうなりたいのかを想像する。
メイクは顔に表面的に施すだけのものじゃないんですね。

この日はファンデーション・チーク・グロスの３点に絞ったセミナー。
なぜこの３点かというと、この３点が男性が見ている所だから。
逆に言うなら、この３点を押さえておけば男性から見てかわいいなと感じてもらえるから。
女性がつい力を入れてしまいがちなアイメイクなんかは、ほとんど見ていないそうなのです。

まずどんな姿勢で塗ったら良いかを具体的に教えてもらいます。
姿勢を正して座って、肩を使って・・・。
次に塗り方。これがとっても斬新。特にファンデーションは、あご先・鼻下・フェイスライン・おでこには塗りません。
私はもともとおでことフェイスラインには塗らないようにして、自分の肌に自然になじませています。全部に塗ってしまうとメイク感がすごく出てしまうし、のっぺりしてしまうから。でも、鼻下に塗らないというのはちょっと新鮮でした。これらの箇所に塗ってしまうと、塗ってる感が出てしまうからだそうです。
鼻先も控えめに。指で優しく塗りながら最後まで抜けきります。

同じようにチーク・グロスと続きます。

私がドキッとしたのは、ファンデーションを塗る時の指のすべらせ方を指摘されたとき。後半がサーッと速すぎていたようで、河村先生曰くそういう人は「デートの別れ際もさっさと帰ってしまう人」なんだそうです。

当たってる・・・！
恥ずかしながら当たってる・・・！

デートの別れ際って、私は恥ずかしすぎて名残惜しそうにいつまでも見送る、とかできないのです。それができたらいい女だなあというのは理解できますが、なんせ恥ずかしくて・・・。
でももしかしたら、最初に聞いた「まず行動から入れば気持ちはあとからついてくる」という理論の通り、塗りながら最後まで丁寧に抜けきればいずれ好きな人をいつまでも見送れる人になれるかもしれません。って思ってやることにします。

ちなみに人の記憶はわりと曖昧で、基本的には”最初”と”最後”しか覚えていないそうです。
だから最初に会った時と最後に別れる時に潤っていれば、例え中間が乾いていたとしても”いつも潤っている人”という印象になるんだそうです。
メイクは落ちる・崩れるが前提。だからポイントを押さえるだけでいい。これ、すごくためになりました。

最後は隣の席の人と、お互いの目を見つめながら良いところを褒め合います。そんな風にして、いつも人と接するようにすると、相手の見え方や、付き合い方が劇的に変わって来るんだそうです。

「魅力はわざわざ見に行くもの」
「恥ずかしいの向こう側にキレイがある」
河村先生のメイク講座は、単なるメイクのテクニックを教わる講座ではありませんでした。
メイクによって、自分も周りも幸せにするための講座という感じがしました。

さて、このメイク講座から約一ヶ月。よほど時間がない時でない限り、習ったやり方で毎日メイクしています。
でも動画を見返してみたらちゃんとできていないこともちらほら。

それでも、久し振りに会った友人に「キレイになった」と言われました。チークがちゃんと可視化されていれば、アイメイクを頑張る必要がないこともわかりました。
化粧水をつけるときも、いつも自分をいたわりながらやさしくつけています。それが直接どう影響するのかまだはっきりわかりませんが、自分の顔を大切に扱うって幸せだなと思えるようになりました。
そして、気になっている人とのデートの別れ際、彼が見えなくなるまでちゃんと見送ることができたのです。短い距離でしたが、なんかちょっと頑張れた・・・！

これが本当に身に付くのは河村先生曰く４５回以上やってから。
動画を見返して思い出したこともあるし、まだまだ頑張ってみようと思います。

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