とんでもない要求コメント No.11542

No.115422012-10-23 17:38

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 コメント内での貴女のお話も拝見いたしました。

 自己愛性パーソナリティ障害の病原の多くは、かなり重度の自己不信です。なぜ尊大な意識が生成されるのかは、ほうっておいたら自己不信が進み、生きていけなくなるため、人間の心にある防衛機制が、潜在意識とはまったく逆の自分が好きという歪な状況に陥らせていくのです。潜在意識では自分が嫌いで、表層意識は自分が好きでレベルが高いと思い込む。これが、どれだけ危ない状態なのかは、ご理解頂けると思います。

 さて、これであると仮定してお話しましょう。まず、彼の素晴らしく徹底的に管理された生活ですが。そこまでしても、病気が改善できるだけの自己満足を得ることができていない、というだけの話です。
 あなたは、ちょっとしたことでも自分を褒めませんか?私もそうですよ。今日は料理が美味しくつくれた。愛しい人が、美味しそうに微笑みながら、食べてくれた。それだけで、胸がほわわ、と温まり、甘酸っぱくなり。そんな自分に、よくできましたという。それが、出来ない人は、際限なく完璧を突き詰めます。
 貴女が遅刻した時に、彼が罵倒などをするのは、貴女が自分の所有物であるからです。貴女がルーズだと彼の責任となるからです。その論拠は、彼が貴女以外に、彼の交友関係に負の部分を見せたことがないという仮定です。「彼がそんな事言うはずがない」「あんなに良い人なんだから、あなたの対応が悪かったのでは」貴女はこの台詞を字面どおりに受け止めたようですが、この二つの言葉の持つ意味は深刻です。
 単なる自分を賞賛する装置、あるいは、自分よりレベルが低い故に優越感が得られる装置。この友人たちは何も要求しなくても、彼のもとめるものをありのまま持っているのです。だから、何も要求していないだけの話です。これが、貴女が彼のプライドに関わる所有物である確たる証左です。

 人間関係というのは、許容でこそ生まれます。良い所も悪いところも受け入れ。受け取り手がプラスの方が大きいと感じて、成立するものです。本来、お互い迷惑を時にはかけあい、許しあい、補いあっていきます。それが当たり前の人間関係であり、あなたも此方がわの住人です。
 彼は、おそらくそうではありません。完璧主義には、ものすごいストレスが生まれます。人間そんなに完璧ではいられません。そのストレスを、他人を見下げる等の病的な優越意識などで、どうにかしているだけに過ぎません。完璧でいようとする理由が、深層心理上での自己不信や、自己嫌悪。しかしそれを表装意識は否定する。そういう超難治性の病気の可能性を念頭においてください。

 貴女がはまっているのはモラハラ男のパターンにではなく、自己愛性パーソナリティ障害者の所有する、己のパラメータを高める装備としてのパターンです。
 貴女の個性は彼にとって邪魔で、修繕すべき疵であるということです。支配され、与えられた目標を達成し、そのことに喜びを見出して生きられる人もなかにはいます。ですが、貴女はとてもそうは思えません。


 勿論これまでのお話は単なる憶測でしかありませんが。強く、貴女がこの相手と別れる事をお勧めします。

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