このまま彼を信頼して付き合って良いのでしょうかコメント No.58267
あんずさん、初めまして。
Mammieと申します。
少々、コメント失礼いたします。
今回のケースに関して、あんずさんは「信頼」という言葉をキーワードにしていらっしゃるようにお見受けしますが、主な原因となっている「彼の喫煙」が意味するところについて、少し掘り下げてみる必要があるのではないかと思いました。
まず、あんずさんは、彼が禁煙する約束を破り、1年半もの間裏切られていた、と主張されていますが、相談文を拝読する限り、そもそも禁煙は、あんずさんと彼との間に交わされた絶対の約束であったのかどうか、というところが疑問に残ります。
付き合い当初、あんずさんは
「自分の前では煙草を吸わないで欲しい」
と、彼に要求をしたようですが、「禁煙」というキーワードを出したのは彼の方であり、友達に話したことも含めて実は彼の一方的な宣言に過ぎなかったのではないかというふうに見受けられました。
それを、あんずさんがあたかも「禁煙」をふたりで交わした、(彼が)守るべき絶対の約束であるかのように誇大解釈してしまっていたのではないかということです。
加えて、どうしても守ってもらいたい約束なのであれば、「明確な期限」然り「守らなかった場合の対応策」というものも必要になってくるでしょう。
こういった設定もしないままに「一方的に約束を破られた」「信頼を裏切られた」という被害者的な考え方をしてしまうのは、得策とは言い難いかもしれません。
もちろん、そういった話も出ていた場合ならば、話はまた別だということになりえますが…。
もっと言うなら、彼は1年半の間、
「私の前では煙草を吸わないで欲しい」
という、あんずさんの要求にしっかりと応え、律儀に守り通していたという見方もできます。
自分で出した宣言までは守れなかったにせよ、あんずさんの気持ちにはきちんと応えようという姿勢があった、と考えても良いところではないかとも思うのです。
また、大学生のあんずさんと社会人の彼、そして非喫煙者(=嫌煙家)と喫煙者(=愛煙家)とでは、考慮すべき立場や状況が最初から全く違っているということも考えられます。
そもそもですが、あんずさんはどうして、彼に煙草を止めてもらいたいと考えていたのでしょう?
煙草が嫌いな嫌煙家だからですか?それとも、身体に悪いから(=彼の健康を心配して)?
あんずさんが煙草を嫌う理由があるように、彼にもまた煙草を吸う理由があるということなんです。
確かに、煙草は吸っている本人のみならず、周囲への健康被害が騒がれるようになってから、嫌煙者の立場は年々強くなり、「止めるのが当たり前」「止めさせるのが正しい」という声も大きくなっているかもしれません。
あんずさんの年代であれば、尚更だとも思います。
しかしながら、昔ほどではないにせよ、仕事をしている社会人男性にとって、煙草というのは、火の貸し借りや喫煙所での会話があることから、社内の人間関係における潤滑油、いわばコミュニケーションツールとなっている背景もあったりするのです。
彼も極端なヘビースモーカーではなく、吸っても数本程度ということなら、こういう目的もないとは言えないところがあります。
また、非喫煙者が思うほど、煙草は簡単に辞められる、というものでもありませんし、彼のお金と責任でやっていることである以上、喫煙するか否かは本来、彼の自由であるということです。
あんずさんは煙草は嫌だからというほんの軽い気持ちで、吸わないでと口にしたのかもしれませんが、事実、彼にとってはこれだけの重大な問題であった可能性があります。
それでも、大好きなあんずさんをがっかりさせたくはない、という愛情の板挟みにもなったことでしょう。
もう一度、何故彼に煙草を止めてもらいたいのか、あんずさんの思う明確な理由を考えてみることをお勧めします。
その理由によっては、そもそも喫煙者と判明した時点で、交際そのものを見合わせなければ、最終的にお互いが不幸になってしまうことも起こり得るからです。
持病やアレルギーなどの関係で、どうしても身近な人、パートナーの喫煙は容認し難いという事情自体は時としてあり得ます。
事実私がそうであり、そのためにも、主人をはじめ、これまでの交際相手については、交際前から彼が喫煙者ではないということをきっちり確認し、これだけは、譲れない明確な条件としていました。
また、以前、あんずさんのように彼の喫煙に口出しをしてしまったという相談に回答したことがあるのですが、このケースでは、
「他の人の煙草は別にどうでも良いのに、彼については(何となく)許せなかった」
のが、その理由であるということでした。
この程度の理由で、彼に対して吸わないことを一方的に要求するのは、はっきり言うと危険です。
結婚が決まり、家族計画を話し合う段階に入って、禁煙をお願いする、というシチュエーションはあり得るでしょうが、おふたりはまだそういう時期でもありませんよね。
煙草そのものが許せないのか、彼氏が煙草を吸っているということが許せないのか、それによって対応策が変わります。
例えば前者なのであれば、最初から、彼はあんずさんにとっては選んではいけない相手だったということになってしまうでしょう。
でも、考えてみたら実際は後者で、大した理由はなかったのに、要求だけはキツくしてしまっていたとしたら、ふたりの良好な関係が壊れるリスクだけが残ってしまうことになり得るのです。
ぐっどうぃる博士の理論でのコメントは希望されていないのは承知ですが、このように
「(何となく許せないから)煙草を止めて欲しい」という安易な要求は、男性に対する「ダメ出し」だったり、下手をすれば、男性のプライドを傷つけ、趣味や自由を脅かす行為にもつながってしまう事があります。
本来、自分は変えられても、よほどでない限り、相手のことを変える、変えさせることは不可能なのです。
相手が相応のお金や時間をかけて楽しんでいる趣味嗜好やライフスタイルへの理解を示さず、安易に言及することは、想像以上に相手にダメージを負わせてしまうことにもつながります。
まだまだ大学生のあんずさんには想像しづらいことも含めて、厳しいことをたくさん書いてしまいましたが、たくさんあるうちの考え方のひとつと捉えてくだされば幸いです。
こういったことも踏まえながら、あんずさんご自身が、何を望み、今後をどうしていきたいか、じっくり考える機会にするのも良いように思いました。
コメント失礼いたしました。
Mammieと申します。
少々、コメント失礼いたします。
今回のケースに関して、あんずさんは「信頼」という言葉をキーワードにしていらっしゃるようにお見受けしますが、主な原因となっている「彼の喫煙」が意味するところについて、少し掘り下げてみる必要があるのではないかと思いました。
まず、あんずさんは、彼が禁煙する約束を破り、1年半もの間裏切られていた、と主張されていますが、相談文を拝読する限り、そもそも禁煙は、あんずさんと彼との間に交わされた絶対の約束であったのかどうか、というところが疑問に残ります。
付き合い当初、あんずさんは
「自分の前では煙草を吸わないで欲しい」
と、彼に要求をしたようですが、「禁煙」というキーワードを出したのは彼の方であり、友達に話したことも含めて実は彼の一方的な宣言に過ぎなかったのではないかというふうに見受けられました。
それを、あんずさんがあたかも「禁煙」をふたりで交わした、(彼が)守るべき絶対の約束であるかのように誇大解釈してしまっていたのではないかということです。
加えて、どうしても守ってもらいたい約束なのであれば、「明確な期限」然り「守らなかった場合の対応策」というものも必要になってくるでしょう。
こういった設定もしないままに「一方的に約束を破られた」「信頼を裏切られた」という被害者的な考え方をしてしまうのは、得策とは言い難いかもしれません。
もちろん、そういった話も出ていた場合ならば、話はまた別だということになりえますが…。
もっと言うなら、彼は1年半の間、
「私の前では煙草を吸わないで欲しい」
という、あんずさんの要求にしっかりと応え、律儀に守り通していたという見方もできます。
自分で出した宣言までは守れなかったにせよ、あんずさんの気持ちにはきちんと応えようという姿勢があった、と考えても良いところではないかとも思うのです。
また、大学生のあんずさんと社会人の彼、そして非喫煙者(=嫌煙家)と喫煙者(=愛煙家)とでは、考慮すべき立場や状況が最初から全く違っているということも考えられます。
そもそもですが、あんずさんはどうして、彼に煙草を止めてもらいたいと考えていたのでしょう?
煙草が嫌いな嫌煙家だからですか?それとも、身体に悪いから(=彼の健康を心配して)?
あんずさんが煙草を嫌う理由があるように、彼にもまた煙草を吸う理由があるということなんです。
確かに、煙草は吸っている本人のみならず、周囲への健康被害が騒がれるようになってから、嫌煙者の立場は年々強くなり、「止めるのが当たり前」「止めさせるのが正しい」という声も大きくなっているかもしれません。
あんずさんの年代であれば、尚更だとも思います。
しかしながら、昔ほどではないにせよ、仕事をしている社会人男性にとって、煙草というのは、火の貸し借りや喫煙所での会話があることから、社内の人間関係における潤滑油、いわばコミュニケーションツールとなっている背景もあったりするのです。
彼も極端なヘビースモーカーではなく、吸っても数本程度ということなら、こういう目的もないとは言えないところがあります。
また、非喫煙者が思うほど、煙草は簡単に辞められる、というものでもありませんし、彼のお金と責任でやっていることである以上、喫煙するか否かは本来、彼の自由であるということです。
あんずさんは煙草は嫌だからというほんの軽い気持ちで、吸わないでと口にしたのかもしれませんが、事実、彼にとってはこれだけの重大な問題であった可能性があります。
それでも、大好きなあんずさんをがっかりさせたくはない、という愛情の板挟みにもなったことでしょう。
もう一度、何故彼に煙草を止めてもらいたいのか、あんずさんの思う明確な理由を考えてみることをお勧めします。
その理由によっては、そもそも喫煙者と判明した時点で、交際そのものを見合わせなければ、最終的にお互いが不幸になってしまうことも起こり得るからです。
持病やアレルギーなどの関係で、どうしても身近な人、パートナーの喫煙は容認し難いという事情自体は時としてあり得ます。
事実私がそうであり、そのためにも、主人をはじめ、これまでの交際相手については、交際前から彼が喫煙者ではないということをきっちり確認し、これだけは、譲れない明確な条件としていました。
また、以前、あんずさんのように彼の喫煙に口出しをしてしまったという相談に回答したことがあるのですが、このケースでは、
「他の人の煙草は別にどうでも良いのに、彼については(何となく)許せなかった」
のが、その理由であるということでした。
この程度の理由で、彼に対して吸わないことを一方的に要求するのは、はっきり言うと危険です。
結婚が決まり、家族計画を話し合う段階に入って、禁煙をお願いする、というシチュエーションはあり得るでしょうが、おふたりはまだそういう時期でもありませんよね。
煙草そのものが許せないのか、彼氏が煙草を吸っているということが許せないのか、それによって対応策が変わります。
例えば前者なのであれば、最初から、彼はあんずさんにとっては選んではいけない相手だったということになってしまうでしょう。
でも、考えてみたら実際は後者で、大した理由はなかったのに、要求だけはキツくしてしまっていたとしたら、ふたりの良好な関係が壊れるリスクだけが残ってしまうことになり得るのです。
ぐっどうぃる博士の理論でのコメントは希望されていないのは承知ですが、このように
「(何となく許せないから)煙草を止めて欲しい」という安易な要求は、男性に対する「ダメ出し」だったり、下手をすれば、男性のプライドを傷つけ、趣味や自由を脅かす行為にもつながってしまう事があります。
本来、自分は変えられても、よほどでない限り、相手のことを変える、変えさせることは不可能なのです。
相手が相応のお金や時間をかけて楽しんでいる趣味嗜好やライフスタイルへの理解を示さず、安易に言及することは、想像以上に相手にダメージを負わせてしまうことにもつながります。
まだまだ大学生のあんずさんには想像しづらいことも含めて、厳しいことをたくさん書いてしまいましたが、たくさんあるうちの考え方のひとつと捉えてくだされば幸いです。
こういったことも踏まえながら、あんずさんご自身が、何を望み、今後をどうしていきたいか、じっくり考える機会にするのも良いように思いました。
コメント失礼いたしました。
- [年齢非公開]
- Mammie ランク圏外
※「このまま彼を信頼して付き合って良いのでしょうか」の全コメント
- あんずさん初めまして。
きつい言い方になりますが、よろしければこれも一つの意見だと思って聞…
Shawty -- (No.58266) 2016-07-06 02:37 - あんずさん、初めまして。
Mammieと申します。
少々、コメント失礼いたします。
今...
Mammie -- (No.58267) 2016-07-06 05:45 - あんずさん、はじめまして。
彼氏さん、自分から煙草をやめると言ってくれたのですね。
あん…
alto -- (No.58268) 2016-07-06 09:56 - 厳しいコメント失礼いたします
主さんの相談文を読ませて頂きひとこと
面倒くさい女
…
あ−りん -- (No.58269) 2016-07-06 10:57 - 価値観の問題ですから、無理に許す必要もないと思いますよ。ウソをつかれたら、もう終わりっていう関係…
redchili -- (No.58277) 2016-07-06 15:28