恋愛相談ラボ２〜彼女がいる彼と付き合いたい！片思い編 byぐっどうぃる博士

「彼女持ちの彼」を諦められない！

せっかく気になる彼ができたのに、彼には彼女がいるみたい…でも諦めきれない！そんなときはどのように、片思いの彼との距離を近づけていけばいいのでしょうか。また、最終的に、彼とお付き合いするには…？

恋愛に悩む相談者さんのために、恋愛カウンセラーぐっどうぃる博士と、助手の“普通のOL代表あけみちゃん（32歳）”が、対談形式で解決していくシリーズ第２回目です。
「彼女のいる彼を好きになったけど、どうすればお付き合いできるのか？」についての後編をお届けします。

今回のご相談：
「ぐっどうぃる博士、教えてください。彼女がいる男性を好きになってしまいました。どうしたら良いですか？」
彩花さん（30歳、医療・福祉業界、専門職）

この記事を書いたぐっどうぃる博士などが、あなたの恋愛の悩みを分析し、直接アドバイスします

前回記事：恋愛相談ラボ１〜彼女がいる彼を好きになったら？片思い編　byぐっどうぃる博士

彼女がいる彼と付き合う方法〜前回のおさらい

あけみ：今まで彼女がいる彼と上手に距離を縮めていき、最終的にお付き合いする方法の２つ目まで博士に教えてもらいましたね。

博士：はい、そうですね。

＜彼女がいる彼と付き合う方法５つ＞

１）タイミングを計る
２）彼の罪悪感を消す
３）全てで彼女に勝る
４）非日常と非現実を彼に与える
５）手に入りそうで入らない距離を作る

あけみ：じゃあ、さっそく前回のおさらいからいきますね。１つ目の「タイミングを計る」はつまり、「彼が彼女と付き合ってラブラブな間はアプローチせず、彼が彼女と付き合い始めて数ヶ月たったら軽くアプローチ開始、うまくいってなさそうとわかったら、積極的に速攻開始！」ということですよね。

博士：さすが、いつくるかわからない将来のために、熱心にメモとっていたことだけありますね。メモにも「速攻開始」って書いてあるんですか？

あけみ：…いつくるかわからない、は余計ですよ。で、２番めの「彼の罪悪感を消す」は、「彼女がいるのに別の女性と会ってるという罪悪感を、軽減してあげる」ってことでしたよね。

博士：そうです。罪悪感があると両思いにはなれません。

あけみ：開き直って、言葉巧みに彼の罪悪感を軽減しなければいけないんですよね〜。

博士：「罪悪感」をもったら、彼女のいる彼と付き合うことはできませんからね。罪悪感に迷ってはいけません。

あけみ：で、罪悪感に迷ったら海外ドラマの「ハウス・オブ・カード　野望の階段」を見ろ、と。

博士：そういうことです。

あけみ：…前回読んでない人はなんのことが分からないでしょうね。

博士：それは前回を読んでいただきましょう。

前回記事：恋愛相談ラボ１〜彼女がいる彼を好きになったら？片思い編　byぐっどうぃる博士

彼女がいる彼と付き合う方法３：全てで彼女に勝る

あけみ：次の３つめ「全てで彼女に勝る」について教えてください。

博士：うん、ヨカバイ。

あけみ：また突然の熊本弁…。

ええと。すべての条件において彼女に勝つってことですけど、「すべて」で勝たないといけないんですか？

博士：そうです。1つでも多く勝っているほうが有利になるでしょう。男性も女性も、恋人がいる場合、その恋人と目の前の異性を比べます。「顔はどちらが良いのか？」「どちらが優しいか」　「どちらがノリが合うか？」など。

あけみ：常に誰かと比べられているなんて、いやだなあ…。

博士：でも、ジャッジをするのは仕方のないことなんです。しかも、それが逆にチャンスだったりします。

「お前がもっと○○だったらなあ」は危険なサイン

博士：なぜなら、彼が彼女に不満を持っていたら、…まあ大抵の場合持っているのですが…、その不満を感じなくてもいられる女性に惹かれます。

たとえば、彼女がお金をたくさん使わせる女性なら、使わせない女性に価値を感じるし、彼女が彼のいろいろなところにダメ出しをするならダメ出ししない女性に魅力を感じる。

自分がカラオケ好きなのに彼女が嫌いなら、カラオケ好きな女性に魅力を感じるでしょう。

あけみ：でも、確かにそうですよね。彼とケンカした後なんかに、まったく逆のタイプの人がかっこよく見えたりすることありますもんね。

博士：そう。しかも彼は、会っている間中つねに目の前の彼女と、ほかの女性を比較しているので、時には恋人に本音を言ってしまうこともあります。

「●●（彼女の名前）がカラオケ好きだったら、もっと楽しいのになあ」というように。

その裏には、「今一緒に遊んでいる女性はカラオケが好きだけど、どうして彼女はそうじゃないんだろう」、みたいな感覚があるわけです。

あけみ：うわあ、それって元彼に言われたことあったけど、危険なサインだったんですね！

博士：その元彼は浮気していませんでしたか？　浮気までいかなくても、彼には気になるほかの女性がいたのかもしれません。

あけみ：たしかに、二股かけられてました…。

じゃあ、急に彼氏がそういうこと言い出したら、浮気しているかもしれないって考えたほうがいいんですか？

博士：ありえますね。付き合っていて、そのようなセリフが出たら要注意です。僕が相談されたなら、一応それを疑うことにしています。

あけみ：そうなんですね。あれって浮気相手と比べられてたんですね…、ショック。

博士：まあ、次の恋愛では注意しましょう。

彼には同意するけれど、彼女の批判はいない

博士：一方、逆に奪う側からしたら、もし彼女が彼と付き合っていることにあぐらをかいて、ダメ出しをしたり、要求をしすぎたり、デートで手を抜いていたりしたら、チャンスになるんです。

あけみ：たしかに、彼女に嫌気がさし始めてたら、彼を振り向かせるのは難しくなさそう。

博士：だから、彼が彼女のどんなところに不満があるのか知っておくことは大事なんです。

あけみ：となると、やっぱり彼女の情報はあればあるほどいいのですね。

博士：そういうことです。ここで繰り返し言っておくと、このとき彼女の悪口を言ってはいけません。たとえば、「彼女さんひどいね、私だったらありえない！！」などと、彼女を否定してしまうのはよくありません。

あけみ：うーん、でも、彼の愚痴につきあって、彼の味方をしたほうが良さそうですけど。

博士：それはちょっと違います。というのも、彼にとって彼女というのは、不満はあっても「身内」のような感覚なんです。なので、彼にとっては身内を否定されているような気分になるため、彼女の批判をしてはいけないんです。

あけみ：彼女に不満はあるけど、否定されたくないって勝手ですね〜！

博士：より正確に言えば、彼がそう感じるリスクがあるので避けましょうということです。

駆け引きはあらゆるリスクを考えて、それを減らす努力も必要になりますからね。

あけみ：でも、だったらどう答えればいいんですか？たとえば「彼女のダメ出しがひどすぎて、ほんと疲れるんだよなー」とか相談されたら？

博士：まず「彼女さんの気持ちもわかるよ。でも、そんなこと言われたら私も辛くなっちゃうだろうな」とまず彼女の意見に同調したふりをして、彼の味方をしましょう。

あけみ：でた！策士の返し方！

彼女が彼とうまくいくことを応援しているふりをする

博士：大事なのは、あくまで、彼女と彼がうまくいくことを応援しているふりを貫くことです。まずは、彼に信頼してもらわないといけませんからね。彼に善人と思わせる必要があるんです。

あけみ：…なんかそれってすごい悪どいですね。

博士：一つ思うのは、「恋愛がうまくいく女性の一部が、女性から嫌われている」のはそういうところかもしれません。恋愛にはある程度のしたたかさも必要ですからね。

その一方で、お人好しの女性の恋愛は全然うまくいかなかったりするんです。

前述したとおり、願望達成を邪魔するのは「罪悪感」です。

本気で願いをかなえたいなら海外ドラマ「ハウス・オブ・カード　野望の階段」を是非見ることをおすすめします。

あけみ：そのドラマ押しますねえ。そこまで押すなら、今度の連休にでもイッキ見してみようかなー。（棒読み）

博士：まあ、僕自身は今月でNetflixを解約しますが。

あけみ：えっ！博士、海外ドラマなくて生きていけるんですか！？

博士：生きていけますよ。

彼女がいる彼と付き合う方法４：非日常と非現実を彼に与える

あけみ：次の「非日常と非現実を彼に与える」っていうのは、なんとなくわかります…ようは彼に「非日常的な感覚を味わわせる立場」になればいいってことですよね。

博士：そうです。僕は、「恋愛は非日常と非現実の中にある」と思っています。多くの生き物にとって、恋愛つまり、異性を見つけて交尾することは普通のモードとは違います。

性のある生き物の多くは、普段は日常モードで、子孫を残す時には恋愛モードになるのです。

あけみ：恋愛モードってなんかすごそうですね、一体どんな状態になっちゃうんでしょうか？

日常モードと恋愛モードの違い

博士：イメージしやすいように、まずは日常モードから考えてみましょう。

たとえば、朝起きて眠い目をこすりながら出勤し、仕事をし、家に向かう。途中でスーパーとかでお惣菜を買ったり、卵を買ったりして、家で料理してたべる。週末は１０時くらいまで寝て、洗濯をし、掃除をする。体を鍛えるために走ったりする人もいるかもしれませんね。

こんな毎日をどう思いますか？

あけみ：まさに日常です。

博士：その日常と離れたところに恋愛があります。まあ、わかりやすく言えば、ディズニーランドやハワイ旅行のようなものです。

あけみ：もうドキドキわくわくして、目をつむってるのももったいない！みたいな興奮状態って感じですか？

博士：まあ、そうです。それが恋愛モードです。日常を忘れさせてくれる状態です。

あけみ：正直、そんな興奮状態が続いたら疲れちゃいますよね…。最近の若者が恋愛めんどくさい、って気持ちもなんとなくわかるかも。

博士：それはまた、違う話でしょう。

ディズニーランドに行くのも、ハワイに行くのも、面倒臭いのは現地で遊ぶことではなく、行くまでが面倒くさかったり、お金がもったいなかったりするからでしょう。

つまり今の若者が恋愛を面倒くさがるとすればそれは、「付き合うまでたどり着くのが大変すぎて、その気が無くなっている」ということだと思います。

恋愛モードには「癒やし」も必要

博士：それと、恋愛は必ずしも興奮状態が続くわけではない。日常の疲れが癒されたりもします。

あけみ：というと？

博士：毎日の生活にはそれなりにストレスがありますよね。上司に怒られたり、営業なら思うように商品が売れなかったり、未来が見えなくて不安だったり、急な支出があったり、友達関係で理不尽なことがあったり…。

あけみ：ありますよねー。そういうこと。本当にそんなことの繰り返しかも。

博士：そう、それこそが、ここで言う現実です。そしてその現実から離れたところに「非現実」がある。恋愛とは非日常と非現実の中にあるのです。

ディズニーランドやハワイの楽しいところだけ抽出してください。それが恋愛モードです。だからリゾートは、いかに非日常、非現実を創り出すかが課題になるでしょう。

恋愛は次第に「現実を連れてくる」

あけみ：でも、それが彼女のいる男性を振り向かせることにどう関わってくるのですか？

博士：説明しましょう。まず、興味深いことに、ほとんどの恋愛は、非日常や非現実からはじまるのだけど、やがて日常や現実になっていくんです。

付き合ってからしばらくすると、2人の関係はマンネリ化し、退屈になり、なんの意外性もなくなり、惰性になる。

つまり、恋愛は強い利害関係であるがゆえ、やがて現実を連れてくるんです。

あけみ：「現実を連れてくる」って言いました？ これまた詩的な表現しますね！

その「現実を連れてくる」ってどういうことですか？

博士：具体的な例をあげましょう。

たとえば、彼が仕事をしなくてはならないときに、彼女がどうしても会いたいと言ってくる。非正規雇用の彼に「ちゃんと正社員として働いて欲しい」と言ってきたりする。

恋愛にロマンチックな非日常的なものを求めているのに、彼がコートを部屋の中で脱げば、彼女が「ここじゃなくて、玄関で抜いで来て！」と言ってくる。

「もう少しおしゃれな服を着て欲しい」と言ってきたり、「お風呂から出るなら、ちゃんとシャンプーとリンスを揃えてから出てよ！」と言ってきたりもする。

あけみ：あー、女性は彼のためにと思ってやりがちですよね。

博士：まあ、そんなささいなダメ出しや、要求がどんどん積み重なっていくわけです。

そうすると、「あれ？なんか思っていたのと違うな…」「面倒くさいな」と彼は感じ始めます。

純粋に最初は「愛している」と思っていたのが、「愛している」と自分に言い聞かせるようになり、「愛さなくてはいけない」になり、責任を取らないといけない、みたいになっていく。

これが「現実を連れてくる」という状態です。

あけみ：…なんか、日常に疲れたサラリーマンが頭に浮かびました。

博士：そう、まさにそのイメージです。でも、それこそがチャンスなんです。

彼女のことを「愛している」と無理やり自分に言い聞かせている状態の彼に、非日常と非現実を与えるのです。

かつては彼女に感じていたロマンチックな気持ちを、彩花さんに感じるようにさせるのです。

あけみ：つまり、彼にとってのディズニーランドになれ！ってことですね。

彼女がいる彼と付き合う方法５：手に入りそうで入らない距離を作る

あけみ：ようやく最後までたどり着きましたね！じゃあ、最後の「手に入りそうで入らない距離」とはなんですか？

博士：僕がいつも言っていることですが、人は「手に入りそうで入らない距離」にあるものに興味を持つということです。

あけみ：「手に入りそうで入らない」ってすごくイライラしそうな状況なんですが…。

博士：そう、イライラする、とはつまり気になって仕方がない状態ですよね。どうでもいいものに人はイライラしません。

それから、「手に入りそうで入らない距離」は、イライラ以外の感情も生みます。たとえば、切なさとか、前向きなワクワクとか。

あけみ：確かに手に入りそうで入らない値段のバッグを買うために、お金を貯める、とかはワクワクするかも。

人は「手に入ったもの」「手に入らないもの」に興味がない

博士：本来、人は「手に入ったもの」には興味を失い、「手に入らないもの」にも実は興味がありません。

「頑張れば手に入るかも」「もう少しで手に入れられそう」という距離にいるものに興味を持つんです。

あけみ：私もそうかも！アイドルとかイケメン俳優とかの高嶺の花には、アタックしたってどうせ無理って最初から諦めちゃいます。

でも職場で親しく話してくる、ややイケメン男子なら、「あとちょっとで手に入るかも」って頑張っちゃうかも。

博士：そう、たとえばバッグが好きな人なら、給料の５倍もするような手が出ないほど高いバッグには惹かれません。ちょっと節約してお金を貯めて、頑張れば買えるかも…というバッグに興味がわくのです。

あけみ：なるほど。じゃあ、手に入ったバッグに興味がなくなるというのは？

博士：手に入れたばかりのときは、そのバッグを身に付けたくて持ち歩くかもしれませんが、やがてどんなに価値があるバッグでも、次第に興味を失い忘れていきます。

あけみ：あー、最終的にクローゼットの中にしまいっぱなしにしちゃったりね。

博士：そう。しまわなかったとしても最初のときめきは消え、ありがたみを感じなくなっているはずです。

あけみ：うん、そうですね。

彼女がいれば、「手に入りそうで入らない距離」を作りやすい

博士：今回の相談にこのことを当てはめるとすると、重要なことは、「彼に彼女がいる」ということです。

彼には彼女がいます。彩花さんはそれだけで彼にとって「手に入りそうで入らない距離」にいることになり有利なのです。

あけみ：え、どういうことですか？

博士：たとえば、彩花さんから彼と積極的に手を繋いでも、彼は手を出せません。なぜなら、彼には恋人がいるからです。

「手を出したいけど、出せない」それはつまり、「手に入りそうだけど、入らない」ということです。それが彩花さんの価値を高めるのです。

あけみ：なるほどー。あ！それって「いけない恋愛ほど燃え上がる」のと一緒ですね！ロミオとジュリエットとか。

愛し合っているのに、親に絶対に認めてもらえない。両思いなのに、好きになっちゃいけない。ダメって言われるほど、燃え上がってしまう…。

確かに「手に入りそうで入らない」距離って、より燃え上がる要素いっぱいなのかも！

博士：そうだと思います。

あけみ：恋愛禁止の職場のほうが、2人の恋愛をかえって盛り上げるとかもありますもんね！

博士：そう。たとえば高嶺の花と思っていた女性と一夜を共にして、急に好きになってしまうというのもそうです。「絶対に無理だと思ってた彼女と寝てしまった！もしかしたら俺でも頑張ればいけるのかも…？」とか。

あけみ：なるほどー。確かにそれは期待しちゃいそうなシチュエーションかも。

今後も彼に対して積極的になっていい

あけみ：ということは、彩花さんは今後もどんどん彼に積極的になっていいってことですか？

博士：彼が彩花さんと二人でデートしたがるなら、どんどんデートをしてかまいません。

あけみ：そうすれば彩花さんの価値が上がるから、どんどんしていいんですね。

博士：そうです。ただし、決して体の関係を持ってはいけないことだけ注意しておきましょう。

あけみ：あ、そっか！体の関係を持っちゃうと彼にとって彩花さんは「手に入った距離」になっちゃうっからダメってことですね。

博士：そうです、たとえば彼がそういう雰囲気を醸し出してきたら、「そういうことは、付き合ってからじゃないとしない」とあらかじめ告げておきましょう。

距離を縮めても、彼が二人で会おうとしないなら注意

博士：ただし一つ注意点があります。

もし彼が彩花さんと二人きりで会おうとしないなら、注意してください。そもそも彩花さんに興味がない可能性があります。

あけみ：うん？　それはどういうことですか。彩花さんは「手に入らない距離」にいる存在、つまり高嶺の花だと思われているってこと？

博士：いえ、そうではありません。たとえばバッグに興味のない女性からは、どんなバッグでも「手に入りそうな距離」も「手に入らない距離」もないでしょう。興味のないものには距離はありません。そもそも手に入れようと思わないので。

つまり、彩花さんから彼にアプローチをしても、彼が盛り上がらないなら、彼は彩花さんに興味がない、ということがわかります。

あけみ：そもそも恋愛対象に入ってないってことですね。

博士：そうです、わかりやすい例をあげましょう。以前NHKスペシャルでシロクマがあざらしか何かを食べようとしたけれど、途中で体力を失って死んでいく姿を映していました。

あけみ：…シロクマ、突然ですね。

博士：ちなみに北極の氷が溶けてやばいという文脈の番組でした。

シロクマにとって餌を取るという行動は、とてもエネルギーを使います。だから、失敗すれば次の獲物を取るエネルギーは残されてないかもしれない。そうなれば飢え死にします。

それでも、食べるためには選択をしなければいけません。

あけみ：つまり、リスクがあるから何を選ぶかは慎重にしなければいけないのですね。

博士：そう。生き物にとって、価値あるものが手に入りそうなのか、手に入らないのかはとても重要なのです。

あけみ：でも、そもそも生きていくための食べ物じゃなかったら、そんな距離も何もないってことですか？

博士：そうです。価値がないものにはそもそも興味すらわかない。

彼が興味がなさそうな場合の対処法

あけみ：突然のシロクマ談義でしたが、じゃあ彼にとって彩花さんが選択に値しない、つまり興味がない場合どうすればいいんですか？

博士：その場合、恋人がいようがいまいが、まずは彼に価値を与えることから始めます。価値を感じてもらうために頑張るということです。それは片思いの記事を読んでください。

あけみ：なるほど。彩花さんが彼が脈アリなのか判断するには、「彼に対して積極的になった上で、彼が二人きりででかけようと誘ってくるか」でわかるんですね。

博士：その時冒頭で話した彼の罪悪感をなくす行動も重要です。罪悪感で近づいてこないこともあるからです。それをしても、彼が近づいてこない場合は、「興味がない」と判断してよいでしょう。

さいごに

あけみ：これで５つの要素全て説明していただきましたね！

博士：そうですね。

あけみ：他になにか注意しておいたほうがいいことはありますか？

博士：そうですね。もし片思いが両思いになったら、今度は自分が日常になり、自分が現実になってしまう。そうならないようにできる範囲で注意してください。

あけみ：あ〜次は、自分が飽きられたり、冷められたりするってことですね。恋愛って難しいですねぇ！

博士：まあ、それについては、キリがないので、またいつか。

あけみ：じゃあ、最後に何かありますか？

博士：ないばい。

あけみ：…もしかして、熊本弁？