デートで割り勘する男と、奢ってくれる男。愛はお金で量れるの?【1】男女関係とお金

      


「男女関係とお金」というテーマでお送りする、第1回目は、
デートの際に男性が出すお金について考えてみたいと思います。

■男に奢ってもらえる女の方が、割り勘される女よりも愛されている?


デートのときに全額、奢ってくれる男と、割り勘する男。
恋する女は惚れた男とデートすると、その支払い方にも一喜一憂する場合がある。

男が自分にいくら出してくれるか。

その視点で相手の支払い方をシビアに観察し、
「自分がどれくらい好かれているか、愛されているか」を量ろうとする女性。
「割り勘されるより奢ってもらった方が、男からの愛情を感じる」と言う女性。

自分が期待したような支払い方をしてくれない彼氏に不安を覚え、
「私は愛されていないのでしょうか?」と相談を持ちかける女性。

今回は、そんな女性たちの恋愛観やお金観について考察してみたいと思う。

彼女たちの言うように、男に奢ってもらえる女の方が、
割り勘される女よりも愛されているのだろうか?

■女は、自分の扱いのレベルを「元彼」や「女友達」と比べる傾向がある。


奢ってもらった時の方が、割り勘された時より愛を感じる。大事にされていると感じる。
そもそも、こういう恋愛観や感情が、その女の中に確立された背景には何があったのだろうか。

中学生あたりまでは「男女関係とお金」というテーマにはあまり直面する機会はないだろうが、
高校、大学、社会人と大人になるに連れ、親の金ではなく自身のバイト代や給料などから
デート代が捻出される。

その際に出会った「過去の男たち」が、自分に対してどういう支払い方が多かったか。
そこをいつのまにか基準にして、一部の女たちは「男の愛情 = 出した金額」という価値観を
持つようになる。

生まれて初めて好きな男に奢られたとき、何の期待もしていなかった分、
女はビックリするだろうし、感激するだろう。

そこで女の自尊心が刺激されて(大事にされている)(お金を出す価値があると認められた)
気分になる。ルックスやスタイルのイイ女は他の男によってもそれが繰り返されるので、
「デート代 = 男が出すもの」という図式が、経験によって確立されていく。

また、そういう経験がない女でも、友達から「デート代はいつも彼氏持ち」なんて聞かされると、
そうでない自分とその彼氏の交際に不安や不満を感じて(Aちゃんほど私は彼に愛されていない)と
判断してしまう。

男もそうだが、女は特に恋愛トークをよくするので、
「男女関係とお金」というテーマに絡んだ話題は、日常的に情報として入って来やすくなっている。

大人になるに連れ、各自の収入や経済力に個人差が出てくるのに伴い、
男も女も「自分で払いたい人」「奢りたい人」「奢ってもらいたい人」「あまり気にしない人」
「奢ったり、奢られたり、雰囲気でザックリ対等にできる人」など、細分化されていく。

そういう細分化され、各自の「男女関係におけるお金観」が確定される要素として
大きな影響を与えるのが「過去の異性の態度」であり、「友達のお金観」である。

私の個人的な意見として、
「男に奢ってもらった時の方が、割り勘された時より愛を感じる。大事にされていると感じる」とか
「彼氏が奢ってくれなかったりすると、愛されているのか不安になる」という女たちに対して
言いたいのは、お金の使い方と言うのは貴女たちが思っているような一面的な部分だけを切り取って
その人の愛を量れるほど単純なものではない、ということだ。

――――――

自分が確立したお金観が、自分の恋愛を余計に苦しめたり、判断を誤ったり、
惚れた男としなくてもいいケンカをする危険性があるのなら、
貴女の「経験から裏打ちされたお金観」は、貴女の恋愛や人生において足を引っ張ることになる。

――――――


デートで割り勘されて(ケチな男・・・)と思ったり、(奢ってもらって当然)だとか、
(私を大切にしている証拠)(愛されている証拠)(私にはそれだけの価値があるってこと)
などと考え、男が出してくれる金額で自分への愛を量ろうとすればするほど、
「男女関係とお金」というテーマの本質を捉えることが難しくなる。

つまり、大事なのは、男が自分にお金を出すかどうかではなく、
自分がどれくらい愛されているかでもなく、もっと俯瞰した客観的な視点から、
【 人は、どういう動機でお金を使うのか 】という人間の心理を知るチャンスだと捉えた方が、
相手の男の本音や真意をより的確に捉えることができる、ということだ。


そして結果的に、自分の恋愛がうまく進み、彼氏とお金の話をしても
相手に誤解されたり、憤慨されたり、ドン引きされることなく、
建設的な話し合いで「恋とお金」の両方を楽しく展開していくことができる。

■「自分の愛され度合い」ではなく「彼の自己演出」を見よう。


まず「男の愛情 = 出した金額」という自分の価値観で、惚れた男との交際に一喜一憂し、
不満に思ったり、不安を感じたりする女性が決定的に間違っていると思う視点がある。

この状況のとき、その女性は自分の中で【 彼氏は、愛情(お金)を出す人 】
【 私は、その愛情(お金)を審査する人 】という立ち位置で恋愛を語っている、ということだ。

――――――

恋する女は不安になると、いつもこう思う。
(彼は、私のことをどう思っているのだろう?)と。

つまり「自分が」どう思われているか、という視点だけに集中してしまい、
彼のやることなすこと、すべてを【 自分に対する評価 】だと思い込んでしまう。

――――――


これが決定的にマズイと、私は思っている。

何故なら、客観性を失うからだ。
トンチンカンな言動をやらかす危険度が上がるからだ。

割り勘 → 「自分を」バカにされた → ケチな男とか、
奢ってくれない → 「私は」愛されてない? → 不安などと、彼のお金の使い方を過剰に捉え、
無意識の審査員は、彼に合格、不合格を突きつけている。

「私のことをこう思っているから、こうするのでは?」という自分目線でしか考えられない。

男に奢られすぎて感謝がなくなり、プライドだけが高くなってしまった女とか、
愛される自信がなく、自分嫌いのまま惚れた男に依存している為、
すぐに「被害者意識」「悲劇のヒロイン」スイッチが入って不安になる女など、
恋愛観がズレている女ほど、分かりやすいカタチを表面的に捉えて一喜一憂しやすい。

自分らしさのバランスを崩している女ほど、お金やプレゼントなどの「モノ・カネ」という、
表面的な分かりやすいカタチだけで「自分の愛され度合い」を判断してしまう傾向がある。

相手の真意を見抜くとか、相手の経済的な状況を想像する余裕はなく、
常に「こうされたってことは、私は愛されてる?愛されてない?」ってことしか見えていないので、
貧乏学生の彼氏がやっとくれたプレゼントをもらっても、女友達が金持ち彼氏からもらった
プレゼントを思い出し、素直に喜べずにケンカになるなど、大チョンボをやらかしたりする。

ある程度の大人になれば、そういう失敗はしなくなるが、
「お金 = 愛情」と捉えがちな若い女性たちが自らの失言でフラれたりしているのを見ると
(やっぱり、お金に対する勉強は大事だ。若いうちから勉強しても損はない)と感じてしまう。

そこで私が提案したいのは、女は「男のお金の出し方」に自分の愛され度合いを重ねるのではなく、
「男のお金の出し方」に、その人の「セルフ・プロデュース」が隠されているので、
そこを見抜けるようになって欲しい、ということだ。

――――――

セルフ・プロデュースとは、自己演出ということだ。

「私は、彼にどう思われているの?」ではなく、
「彼は、自分をどんな男だと思われたいのか?」という視点で、
彼のお金の使い方を分析していくと、彼のお金観が透けて見え、彼の恋愛観も見えるようになる。

――――――


例えば、以前、高収入の男性(Aさん)は敢えて彼女に奢らず、経済力がないように見せていた。
聞けば「女はみんな僕のお金に寄って来る気がしたので、本当の収入は伏せて、
純粋に僕の性格だけで惚れて欲しかった」と言っていた。

別の高収入の男性(Bさん)は、自分の経済力を誇示するかのように
彼女の女友達も連れて高級ホテルの最上階のバーでエスコートする自分に酔っていた。

学生時代の彼氏(Cさん)は、お金がないのを私に隠してデート代を捻出していた。
彼は「見栄を張ってたけど、当時は限界で友達に金を借りて踏ん張っていた」と
遠距離で別れたあと、友達になった私に笑って言った。

お金の出し方だけで言うなら、
Aさんは出し渋り、Bさんは大盤振る舞い、Cさんは出すけど借金、という見方もできる。

でも、セルフ・プロデュースという視点で見ると、
Aさんは「自分の性格をアピールしたい」→「性格の良い男だと思われたい」
Bさんは「自分の経済力をアピールしたい」→「金持ちな男だと思われたい」
Cさんは「貧乏だと知られたくない」→「デート代に苦労していない男だと思われたい」
という見方もできる。

もっと分析していけば、何故、その人はそんな男だと思われたいのか、どんな恋愛経験をすれば、
そんなセルフ・プロデュースをしたくなるのか、と掘り下げることもできる。

Aさんは「女性不信」や「金持ちならではの苦悩」があるのかも知れない。
Bさんは「自己顕示欲」や「すごい!と褒められたい願望」が強いのかも知れない。
Cさんは「貧乏は恥だ」という価値観や「理想の男気」を持っているのかも知れない。

お金の使い方で、その人の生き様が垣間見える瞬間がある。

そこには「彼女のことをどれだけ愛しているか」だけでなく、彼の「お金の歴史」が潜んでいる。
同じ金額を出している男でも「彼女の喜ぶ顔が見たい」という動機なのか、
「貧乏だとバカにされたくない」という動機なのかで、彼のお金観は全然、違ってくる。

等身大の自分で勝負できないとき、男でも、女でも、そこに何らかの経験から来る「原因」がある。
それが、今後の交際に影響がないものであるなら問題ないが、根強いコンプレックスや
お金に対する嫌悪感やマイナスのイメージから来る、お金の使い方だった場合、
結婚生活が始まった途端に豹変したりして、お金の話がまともにできなくなったりする夫婦もいる。

彼が貴女にお金を使ってくれる時も、使ってくれない時も、
そこに彼なりのお金観があって、そうした選択や決断をしているのだから、
「自分が」愛されているかどうかを見るのではなく、「彼が」お金とどう向き合っているのか、
お金に嫌悪感やコンプレックスを持っていないかどうかを、よく見極めて欲しいと思う。

貴女への愛を、お金で表現する男もいるだろう。
でも「お金だけで愛を表現しようとする男」は、あまり「人の心」を重視しなかったりする。

自分への愛を、お金で量ろうとする女もいるだろう。
でも「お金だけで愛を量ろうとする女」は、あまり「人の心」を見抜けなかったりする。

お金を使うとき、その人の「心」が宿っている。

その心が純粋な感謝なのか、ただの自己顕示なのか、
どういう動機でこのお金が動いたのか、ということを見抜ける女になって欲しいと思う。

***************************

私の意見が絶対に正しい訳ではありません。 

大事なのは、私も含め、誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、
貴女の心に響いた良い部分だけを、貴女が判断し、情報を取捨選択することなのです。

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■あとがき・次回テーマのご案内


最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。

「男女関係とお金」というテーマで「お金の使い方」を見ていくときに大事なのは、その動機です。
相手の為に使おうとしているのか、それとも自分の為に、見返りを求めて
相手に奢ろうとしているのか、切り口や視点はいくらでも考えられます。

そのときの状況、雰囲気、言葉のやり取りに、
その人の「お金観」というのは自然と表れているのですが、
「恋は盲目」「惚れた弱み」で彼氏の評価を高く見積もり過ぎていると、
後々、結婚などをした時に後悔するパターンに陥ったりします。

デート代 ひとつでも、男女関係においてお金は付いて回る、繊細な問題です。
結婚すれば、より複雑に絡んで来ます。

彼の人間性や恋愛観を見ていくことと合わせて、
彼の経済力だけでなく、お金観を客観的に分析できる貴女でいてください。

――――――

次回のテーマは、

お金がないけど結婚したい! 彼の経済力を上げるコツ【2】男女関係とお金  です。


「男女関係とお金」というテーマでお送りする、第2回目は、
お金がない彼氏と結婚したい貴女に、彼の経済力を上げるコツをお伝えします。

※ 第2回は、< 2015年 1月30日(金)> にお届けする予定です。

もし良かったら、読んでやって下さい。

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