【8】復縁して溺愛される為に 今、鍛えておくべきこと。

      


復縁してから溺愛されるようになる女性と、そうでない女性がいます。

その違いは「復縁を望んでいる今、何を鍛えているか」で決まります。
今回は、そのポイントを考察します。



※ 前回までの記事はコチラです。

【1】復縁できない女の特徴・・・当てはまるなら要注意!
【2】復縁したいなら、○○に溺れるのではなく、○○を見極める。
【3】元彼と「本当に」復縁したいのか、自分主体で客観的に分析する。
【4】引き寄せの法則で、復縁を目指す!
【5】復縁する為に「来る者拒まず、去る者追わず」の精神を鍛える。
【6】復縁したい女たちの「元彼と友達になりたい気持ち」を考察する。
【7】復縁を望む前に、2人の関係性を思い出し、分析しよう!

■C子の復縁。


私と元彼は、お互いに気が強く、ケンカが耐えませんでした。

どちらも口が達者で、彼も私も自己主張が強いです。
彼に何かを注意されると、私も彼への不満を言い返したくなり、
素直に聞くことができませんでした。

でも、普段はとっても仲が良く、何をやっても楽しかったです。
同じ物を見て冗談を言い合い、大笑いした思い出や、
2人で楽しく旅行した思い出もあり、彼を忘れることができません。

ケンカも多かったけど、意気投合することも多かったので、
私は彼との復縁を望んでいます。

■痴話ゲンカが悪化する原因


気質が似ていると、恋愛は楽しい。
仲の良いカップルは 相手に無防備に心を開き、腹を割って何でも本音を話す。

それゆえ、お互いの内面世界がよく理解できるようになるのだけれど、
当然、意見や価値観の違いで衝突することもある。

いわゆる「痴話ゲンカ」というヤツだ。

最終的な着地点が「なんとなく仲直り」「ゴハン食べて仲直り」「エッチして仲直り」で済む
恋愛初期ならまだいいが、月日が流れ、付き合いが長くなり、
何度も同じところで衝突するようになると 着地点がだんだん険しくなっていき、
痴話ゲンカのレベルを超える場合がある。

そうなりがちなのは、C子カップルのような組み合わせだ。
穏やかで物静か・・・ではなく、自分の気持ちや意見をハッキリ言える気質の男女。

そういう気質の組み合わせの場合、痴話ゲンカが悪化して別れに繋がってしまうことがある。
それを見て、世間は「何でもかんでも言い過ぎるのがダメだ」という見解になるのが
多いように思う。

だが私は「何でもかんでも言い過ぎる」という、表に見えている事実よりも、
そもそも【 自分が何を言っているのか分かっていない、頭の悪さ 】が別れの原因であり、
痴話ゲンカを悪化させる原因だと思っている。

■言っていいこと、言わなくてもいい余計なこと。


何でもかんでも言いたいことを言って、うまく行けば意気投合するが、
失敗すれば、壮絶なケンカになる。

そんな男女は 言わば「言ってみないと先の展開が読めない、おバカさん」だと言うことだ。

毎回、イチかバチかの賭けをしているようなもので、長年付き合っていれば
「統計」とか「傾向」= 何を言えばケンカになるのか、ということが分かりそうなものだが、
C子カップルは全く学習しない。

いつも同じ場所で地雷を踏み、同じ場所で憤慨し、同じ場所で泣き崩れ、
いつも同じ不完全燃焼で「各自の未熟な課題」に気付かず、先送りするので、
また同じような展開で、痴話ゲンカを繰り返す。

人は、成長しないこと、くだらないこと、楽しくないことが繰り返されると、飽きる。
飽きているのに同じことが繰り返されるとイライラする。殺伐とする。

「いい加減にしてよ!」とか「何度 同じことを言わせるんだ!」と言い出したら、もう終わり。
「お決まりのパターン」で楽しくない着地点に まっしぐらに進んでいるのは
自分にも原因があるのに、もう、相手の不手際しか目に入らない。
視野が狭くなり(相手がいつも自分を怒らせる)と思い込み始める。

C子や彼がそう思ったとき、
2人は「言っていいこと」と「言わなくてもいいこと」の区別もつかない、
バカップルになっている。傲慢になっている。

何でもかんでも腹を割って話しているうちに、謙虚さが薄れ、感謝がなくなり、
「元々、備わっていなかった」何をどこまで言っていいのか、どこから黙るべきか、という
人としての距離感を上手に取る境界線が、時間と共に曖昧になり、ずうずうしくなっていく。

私は「ケンカの質」として、下記のような違いがあると考えている。

――――――

■1.痴話ゲンカ

= 謙虚さや可愛げがありつつ、自己主張する男女。

でも多くのカップルの本質は、
ただ「自分が嫌われたくないから」言い過ぎないよう、意識しているだけ。

――――――

■2.別れに繋がるような壮絶なケンカ

= 口に出す前に「これを言ったらどうなるか」も考えない、
自身の頭の悪さを放置したまま 相手を批判する、傲慢な男女。

多くのカップルの本質は、初期の「意識」が薄れ、
「言っていいことと、悪いことの区別もつかない知性のなさ」が露呈しただけ。

――――――

C子のようなタイプの女は、言うべきことを言わず、言わなくてもいい余計なことを言っている。
だから、フラれている。黙るべきことを自力で昇華できず、相手にぶつける。だから嫌われる。

言いたいこと、言っていいこと、言わなくてもいい余計なこと。
言うべきこと、黙るべきこと、その分別を自力でできる女になっておくことが重要だ。


自分の奥底から湧き出た喜怒哀楽を瞬時に内観、分析し、
できるだけ正確に「仕分け」できる能力が大事になってくる。

その能力が、復縁して溺愛される為の最低限の条件であり、
言いたいことを言っても愛され続ける為の、基礎体力となる。

■C子の最大の課題は「親しき仲にも礼儀あり」の徹底的な実践。


C子が本気で元彼と復縁したいならば、
学習能力のない頭の悪い女から 決死の覚悟で卒業しなければならない。

言ってはいけないことまで垂れ流してしまう悪癖と、徹底的に向き合わないといけない。

そもそも 人は、どんなに厳しい意見であっても、それが愛する人からの苦言であり、
人として筋が通った意見であれば(なるほど・・・悔しいけど、一理ある)と
思わざるを得ないようになっている。それが、恋愛感情の不思議でもある。

それなのに、愛する人の厳しい苦言に対して
相手が(お前に言われたくねーよ!お前だって同じようなことをしてただろッ!)と思って
壮絶なケンカに発展するとしたら、それは苦言を呈している人間の「普段の言動」から考えると
全く説得力のない苦言になっている、という証拠だ。

つまり、

――――――

普段、自分に対して失礼な言動をチョイチョイする人間から
「ちょっと!さっきの態度は何?失礼でしょ!」と客観的な正論を言われたとしても、
【 実践できていない人間に 発言権はない 】のである。

――――――


自分の気持ちや意見を聞いて欲しいのならば、相手からその発言権を頂きたいのなら、
自分が普段から、惚れた男に対し、最低限の礼儀を尽くしておくことは大事だし、
当たり前にできないといけない。調子に乗る前に自力で気付き、戒める感性が必要だ。

余計なことまで言うのもダメだし、顔色をうかがってビビるのもダメだ。
男女関係ではなく、人として「人付き合いの基準」を自分の中に築く知的さが必要だ。

ここまでは許す。ここからは許さない。
そういう境界線を自分の中に持って、自分もしっかり自律していく。

自分のワガママも「ここまでは許すが、ここからは許しちゃいけない」という線引きがあれば、
彼氏のワガママも「ここまでは寄り添えるが、ここからは寄り添っちゃ相手がダメになる」
という境界線も、内面的な感覚で分かってくるようになる。

「親しき仲にも礼儀あり」という言葉の意味を、キッチリ内観して欲しい。

その実践がいかに難しいか、
C子は痛い目に遭っているのだから、自力で気付かないといけない。
お互いにそれが無くなってしまった原因を分析しないといけない。
そこに各自の課題が潜んでいる。

「互いの傲慢さがダダ漏れになり、礼儀を欠いた 知性のない男女」の片方が、
復縁を懇願している。

そのとき、自分の気質のうち、何をどう鍛えたら良いのかが分からないほどの頭の悪さなら、
いっそ、新しい男と「まっさら」な状態で、自分のイメージを一新した方が良い。

復縁を成功させたいなら、知性を磨こう。

***************************

私の意見が絶対に正しい訳ではありません。
 
大事なのは、私も含め、誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、
貴女の心に響いた良い部分だけを、貴女が判断し、情報を取捨選択することなのです。

***************************


■あとがき


最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。

復縁が何故、難しいかと言うと、人格的な成長は すごーく時間がかかるのに、
恋愛感情は そこまで長く思い続けると ただの執着になって、人生の足を引っ張るからです。

例えば、2年経って内面が成長したのに、
恋愛感情だけは2年前と1ミリも変わらない、なんてことは、まずありません。
視点が変わったり、解釈が変わったり、内面の成長と共に必ず、変化します。

感覚で言うと、復縁が成功する時期というのは、
公園にある、あの「シーソー」がどっちにも傾いていない時に起こるのだと、私は考えています。

つまり(復縁したーい!)という恋愛感情が重くなって下にさがっている時は復縁できない。
かと言って(もう、復縁はいいかな。会いたいと思わないや)と軽くなって上にあがっても、
復縁できない(しない)訳です。だから、シーソーが中間にあるときに時期が来るといい。

もう片方を担当しているのは、人格向上です。

(絶対にイイ女になってみせる!クソー!早く彼の元に戻るぞ!
もういいかな?だいぶ成長したぞ。もう連絡してもいいかな?)と思っている時は
下にさがっているので復縁できない。

(元彼には本当に感謝だな~。彼には本当に幸せになって欲しいな~。
彼が今、仮に結婚しても素直に祝福できるな~)と思った時は
軽くなって上にあがっているので、復縁できない(しない)訳です。
だから、シーソーが中間にあるときに時期が来るといい。

イメージとして、シーソーが中間にある時というのは、
(彼に会いたいな~。会ったらまた楽しく会話をしてみたいな~)という、程よい恋愛感情と、
(でも、彼にも彼の人生があるのだから、彼の人生を応援しよう。
でもでも、支えるのは自分でありたいな。もっと人格を磨いて謙虚でいなきゃ)という、
程よい向上心がある状態がベストかな?と思います。

元彼に恋してるけど、人生の展開にお任せしよう。
そんな感覚を楽しめる余裕があるとき、大きな節目がやって来るのだと思います。


人生の展開を冷静に見極めることができれば、その瞬間、瞬間に
何を言い、何を言わないか、流れや空気や雰囲気で敏感に察知できるようになります。

自分の感情に溺れることなく「どこまで出すか」を的確に判断できる女性になりましょう。

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