【図解　恋愛】ピラミッド理論　その5 優柔不断な男、超忙しい男

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優柔不断な男

優柔不断な男。女性にとってはなんとも厄介な存在であり、嫌いな男のタイプの上位を争っている。このタイプの男は恋愛という分野に限らずあらゆる面で優柔不断を発揮するのだが、こと恋愛においてはその悪質さは顕著である。この男の特徴は「好きでいさせたい距離」より上の３つ距離に女性をうまくマッピングできないことである。はっきりとした距離に配置できないのだ。したがって距離ともなう責任という感覚も持っていない。
通常このタイプの男は不器用で甲斐性が無いことが多い。したがって「好きでいさせたい距離」より上に配置される女性は一人のことが多い。だが稀に器用に複数の女性を配置してる浮気性の男もいる。しかしこの場合ですらその複数の女性の配置は曖昧のままである。

　図１．優柔不断な男性のピラミッド形状

超忙しい男

超忙しい男。一時的にではなく慢性的に忙しい、言い換えれば忙しい人生を選択している男、このタイプも女性にとっては頭の痛い存在となる。忙しい男の問題点はひとえに相手の女性に対する連絡の不精さであろう。したがって超忙しい男の中でも、きちんと連絡する男は問題にならない。むしろ忙しい分なかなか浮気はできず、その分誠実である可能性は高い。

問題は連絡不精な超忙しい男である。

一般的に忙しい男は仕事で忙しく、仕事では決断力のある言動をとることが多いだろう。だが恋愛においては連絡不精な超忙しい男と優柔不断な男はその言動における「決めないこと、はっきりしないこと」という点において非常に良く似ている。ひとつ違うとすればその優柔不断さの言い訳けに「忙しい」という合理的で、正面から否定することができない理由付けが許される点であろう。

　図２．超忙しい男のピラミッド形状

決断しない男と待つ女

優柔不断な男と連絡不精の超忙しい男の共通点は恋愛において自ら決断しないことである。両方とも相手の女性に対して責任をとるという感覚が著しく欠如している。したがって彼らに決断をさせるには、女性側から決断に追い込むか、なにがしか外からの大きな変化に任せるか、しかない。外からの大きな変化には、病気や災害のほかに、極めて市場価値の高い女性の出現や親から強制されたり、仕事に優位となるという理由で女性を結婚相手を選んだする等も含まれる。
ピラミッド内の女性に対しては優柔不断な行動をとりながら、ピラミッドの外の女性に対しては、即結婚という行動をとりがちなのもこのタイプである。

優柔不断な男や連絡不精な超忙しい男と相性がいいのが、待つ女である。古い良き時代のけなげな女性の象徴のようなひたすら待つ女性、響きはいいのだが、現代のこの時代には残念ながら報われることはほとんどない。

半年連絡がなかったらそれは単に忙しくて連絡できないのではなく、相手の女性に対して決断する気がない、と考えるべきである。

回避依存の男性と共依存の女性がその相性の良さから、相互に悪い影響を与えながらなかなかその関係を断ち切れないのと同様、優柔不断な男性・連絡不精な超多忙な男性と待つ女性の関係もその相性の良さ故、なかなか関係を断ち切れない。一年以上待つとサンクコストのバイアス（費やした費用・時間を回収したいがために、不利益であるにも関わらずより多くの費用・時間を費やすこと）が発生し、もとには戻ることが困難になる。
この手の男性に一年以上関わらないことである。彼らは決断をしない。決断は自らしなければならない。そしてその決断は多くの場合「別れる」ことである。