世の中は、たった二つで出来ている=『違和感』を文学的に考える
こんにちは、mamiです✨
あなたが感じている『違和感』の本質に迫ります!
世間では読書離れなんて言いますが、恋愛ユニバーシティには、博識・博学・読書好きの方がたくさんおられると感じます。
小説も、恋愛小説・推理小説・歴史ドラマなど、いろんなジャンルで数多くの作品があふれています。
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なにがページをめくらせるのか
読み出したら止まらなくなる!という面白さ、
小説・漫画の面白さ…それはやはり、
「登場人物になりきり」
「ドラマの中で」
「現実を生きる」
という楽しさです。
ストーリーを追うだけでなく
・何故こんなこと言うの?と、疑問を抱いたり、
・あれ?きょうだいいたよねと、思い出したり、
・なんかグズグズだけど普通?と、勝手に納得したり、
・え!これって、最初からそういうつもり?とか、
・この人は何を考えているのだろう、一貫性がない…。
などプロファイリングも楽しめます。
主人公の置かれた立場や状況・運やタイミングで、ドラマがいろいろに展開していきます。読者に面白い(interesting)と感じてもらうために、作者はあらゆる知恵を絞ります。
なにしろこの世の中は、たった二つでできています。
「よくあること」と「めったにないこと」
優れた物語・小説とは「よくあること」と「めったにないこと」の、絶妙なバランスに成り立っています。
なぜなら、普段のわたしたちの生活じたいが、
「よくあること」と「めったにないこと」で出来ている。
わたしたちはそういう世界にいて、カラダや心で、その絶妙なバランスを「感じる」ことで生きてます。考えるのではない「感じる」のです。
物語・小説においても、読者を惹きつけ納得させ、ドラマに夢中にさせるためには、違和感のない整合性ある展開が必要です。
だから、うまい具合に伏線をはったり、あえて曖昧にしておいたり、主人公に思い出させたり等の、無理ないストーリーに知恵を絞るのです。
登場人物にしても、あまりにもありえない人格や属性では、単にひょっこり登場させるわけにはいかない。
(めったにないことだから)
なにかしらの必然性や背景を書き込まないと話にならない。
(よくあることと納得させる)
このあたりがおかしくなると、リアリティが無く絵空事となってしまい、読者の失笑を買います。「ありえないよー、おとぎ話だよ?」ってヤツです。
あんまり「よくあること」ばかりだと、「となりのオバサンの話みたいだよ★ありふれすぎてる」と、時間の無駄使いをさせられた気分になるものです。
また、作者が強引に話を引張ると、「なんかこれ、ご都合主義?ストーリーが荒いよね」「結末が同じだとしても、もっと丹念に書き込んでほしい」などと感じるものです。
リアリティがあればこそ感情移入できる
わたしたちは普段の生活の中から、実に多くを「感じて」暮らし過ごしています。
物語・小説を「読む」こと=そのドラマの中で違う人生を「感じる」ことでもある。
生きるというのは「感じる」ことなのかもしれません。
読みながらわたしたちは「知って」いきます。
主人公の性格や家族構成、日常を。趣味や好みを「知り」、考え方や態度を知り、次にどこでなにが起こるかも「知ろう」とします。
知ろうとするのです。
信じるのではありません。
恋愛相談・悩みの中に、「なにか違和感がある」「彼の行動に疑問?」という場合、たいていそこに嘘や秘密が隠されているものです。
(物語・小説と同じです)
違和感とは、「ザラリ」と妙な感覚です。
「しっくりこない」厭な感じです。
「え?」「はぁ?」という感じです。
わたしたちの生活は「よくあること」と「めったにないこと」で出来ている。
いつもの馴染みある世界が崩れているから違和感なのです。ふつうはこうじゃない、と感じる。整合性に欠けるのです。違和感とは野生の勘みたいなものです。caution!
それをなまじ理性的に「考える」ことをして思わぬ災いを呼んでしまうこともある。
考え出すと合理的な言い訳だけは生まれてきて、あなたはそれに「納得」しようとするかもしれません。感じることが不快だから、そうではないことにしたくなることもあるでしょう。
知るのが怖い
違和感を「考える」のではなく、「知ろう」としなくてはならないのです。その「ザラリ」と妙な感覚がどこからくるのか。
あなたがいま小説を読んでいるとしたら、ドラマを観ているとしたら、あなたはその作品の中の違和感にピンとくるはずなのです。
例えば、
・わざわざこんなことを言うには何かの意味があるはずだ、
・毎日まっすぐ帰宅するのに、なぜこの日だけ遠回?
・普通の会社員なのに贅沢な生活…親が資産家?
・いつも約束して寸前にドタキャン…いくら忙しくても??
それに対してどうですか?
きっとこうだろう、こうに違いないと、勝手に推理し、思いついた想像で納得をするだろうか?そうはしてないはずですね。
考える以上に素直に単純に「知ろう」とする。
知ろうとしてページをめくる。
(作品中に答えがあるのがわかってる)
あなたは「違和感」には意味があるのを、知っているからです。
一冊の物語・小説は、その一冊で完結する。
続編はあくまでも続編として完了・完結する。
あなたの身の回りで起こったことは、身の回りで完結する。海外の友人知人まで巻き込んだとしても、銀河の果てには及ばない。
違和感を解き明かす鍵は手の届くところにあるのです。
(あなたは、違和感がうまれてくる正体を)
(ほんとうは知っている)
謎に執着するな
恋愛に限らず違和感を多く感じる相手とは、離れる・その人との距離を考える、が無難だと思います。
違和感を「謎」と感じ、謎を解き明かしたくなると(それは恋愛回路を強固にする)謎迷宮で彷徨い続けることになってしまうかもしれません。
それは「よくあること」かもしれないし、「めったにないこと」かもしれないけれど、だけどあなたの人生のドラマはあなた自身が書いています。
あなたは「謎」に振りまわされたいですか?
あなたは「幸せ」になりたいだけでしょう?
疲れたら時にはペンを置き、全体を俯瞰し、辿り着くべき希望地点へのベストなストーリーを思い浮かべてみましょう。
もちろん違和感のない、無理や無茶のない整合性あるストーリーを、です。
同時に、「相手目線でストーリーを作る」ということにもトライしましょう。もしかすると、全く違う景色が見えてくることもあります。
難しければ一緒に考えましょう。
みなさまの幸せな人生を、祈っています。