データに学ぶ「イマドキの結婚」!”結婚後も働く?働かない?”で変わる衝撃のお値段って!?
”結婚”したら、その後どうする??
「なんでプライベートや仕事は充実してるのに、“結婚”だけできないんだろう…?」そんな、悩みを抱えてしませんか。アラサーになると、“結婚”という文字が急に重たく感じてしまうもの。
でも、実は数十年の間に“結婚”は明らかに変化してきているのだそう。
そんな“イマドキの結婚”をデータから読み解く特集が、女性ファッション誌Oggi6月号に掲載されていました。数値から見る結婚を学んで、ぜひ今後の婚活や彼との付き合いを見直してみては。特集の一部からご紹介します。
1. “皆婚時代”は終わった!~結婚できない理由とは?
社会学者の水無田気流さんによると「20代後半の女性の60%超、30代前半でも35%弱は独身」なのだそう。つまり、それは30代前半になると女性の3人のうち約2人は“結婚をしている”ということになりますね。女性の初婚平均年齢は「29.4歳」であることから考えても、30代になると途端に周りから結婚の話をたくさん聞くようになったり、親からのプレッシャーが強くなるのも、このような背景からなのが分かります。
さらに水無田さんによると、現在30歳前後のアラサー世代は親がバブルを経験しており、「サラリーマンの父親と専業主婦の母親のもとで豊かな生活を送ってきた」人が多いといいます。そのため「“男性には自分より稼いでほしい”“自分の収入はあてにしてほしくない”と考える傾向が強い」のだとか。
でも、実際には現在の「20代~30代の男性の給与水準」は、「この20年ほどで約100万円ダウン」しているという現実があるのだそう。こうして、女性側が望んでいる給与水準と男性側のリアルな給与水準に格差が生まれてしまっているため、相手の年収への不安が結婚へのネックになっているケースが多いのだといいます。
相手の年収に関しては、結婚する上で重要な要素の一つでもありますが、全体的にその平均が下がっている現在、男性側からも結婚に踏み出せない大きな理由となっているかもしれません。なかなかプロポーズされない、と悩んでいるのなら、彼の収入や会社の状況などを確かめてみるのもいいかもしれません。
2.結婚への後押しになるのは“仕事”だった?
そんな状況でも、結婚するためには「“夫婦共働き”が結婚の後押しになる」と、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんは言っています。
結婚をして、仕事を辞めたいと思っている人は多くいるかもしれませんが、花輪さんによると「定年まで働き続けるのと、専業主婦になるの」では、女性の「一生分の収入が約2億5500万円」も違うのだとか。
これだけ違うとわかると、自分が結婚後にどのような選択をすべきなのか、改めて考えるいいきっかけとなりそうですね。結婚は、生活とは切り離せないもの。出産や家を買う選択をした場合、やはり何かとお金がかかります。パートナーが収入の不安から結婚に踏み出せないのなら、“自分も結婚後に働く”ということを最初から宣言しておけば、結婚への道も近くなるかもしれません。
3.親世代の価値観はもう通用しない!
「男女共同参画白書」(2014)によると、「’97年以降、共働きのサラリーマン世帯数は、専業主婦のいる世帯数を上回るようになり、その差は開くばかり」であり、現在の共働き夫婦の数は、「専業主婦世帯の約1.4倍」にものぼるといわれています。
そのため、親世代の多くが専業主婦として生きてきた現在のアラサー世代は、共働きを選ぶことで、自分の母親との価値観の違いで悩んでしまう人も少なくないといいます。でも、それは父親が、勤め続けていれば安定して給料が増えるサラリーマンでいられた時代だからこそ。現在は大企業でもリストラや海外買収などのリスクがあり、将来を通して安定した働き方が難しくなってきています。「親世代のライフスタイル」は「お手本になりません」と前述の社会学者・水無田気流さんは言っています。
最近では、出産後も「在宅勤務が可能」という会社も増え、働き方の選択肢も多様化してきています。
結婚したい!と思っているのなら、結婚という漠然としたイメージを描くだけでなく、パートナーとどのような生活をしていきたいのか、金銭面も含めたしっかりしたビジョンを持つことが大事なようです。
いかがでしたでしょうか。そのほかにもOggi本誌には「働くアラサー女子「結婚トーク」座談会」や、「みんなの幸せな結婚、カップルリアルレポート」など、参考になる記事がたくさん掲載されています。ぜひ見てみては。
出典:「仕事は充実、おしゃれも満喫、みんなの「結婚」」
Oggi 6月号 P.163 ~178
(知花きのこ/恋愛ユニバーシティ)
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