4/8 ぐっどうぃる博士　「恋愛も人生も上手く行く秘訣～恋愛成功哲学～」セミナーを受けて

最近似たようなタイトルの、違う「博士」のセミナーを受けた。某博士としておく。一言、怪しかった。ぐっどうぃる博士との違いをあげながら、「成功」やうまくいこと、についてメモを残しておきたい。

ぐっどうぃる博士の場合も某博士の場合も、「引き寄せの法則」をあげた。
しかし、ぐっどうぃる博士の場合は、「引き寄せの法則」は何にでも聞くわけではない、とおっしゃっていた。

普通に考えれば当たり前である。『法則』というと、「万有引力の法則」や「フックの法則」のように科学的に自明の理として取り扱われているように思われているけれど、「引き寄せの『法則』」は物理現象でもなんでもない。
※「メンデルの法則」のメンデルの論文はけっこう統計的に操作がしてあることがわかっています。博士がよくオボカタハルコさんを話題に上げるのは、理系の世界の危うさを表しているのかな、と思いました。

しかし某博士は、『引き寄せの法則』がロシアやアメリカの実験であたかも証明されたかのように取り上げていた。私が感心したのは某博士は決して「～の実験によって『引き寄せの法則』が証明されました。」とは一言も言っていないことである。しかしセミナーを受ける人たちがそう思うかのように話をもっていくうまさ、があった。

ぐっどうぃる博士は色々な参考文献を挙げて、成功する人たちはすでに成功するように生まれついていること、環境・遺伝的要因が非常に大きい、とおっしゃっていた。かといって努力もせずにダラダラしていても成功が舞い込むわけでもないことも。博士がよくおっしゃる因果律とはまさにここなんだろうな、と思った。
※このへんは宗教改革を行ったカルヴァンの予定説とか浄土宗の「他力本願」を思い出しました。

巷に溢れる「引き寄せ系」「スピリチュアル系」「思えば何でもかなう系」の恐ろしいところは、「うまくいかないのは本人の波動が悪いから」「宇宙の意思に逆らっているから」「思いが弱いから」、と、成功しなくても責任を免れるように出来ていること。ぐっどうぃる博士のセミナーはその点も指摘されていた。

世の中色々「成功の法則」に溢れているが、小手先のテクニックに終始していることが多い。「○○になれる８つのルール」とか。ぐっどうぃる博士はそれを「巻くだけで痩せるベルトはない」と看破しておられた。
ただそれは人目をひくので、資本主義市場ではそれが溢れる、ということも。

「恋愛」においても、「成功」においても、まず本質を見極め、感情やそのときの雰囲気に流されず、長期的な視点をもてることが大切だと。

博士のお勧め本
「７つの習慣」「人を動かす」「仕事は楽しいかね」「ツキの科学」

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