彼から一方的な別れのメール→謝罪メール　どう対応したら？コメント No.37259

No.372592014-05-10 08:24

>mina(投稿者)さん

こんにちは。

またまた失礼します。

まず、うつというのは、精神的に弱い人がなるのではなく、仕事や何かで疲労困憊するところからなります。

人間はあまりに疲れ果てると、原始の防衛プログラムが発動してしまいます。

例えていうと、「死期を悟った猫」のような状態。

猫は、自分の死期を悟ると姿を消すといいますよね。しかし、あれは死期を悟っているのではなく、身体機能が低下していることを、敵に攻撃されていると勘違いして、敵からの攻撃から身を守るために姿を消すのです。

人間も全く同じことが起こります。

体が疲れ果てているのを、敵に攻撃されていると感じるようになるのです。

不眠もこの防衛プログラムのせいです。「眠らずに敵に警戒せよ！」という脳の指令によって、眠れなくなるのです。

ですから、うつの人にとっては、たとえ家族や友人、恋人などの親しい人であろうと、周りにいる全ての人は、自分を攻撃する敵にしか見えないのですよ。

この防衛プログラムは、一度作動すると、中々撤回されません。

通常の状態に戻るには、とにかく物理的に休養することしかありません。

彼は、仕事が忙しい時や、飛行機で行き来した後なんかに情緒不安になるでしょ？

これが疲労のキャパシティーオーバーのサインなんですよ。でも、鬱になる人は、このサインに気づかず、休まないので、防衛プログラムの方が作動してしまうのです。

うつになる人の特徴として、疲れていることがよくわからないということがあります。

「自分はまだまだ頑張れてない。もっとできなきゃいけない。こんなこともできないなんて自分はダメ人間だ」

と、いつも自分を責め立てているので、疲れを感じる器官（？）が麻痺しているのです。

ですから、仕事でもなんでも、時間にメリハリをつけて作業すること。精神不安や頭痛、吐き気が襲ってきた時は、すぐ休むということを意識して行えば、うつは治ります。

さて、うつの人と恋人や伴侶になる場合、一番必要なのは、変な言い方ですが、うつの人に合わせないことが一番相手のためになります。

今回のようなことは、minaさんにとっては初めてのことかもしれませんが、彼は何度も経験してきたことのはずです。今まで自分の態度の悪さのせいで、何度も友人を失ってきているのですよね？

一見、この世の終わりのように大騒ぎしているように見えますが、彼にとっては、それがいつものことなんですよ。

もちろん、本人にとっては毎回毎回辛いことであるのは間違いないですが、それでも「いつものこと」なんです。

だから、いつメールを送るか、どんな内容にするかとか、何も考える必要はないです。

どれだけ心を込めた内容のメールであっても、うつの症状が出ている時は、「攻撃」されているとしか感じません。だから送りたい時に送ればいいです。

伝わる時は伝わるし、伝わらない時はどうやっても伝わりません。

また、その時は伝わらなくても、時間を置いて伝わったりします。

結果的に相手に愛情や思いやりが伝わればいい、というスタンスでいてください。

相手がどう思うかで対応を変えるのではなく、自分が相手を尊敬し、愛すると決め、粛々と行動する。

ただそれだけです。

その変わらぬスタンスによって、結果的に相手も落ち着きます。

一番最悪なのは、うつの人の言葉に振り回され、無理に支えようとして、甲斐甲斐しく世話をやくこと。そして、尽くした分の見返りを求めること。症状が悪化し、関係が破綻する典型です。

また、結婚したい、側にいてほしい、と言われてる場合、それは、「誰かが自分の側にいれば、この不安がなくなるかもしれない」と、うつの人自体が勘違いしているので、これも間に受けないでください。

先にも述べましたが、うつの人は常に敵を警戒している状態です。ですから、物理的に人が常に側にいると、逆に神経が高ぶって、病状が悪化します。

本当に相手が求めてるのは、側にいてくれる誰かがいると「感じられること」。

感じられれば良いだけなので、本当に年がら年中一緒にいることは、負担にしかなりません。

彼に傷つくことを言われたら、基本的に「何も反応しない」。

別れを切り出されたら、「そっか、わかった」で終わり。

で、一週間後に普通に「元気？ご飯食べに行かない？」など送る。

うつの症状が出てきたら、一週間は一人にさせて、休養させると結構回復しますから。

対応としてはこのくらいですが、これが出来るのは本当に信念を持って愛している人だけだと思います。

一緒にいると、人格を否定させるようなことをいろいろいわれるので、スルースキルを身につけられないなら、離れた方が良いかもです。でないと危険です。

私がうつになったキッカケは、うつの上司の期待に応えようとしたからでしたから。

だから、うつの人と付き合うなら、いつも俯瞰してものを見ること。

そして、無理だと思ったら引くこと。

中途半端では付き合えない、ということだけは頭に置いておいてください。