元々の温度差の違いを埋めたい。コメント No.43784

No.437842014-10-09 14:14

ハトさん

彼から普段通りのメールが来てよかったですね。

ハトさんは
彼が結婚を考えるくらい大事な人で
前の結婚も失敗していて
ジョングレイとか博士理論とかも頭に入れていて

末永く上手に付き合っていくために
すべきこともしてはいけないこともわかっていて、
それでも抑えられなくてやってしまうんですよね。

でも感情のコントロールって、
そんなに簡単なことじゃないと思います。
言うのは簡単ですけど。

感情というのはそもそも
自分の意思とは関係なく湧き上がってくるもので

その度合いを小さくしたり
感じてないかのようにコントロールしたり
感じても別の気持ちに切り替えたりすることは
普通はものすごく難しいことです。
修行僧が生涯をかけて取り組んでるくらいで
普通の人でそんなことできる人はいません。

自分の中で一度出てきた感情は
なかったことにはできないんです。

ただし、感情はどうすることもできないけど
行動を変えることは努力でなんとかなります。
普通の人にでもできます。

彼との将来を考えて長期的な目線でとか
彼を傷つけてしまうからやめようとか
行動を変えることはできるかもしれません。

でもハトさんは頭では十分わかってて、
それでもできないんですよね。
結婚も同じ理由で失敗したのにもかかわらず。

だとしたら
感情をコントロールしたり
感情的な行動をしないようにするより前に
「なぜそう感じてしまうのか」
をもっと考えてみたらどうかと思います。

お互いの事情で会えないことを
必要以上に寂しく感じたり
迎えにきてくれないことを
相手の気持ちが足りないように感じるのは
なぜなんでしょうね。

彼はちゃんと愛してくれてると思うのに。

「日曜の夜はちょっとなあ」って言われても
本当に彼の愛情を確信できていたら
寂しいとか不安にはならないはずなんです。

でもなぜハトさんは
取り乱してしまうんでしょうね。

何か別の寂しさとか不安とか愛情不足を
今の相手にぶつけてしまうということは
よくあります。

彼とは無関係なところで
ハトさん自身にきっと何かあると思います。
ご両親や育った家庭のことだったり
兄弟姉妹とのことや友人との関係だったり
失恋や離婚の経験だったり
勉強や仕事のことだったり。

深刻で重大な経験じゃなくても
小さなことの積み重ねなこともあります。

前の夫とか今の彼に
それを癒してもらおうとしたらダメです。

彼の愛情表現で満たしてもらおうとか
不安を消すために試してしまうと
相手もすごく傷つくし、疲れます。

それは他人にはどうすることもできないことだからです。
いくら付き合ってる相手でも。

当面どうするのが正しいかというのは
いろんな方のアドバイスが出ることと思いますが

今ここで相談して
いくら〈正しいこと〉を指摘されても
自分自身の至らなさを反省したとしても
また他のきっかけて、その感情は出てくると思います。
抑えられないと思います。

どうしようもないその感情の
元を見つけて癒さないと
ハトさん自身もずっと苦しいはずです。

自分がいつも寂しくて愛情不足なのはなぜなのか
その原因を自分で見つけて、

「この寂しい気持ちは、彼とは無関係なものだ」
ということを、まずはしっかり認識することです。

心が大人じゃないのに
行動だけ大人のフリをしてもいずれ破綻します。

「感情を抑えられない自分はダメだ」とか
「本に書いてあることをもっと落とし込まなきゃ」とか

そうやって自分にダメ出しをすればするほど
ハトさんの心にある認めてもらいたい感情とか寂しさは
どんどん大きくなります。

感情というのは
抑えれば抑えるほどに強くなるものです。
抑えずに認めれば、少しはおさまります。

心が寂しい人は、自己嫌悪によってもっと寂しくなります。
反省は反省として一回したらもうじゅうぶんです。
自分で自分を責めたり否定するのが一番ダメです。

その自己嫌悪をまた彼に癒してほしくなるからです。
「そのままのハトを愛してるよ」って
彼に言ってほしくなるからです。

でもそれは、まず自分が自分に言うべきことなんです。

まずはハトさん自身の中に
すごく強い、寂しさの感情が根付いてることを認めることです。
抑えきれないほどの寂しさだったんだなとわかってあげることです。
そんなに寂しかったのなら仕方ないってまず思いましょう。
できればその原因も探り出して
寂しい自分をいたわったり癒したり、ちゃんと優しくしてください。

自分が自分を許せなくて愛せなくているのに
彼にだけ許してもらいたい、彼には愛してもらいたい、では
ずっと同じことの繰り返しです。

すぐには無理でもそのうち心が落ち着いて
彼に感情をぶつけずに済むようになると思います。

みんな似たようなものです。
自分だけ至らない女だ、と思わずに。

彼との関係ではなく、
自分の心をちゃんと見ることだと思います。