許せない人、理解できない人…あなたを苦しめる相手との付き合い方(1)
その苦しみから抜け出そう。
あなたの周りに腹の立つ相手や許せない人はいませんか?理不尽にあなたを苦しめる人、理解できない人はいませんか?それは会社の上司かもしれませんし、恋人かもしれません。あるいは親かもしれませんね。
実は、あなたの人生に、このような人が多ければ多いほど、あなたに原因があります。その原因を持った人は、恋愛では出会う男性の数が減り、付き合っても長く続きません。仕事もうまくいかず苦しむでしょう。
そこで今回は、あなたを理不尽に苦しめる相手を減らし、味方につける考え方をお教えします。それは一言で言えば、「相手を理解する」ということ。以下のCHECK項目に、その考え方をステップに分けて書いていきます。
理不尽にあなたを苦しめる人、理解できない人がいて悩んでいるなら…専門家の先生に直接相談できます
※「許せない人、理解できない人…あなたを苦しめる相手との付き合い方(1)」は聴いて学ぶことができるようになりました!通勤中、通学中などにラジオ感覚で簡単に学ぶことができます!ぜひご視聴ください。
CHECK!理不尽な相手を減らし、味方につける考え方
1.相手を決めつけない
我々は、心のエネルギーを無駄遣いしないために、その対象にラベルを貼って理解した気になろうとする傾向があります。たとえば、「○○大学出身の人は頭が良い」「メールにすぐに返信しない人は仕事が出来ない」など。
この傾向が強い人ほど、理不尽な人が増え、苦しめられやすいでしょう。ネットのニュースを鵜呑みにし、怒ったり、共感したりする人も、理不尽な人に苦しめられやすい人だと思います。
ラベル貼りの危険性について、僕が学生の時に体験したお話をしましょう。当時、僕は工場でアルバイトをしていました。その工場には、いつも朝礼でポケットに手を突っ込みながら話をする工場長がいたのです。アルバイトの中には、「俺たちを馬鹿にしている」「最低限のマナーを守るべき」と言っている人が何人かいました。そして、ある時、アルバイトの一人が、「工場長、話をするときは、ポケットから手を出しましょうよ。失礼でしょ!」と叫んだのです。
ゆっくりとポケットから出した工場長の手は、事故か何かで指が何本かありませんでした。彼はその手にコンプレックスがあり、人に見られたくなかったのかもしれません。
「ポケットに手を突っ込んで話をする人間は、相手を見下していて、マナーのない人間」という決めつけは、相手を理解することを阻むという話です。
2.「正しい世界」はないと知る
2に関しては、TEDカンファレンスでのキャサリン・シュルツによる「間違えるということ」という発表が参考になります。彼女によれば、ほとんどの人はこの世界を「正しい」と「正しくない」に分けています。それは、子供の頃、箸の持ち方を親に正されたり、壁に落書きをして怒られたりした事、小学生からペーパーテストを受け、正しくない答えを先生に直された事の連続によって植え付けられた価値観です。
その結果、我々の多くは、『「正しい」と「正しくない」しかない世界』にいます。このとき、もし相手が自分の「正しい」から外れたことをすると、それを正したくなるのです。たとえば、「バスタオルを一度でも使ったら洗うのが正しい世界」に住んでいる人は、「バスタオルは何度かに1度洗うので十分という世界」に住んでいる人を正そうとします。でもこれは価値観の違いでしかありません。
もし相手が全く自分と違う考えをしていたとしても、それを「正しくない」と決めつけるのではなく、「相手の常識、相手の価値観」として、受け入れる必要があります。
3.自分から離れる
相手との利害が強いほど、相手を理解できず、腹が立ち、許せないことが増えます。友達より恋人、恋人より夫婦で起こりやすく、同僚より上司や部下の関係で起こりやすいでしょう。
それは、「連絡をくれない恋人」「いつも叱る夫」「同僚ばかり贔屓する上司」というように、利害が強まると意識が自分にいき、相手が見えなくなるからでしょう。その場合、自分から一度離れないと相手が理解できません。
4.相手になりきって理解する
上記1、2、3を踏まえた上で、相手を理解するために話を聞きます。どのような常識の中で育ったのか、どの立場で言っているのか、あなたをどのような役割で見ているのかを知ろうと努力します。
理解するために聞いているので、あなたの意見や、あなたの「正しい」は重要ではありません。
たとえ彼が「俺は、マリファナは吸っても良いと思っている」と言ったとしても、それを否定してはいけません。「え、面白そう?どうしてマリファナが有りだと思うの?」と心から思って、聞くべきです。
相手が「仕事が大変で、いつも疲れてるんだ」と言った時、あなたは「これは、私に連絡をしたくない言い訳に違いない」と思ったとしても、その気持ちを手放す必要があります。自分の事は忘れ、相手そのものになりきらなくてはなりません。
彼は、朝早くから通勤電車に揺られ、上司から大きなプレッシャーを受け、夜遅く帰って来ているかもしれません。そんなときに、あなたからもっと連絡が欲しいと言われているのかもしれません。あなたはその事を察し、自分を忘れ、彼の話を親身になって聞いて、彼になりきる事が大切です。
この4つをするだけで、あなたは腹が立ちにくくなり、相手はあなたの味方になりやすくなります。次回からそれを更に押し進めた、続きのステップのお話しをします。
恋の教訓
相手を決めつけず、
正しい世界を捨て、自分の立場を離れることで
出会いも恋愛も結婚もうまくいく
『恋愛も仕事もうまくいかない...人間関係に疲れた人の新・解決策』
本記事の後編、『許せない人、理解できない人…あなたを苦しめる相手との付き合い方(2)』もぜひ参考にしてください。
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ぐっどうぃる博士 (恋愛カウンセラー)
理学博士(生命科学専攻)。現在は主に恋愛カウンセラーとして活躍。自身の体験と生命科学的視点を合わせた独自の恋愛メソッドを展開し人気を集めている。悩める女性の恋の問題が解決するサイト『恋愛ユニバーシティ』主宰。
現在、WEB、書籍、雑誌等など多方面で活躍中。また大手企業のマーケティングリサーチや企業のブランディング戦略にも参画。
近著に『振り向いてくれない彼に1ミリも迫らないで恋に落とす本』がある。
他にも『モテの定理』『恋愛マトリックス』(ソフトバンククリエイティブ)、『恋で泣かない女になる61のルール』(講談社)などがある。
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恋人に関する悩みを解決する方法のまとめ
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