駆け引きの仕方 vol.4

更新日 2019-05-08 10:49  公開日 2015-02-13 19:31

恋愛における駆け引きの方法 続き

【時間】

あらゆる恋愛の駆け引きにおいて、時間のとらえ方は重要だ。

●相手より1オーダー遅い時間で動く

一瞬一瞬で生きている人間は、駆け引きで相手を動かす事は出来ない。
メールを出した瞬間、彼からのメールが来ないのが気になって仕方がなかったり、
数日電話がこないと、何かあったんだろうかと強い不安に襲われる人。

また
良い恋愛関係を壊すもの』において、「感情的な時、行動をしてはいけない」の項でも述べたが、
自分が感情的な行動をしてしまった後、何かフォローをしないといてもたってもいられなくなったり、
相手があなたを怒らせる言動をした時、それにリアクションせずにはいられなくなる人。

そういう人は、恋愛がうまくいかないだろう。

一方、時間を長期間で捉える人は駆け引きに強い。
一週間放っておこうとか、半年かけてのんびり関係を作っていこうと考えられる人間は
一瞬一瞬で生きている人間をコントロール出来る。

駆け引きには、時間が強く関わっている。
つねに遠くを見て行動をしている人が駆け引きを制すると、僕は考えている。

相手が1日単位で行動するなら、1週間。
相手が1週間で行動するなら、1ヶ月。
相手が1ヶ月で行動するなら、1年。
相手が動いている時間の、1オーダーのんびり行動する。
そのオーダーで戦略を立て、理性的にそして地道に行動する事だ。

●時間にメリハリを付ける

あなたが普段相手からメールが来たら、直ぐ返信する女性だとする。
彼からメールが来たら直ぐに返す。
それを繰り返しているうちに、彼は
「この女性はメールが来たら直ぐ返事をするのだな」
と無意識に記憶される。

そうした場合、1日の沈黙、3日の沈黙、1週間の沈黙が大きな意味を持つ。
自分のもつリズムを変える事で、相手の心を動かす事が出来る。

例えば相手があなたを怒らせる事を言ったとする。
その時、これまで毎日直ぐにメールを返していたあなたが3日沈黙すれば、それは相手を強い不安に導く。

相手から気を使ったメールやフォローのメールが来た時
「ごめん、全然怒ってないよ^^ 忙しくてメール出来なかった」
などと返せば、相手の心に最初不安感を植え付け、そしてその後安心感で満たす事が出来る。

逆に相手のメールのテンションが明らかに上がっている時、自分のメールの返信するタイミングを早め、こちらのテンションが上がっている事も伝える事も出来る。
1日に何度もやりとりをする事で、自分と相手の距離感を縮める事が出来るだろう。

このように時間を上手に使えば、言葉を使わず人の心を動かす事が出来るだろう。
これはあなたが相手より、1オーダー長い時間を生きているから使える方法だ。

【言葉】

●言葉使い

普段使っているメールの文字を変えるだけで、距離感を変える事が出来る。
「最近何してるの??」
というのも、
「最近は、どう過ごしていますか?」
と変えると、距離感が生まれる。

絵文字を入れたり、丁寧語にしたり、タイミングを遅らせたり早めたり、文章の長さを変える事で、言葉そのものの裏に自在に距離感を作り出す事が出来るのだ。
これもメリハリで、普段はいつも通り自然に言葉を使えばよい。

相手を動かしたいと思った時、突然丁寧語にしたり、突然絵文字を入れたりする。
相手はそれを敏感に察知する。
「彼女らしくない」
と感じ、それが何なのかを自然と考えてくれる。

相手はあなたを無意識にシミュレーションしている。
あなたの作られた言葉がその材料になるだろう。

●話題を選ぶ

話題を選ぶ事でも、相手の心を動かす事が出来る。

例えば相手の意図を感じた質問に敢えて答えない、というのも駆け引きでは行う。
「俺、最近独り暮らし初めて暇なんだよね」
とか、
2股をかけている男が
「彼女とは遠距離でうまくいっていないんだ」
とか長いメールの間に挟まれている場合、その話題に触れない事で、「あなたの意図は読めています」というメッセージを間接的に伝える事が出来る。

あるいはその話題に食いつく事で、
相手に操作されていると信じ込ませる事も出来る。その時は相手が求めている答えを読みとり、自然に返事をしてあげる。
「俺、最近独り暮らし初めて暇なんだよね」
に対して
「へえ、どこか遊びに行ったりしないの?」
とか

「彼女とは遠距離でうまくいっていないんだ」
に対して
「遠距離って難しいのかなあ。○○君辛いよね」
とか
それに自然に食いつく事で、相手の意図を読みとりながら相手を近付ける事が出来る。

これらはシミュレーションをし、この文章の後半で語る「役を演じる」事でどうするかが自然に分かるだろう。

【行動】

行動は、徐々に相手の心を動かす。
そして実は、一番力を持っている。

人は無意識には、行動で人が嘘をつかない事を感じているからだ。
不倫がうまく行かない理由の1つにこれがある。
口でなんと言っていても、彼は一貫して家庭を大切にする行動を取っている。
その行動が力を持つのだ。
行動の一貫性は、言葉の信頼性を失わせていくだろう。

また、「恋人の心を取り戻す方法」で僕が勧めている方法が効くのは、それが行動だからだ。
「本当に離れていく」行動をとっているので、相手が驚くのだ。

相手を動かしたいのなら、一貫した行動を取る事だ。
別れた彼に
「あなたの幸せを願っている」
と口で言うのなら、そういう行動を伴わせる事が重要だ。
行動は、一貫していないと意味がない。
例えば、相手に新しい恋人が出来たら、
それを祝福するのが「あなたの幸せを願っている」の一貫した行動の1つだろう。
そうした時相手は、「あなたの幸せを願っている」が本当だと感じるのだ。
多くの女性はそれが出来ない。
「あなたの幸せを願っている」というくせに、別れた彼に好きな人が出来ても応援出来ない。
何か不安や刺激が生まれたり、余裕がなくなると、自分の欲がでてそれを相手に伝えてしまう。
一貫した行動が相手の心を最後には動かすだろう。
一貫して「あなたの幸せを願っている」という行動を取れば、最後に彼があなたの元に戻ってくる可能性を上げるだろう。
何故ならそう、出来る人はほとんどいないからだ。

ところで、無償の行動は一番人を動かす。
「報われないじゃん」と他人が思う行動をすると、相手はその人を好きになる。
その人のために、何かしたいと思うようになる。
それは相手に気に入られたいからするのではなく、無償でしている事に意味がある。
「そこまでしなくても」と相手が思うくらいしないと、意味がない。
それくらいする事で、他人と差別化されるのである。

結局無償の行動には、見返りがある。
その見返りは、驚くほど莫大だと僕は思っている。

【役を演じる】

駆け引きは、シナリオを書き、ある役を演じる事が重要だと考えて言る。
それも含めたシミュレーションをする事である。

ちゃちなテクニックは、意味を持たない。
(例えば復縁など)ある目的を持った正確なシナリオを、名女優が演じるというスタンスだ。

彼から来たメールにいちいちどうしたら良いか戸惑うあなたは、シナリオも役も頭にないのだ。

まず、シナリオを書く。
シナリオには相手を正確に知る事が大切だろう。
相手役はすでに決まっているからだ。

そして人間の行動を、僕のプロトコルや良い恋愛指南書、良い心理学の本などで知る事が重要となる。
そして自分の演じる役を決める。

例えば、
「彼にほとほと疲れていて、彼に執着をなくし、去っていこうとしている」役を演じるとか
「彼に恋愛感情を抱いていないんだけど、彼の考えを尊敬し、最大の理解者となる」役を演じるとか

そういう役になりきり、相手をシミュレーションし、彼のリアクションを見ながら、1人でドラマを組み立てていく。

駆け引きでどうするか迷った時は、自分が決めた役を思い出すのがよいだろう。
「彼にほとほと疲れていて、彼に執着をなくし、去っていこうとしている」役のあなたは、
彼からの
「ねえ、今度の土曜に会おうよ。○○って映画面白そうだよ」
というメールも1日くらい無視して。
「ごめん、その映画特に興味ないんだよね。誘ってくれてありがとう」
と返す事が出来るだろう。

彼からのメールや、行動がどんどん熱くなるのを感じれば
「彼の熱意により、少しずつ、気持ちを取り戻していく」役に変わっていくかも知れない。

「ディズニーシー行こうよ。ずっと前行きたいって言ってたよね」
というメールに
「いいねぇ、行きたいかも。よく覚えててくれたね」
と言える。

役を決める事で、あなたの言動に一貫性が生まれ、相手はそれを読みとる。
相手が無意識におこなうシミュレーションには、あなたではなく、あなたの演じた女優が浮かぶ事になる。

その名女優が、上記に述べた「時間」「言葉」「行動」の性質を知り、上手に使っていく。

これが駆け引きであると僕は考えている。

【目的の周辺にも気を配る】

ここで覚えておくポイントは、彼の周りの人間は、彼に影響を与えているという事だ。

1. ターゲットの男性だけでなく、その周りへの印象を良くする

あなたが好きな男性がいたら、そのまわりの友達にも印象を良くする事は有効である。
要は、「口コミ」を利用するという事だ。

彼の友達が
「あの子、良い子じゃん」
「○○さんって可愛いよね」
「あの子、ノリいいよね」
など、好印象になるように行動する。

つまり、彼の周り全てがあなたを褒める様に行動する事が重要だ。

また彼の友達や知り合いの前で、彼を褒めるのはとても有効である。
「○○君ってそういう所がセンス有るって思うんだよね」
などと○○君の友達の前で言うと、それが彼に伝わる事がある。
これは効果的である。
直接褒めるより、ずっとずっと意味がある。
ただし、その友達にもあなたが彼に気がある事を知られてはならない。
また自然に、地道に行う事で意味が生まれるだろう。

2. 同じグループにターゲットを2つ作らない

あなたの狙っている男性が複数いた場合、間接的にでもその2人が知り合う状況を作ってはならない。
例えば元彼に未練がありながら新しい彼を狙う場合、その2人が知り合いだと、悲劇を生む可能性が高い。
その場合は、どちらかを諦めるのが最善策である。

3. あなたの狙っている男性の事を、彼とあなたの共通の友達に知られてはいけない

これに関しては過去のプロトコルで何度も言っているが、共通の友人はろくな事をしない。
相談もしてはいけないし、自分が好きである事も教えてはいけない。

恋愛を邪魔するのは、多くの場合そういう友達の下手な親切心である。

取り敢えず、今回は以上です。

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