【モテの定理 第3回】何の取り柄もない人が魅力を作るには?

【モテの定理 第3回】何の取り柄もない人が魅力を作るには?



登場人物

渕上賢太郎(ふちがみ・けんたろう)博士
モテモテ・アカデミー主宰。数学、生命科学、行動経済学の博士号を持つ。どんな人、モノでも「モテ」るという定理をついに発見した。山田君にあきれつつも、彼がモテ男になるよう指導中。

山田君
彼女いない歴=年齢のモテない32歳。モテるため、自分の価値を効率的に相手に伝える「価値を感じる時間軸」を知ったものの、そもそも「自分の価値」がわからず、未だ何をすればよいのかわからない状態。

神奈川県某所にある謎に包まれた研究機関、モテモテ・ラボラトリー。ここでは「モテ」に関するあらゆる研究が行われており、ブレイクしたいタレントや、新商品をヒットさせたい企業、果ては支持率の回復を狙う政治家までが、助言を求めて日夜訪れる。

「価値を感じる時間軸」を学んだ山田君。しかし自分の価値がわからなくて……。


山田君 顔も悪い、カネもない、仕事も平凡、しゃべりも下手な僕がモテようなんて、やっぱり無理なんでしょうか……。

博士 諦めたらそこで試合終了だぞ山田君。仕方ない、そんな君のために「価値の作り方」を教えてやろう。

山田君 博士……そんな使い古された名言まで使って僕のことを……!ありがとうございますっ。

博士 君は時々率直にものを言いすぎるな。
自分の価値の作るとは、要するにブランディングだ。
例えば、アンパンマンをイメージしてみろ。アンパンマンの登場人物は、はっきりとブランディングができている。スマートでカッコイイ食パンマン、わんぱくで不器用な優しさを持つカレーパンマン、悪ぶっているけど憎めないバイキンマン……。
こんな感じで「○○な人」、「○○だけど○○な人」くらいのシンプルなイメージを作り上げ、それを一貫して演じるのがブランディングなんだよ。

もちろん、人の本質はそんな単純なものじゃない、だが、モテの最初のとっかかりはわかりやすいことが大切だ。
ちなみに主人公のアンパンマンには明確なブランディングがない。トップを走る者はあえて特定のイメージを作らず、オールマイティーになることもあるんだ。

山田君 なるほど。じゃあ、僕もせっかくなんでアンパンマン狙いで……。

【モテの定理 第3回】何の取り柄もない人が魅力を作るには?

博士 ばかやろう!君のどこがトップの器だ。人間界でそれが許されるのはキムタクぐらいだ!
いいか山田君、いくら演じると言っても、人は自分からかけ離れた人物は演じきれない。自分が背伸びせずにできるキャラを設定しないといけないんだよ。

山田君 じゃ、じゃあ実は器用キャラとかどうですか。思いついたんですけど、僕、実はけん玉がすごく得意なんです。子供の頃は地元の大会で優勝したりして。そこを売りにするというのは……?

博士 けん玉が得意な男を必要としている女性がどこにいるんだ!
自分にあるもの、そして他にないレアなものでも、それに対するニーズがなければそこに「価値」は生まれない。
例えば、売れない芸人がよく突拍子もないキャラを作って世に出ようとするが、それが唯一無二のものでも需要がなければブレイクしないようなものだ。
同じ「器用」でも、複雑な人間関係を器用に調整できる、なんて能力ならニーズがあるだろうが、けん玉は問題外だ。

山田君 問題外ですか……。

博士 君はこれまで人に褒められたことはないのか、親とか上司とか。そういうところにヒントがあるものなんだが。

山田君 そうですねえ。上司から、「君は冴えないが、人をほっとさせる素朴さがあるな」というのは言われたことがあります。

博士 それは何とかなりそうだな。女性が男性に求めるものは、大きく分けて、人生を生き抜いていく力と自分をいたわってくれる力の二つだ。
僕はこれを「サバイバルスキル」と「ケアスキル」と呼んでいるが、ほっとさせる素朴さというのは、一種のケアスキルだと言える。それでいこう。
「山田ブランド」は、「純朴でスレていない誠実な人」だ。このキャラを一貫して演じて行きたまえ。

山田君 博士、先ほどからおっしゃってる「一貫して演じる」っていうのはどういうことですか?

博士 設定したキャラクターを常に頭に置いて、そこから外れる行動をとらないということだ。例えば、君のキャラクターは純朴で誠実なわけだから、打算的な行動や不誠実な行動をとってはいけないな。ある日は女性の愚痴を延々と聞いてあげて、別の日は「忙しいから今日はダメ」と言ってはいけない。人によって態度を変えてもいけない。

企業ブランドだってそうだろう。例えば、資生堂の「TUBAKI」は一貫して「日本の女性は美しい」というメッセージを送り続けている。これがもし、「金髪もいい」となってCMにレディー・ガガなんかが登場し始めたら、ブランディングは揺らぐ。実際、こういう風に迷走しているブランドもあるな。

山田君 よし今日から「純朴でスレていない誠実な人」で、押して押して、押しまくるぞぉ!

博士 押してはダメだ。
押したら全てが台無しになる。
それに関して次で述べよう。

今回の定理

「自分のできること」と「ニーズ」が重なる部分をピックアップし、一貫してそれを演じれば、モテる「価値」が出来上がる。


ぐっどうぃる博士の解説

前回お話をしたように、「モテる」ということは何らかの「価値」が多くの人に理解され、求められるということです。

その「価値」を設計するのがブランディングですが、今回の定理もまた、恋愛の場だけでなく、ビジネスパーソンとしてのブランディング、商品、サービスのブランディングなど、あらゆる場に応用することができるでしょう。

ブランディングの際に一番やりがちな間違いは、レアだからと言ってまるでニーズがないところでブランディングをすることです。例えば、ITベンチャー企業などで「ものすごく独創的なシステムを作ったけど、誰もそれを必要としていないから、どんなにそれを演じても売れない」ということはありがちです。

また、現実と乖離しすぎているものも、最初は受け入れられるかもしれませんが、ブランドとして確立することはできません。

例えば、美容の分野ではキャッチーなダイエットが次々とはやっては消えていきます。「○○するだけで痩せる」とか「誰でも続けられる」というブランディングは、「簡単に痩せたい」というニーズに応えるものですが、結局それだけでは痩せなかったり、続けられなかったりするので、人々は離れていくのです。

人・モノ・サービスが実際に持つ特徴と、世間のニーズが一致するところを一貫して演じ続ける、その先に「モテ」があるのです。

※なお、この作品はフィクションです。登場人物、団体等、実在のモノとは一切関係ありません。

ぐっどうぃる博士

ぐっどうぃる博士 (恋愛カウンセラー)

理学博士(生命科学専攻)。現在は主に恋愛カウンセラーとして活躍。自身の体験と生命科学的視点を合わせた独自の恋愛メソッドを展開し人気を集めている。悩める女性の恋の問題が解決するサイト『恋愛ユニバーシティ』主宰。
現在、WEB、書籍、雑誌等など多方面で活躍中。また大手企業のマーケティングリサーチや企業のブランディング戦略にも参画。
著書に『モテの定理』『恋愛マトリックス』(ソフトバンククリエイティブ)、『恋で泣かない女になる61のルール』(講談社)などがある。
ぐっどうぃる博士の経歴はこちら

ぐっどうぃる博士と直接電話相談したい方はコチラ:
https://u-rennai.jp/consult/adviser/2

片思いの悩みを解決する方法のまとめ

関連記事

関連する相談


初めての方へ
会員登録
閉じる
必須です 3文字以上必要です 16文字以内にしてください 半角英数字のみです 既に登録済みです
OK!
必須です 6文字以上必要です 16文字以内にしてください 半角英数字のみです
OK!
必須です 3文字以上必要です 16文字以内にしてください
OK!
必須です 正しいメールアドレスを入力してください 既に登録されています
OK!
 /  / 
「利用規約に同意する」にチェックがありません
OK!
簡単ログイン -外部サービスでログインもできます-
Facebook Twitter Yahoo! Google+ LINE
簡単ログイン -外部サービスでログインする-
Facebook Twitter Yahoo! Google+ LINE