【2】魂レベルの夫婦になる為に【 新婚生活 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
魂レベルの夫婦になる為の「山登りの心得」です。
第2のステップをお伝えします。
※ 前回までの記事はコチラです。
【 序章 】「彼氏が欲しい」「結婚したい」だけではダメ!ただの恋人同士ではなく、魂レベルのパートナーシップを築きたい貴女へ。
【1】魂レベルのパートナーと出会う為に【 独身 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
【2】魂レベルのパートナーと出会う為に【 独身 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
【3】魂レベルのパートナーと出会う為に【 独身 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
【4】魂レベルのパートナーと出会う為に【 独身 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
【1】魂レベルのカップルになる為に【 交際中 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
【2】魂レベルのカップルになる為に【 交際中 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
【3】魂レベルのカップルになる為に【 交際中 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
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【1】魂レベルの夫婦になる為に【 新婚生活 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ
■ステップ2.ピンチに陥ったときこそ、チャンスを見抜く目を養う。
魂レベルの夫婦になる為に、新婚生活の今から鍛えておきたい、第2のステップは
【 ピンチに陥ったときこそ、チャンスを見抜く目を養う 】ということだ。
前回、ステップ1で「ダメな本性が見えてからが本当のスタートだ」とお伝えしたが、
では、ダメな本性が見えて夫婦関係に危機が訪れたとき = ピンチに陥ったとき、
貴女はどう内観、分析し、突破口を見極め、そこから抜け出せばいいのだろうか。
「チャンスを見抜く目を養う」とは、具体的にどんな内面作業を言うのだろう?
魂レベルの夫婦たちは、ピンチをどうチャンスに切り替えているのだろう?
■チャンスを見抜くとは、「A→B」の「→」を見抜く力のこと。
私がここで言っている「チャンス」とは何か。
それは「気付き」「学び」「成長」のチャンスであり、「飛躍」のチャンスでもある。
それらのチャンスは「A」という出来事が起きて「B」という展開になったとき、
つまり「A→B」という場合の「→」の部分に潜んでいる。
これは言い換えると「事実」→「解釈」→「事実」ということでもある。
Aという出来事が起こり、それについて自分特有の解釈をして、Bという反応を表現する。
魂レベルの夫婦たちは「→」である「解釈」に注目している。
そうでない、ただの夫婦はその前にある「Aという事実」だけを見て
憤慨や落胆、批判や否定などの「Bという反応」を表現している。
魂レベルの夫婦にとっても、ただの夫婦にとっても「Aという事実」は同じだ。
だが、ただの夫婦は「どう見たってAは事実なんだから、ダメに決まってるでしょ!」と言う。
魂レベルの夫婦は「Aは事実だけど、Bに至る自分の解釈が間違っているのでは?」と気付く。
ただの夫婦には見えていない「→」が、魂レベルの夫婦には見えているということだ。
Aという出来事が間違っているのではない。
その出来事に対する自分の解釈が間違っているから、Bという反応も間違ってしまう。
よって、物事はどんどん悪い方へ展開していく。そして夫婦の危機、ピンチに陥る。
新婚の貴女も、魂レベルの夫婦になりたいのなら「→」を見抜く力を鍛えて欲しいと思う。
■母に教えられた、視野を広げる大切さ。
ピンチに陥ったときに「A→B」という出来事の「→」を見抜ければ、
本当に突破口に気付き、夫婦の危機を抜け出すことができるのだろうか。
例えば、私たちの場合、いつもこんなパターンでケンカをしていた。
(A)だらしない彼が洋服などを脱ぎっぱなし、出しっぱなしにする。
(B)几帳面な私が、整理整頓できない空間にブチ切れて彼に怒る。
(C)彼が「ゴメン」と謝ったり「今、やるところだったんだよ」と言い訳しながら片付ける。
しばらくすると、また、
(A)だらしない彼が洋服などを脱ぎっぱなし、出しっぱなしにする。
(B)几帳面な私が、整理整頓できない空間にブチ切れて彼に怒る。
(C)彼が「ゴメン」と謝ったり「今、やるところだったんだよ」と言い訳しながら片付ける。
を繰り返す。
(A)(B)(C)でキレイに1セット。
彼がいつも「脱ぎっぱなし」という「正確なトス」を上げるので、
私も毎回「ブチ切れる」という「破壊力抜群のアタック」を繰り出し、
バカな彼がそれに弾き飛ばされてシュンとする。
お笑いの鉄板ネタでもあるまいし、笑うこともできない日常を
私はカリカリ、イライラしながら過ごしていた。
(もうイヤだ・・・限界だな・・・)と思った頃、私は初めて母に彼の愚痴をこぼした。
「彼さ~・・・すごくだらしないんだよね~。
何度言っても脱ぎっぱなし、出しっぱなしで、もう本当にイヤになる・・・」
すると母はケロッと明るくこう言った。
「何言ってるの~。男の人はそれくらいでいいんだよ~。
あそこの○○さんちの旦那さん、すごくキレイ好きだけど神経質で細かいから、
奥さんはすっごく大変なんだよ。人差し指で出窓のホコリをペロッとやってさ、
『おい』って言うだけなんだってよ~。そんな人ホントにいるんだよ。あ~、ヤダヤダ。
奈津子の彼はそうじゃない分、楽でしょう?
アンタが(キレイにしたい)ってレベルでテキトーにやっときゃいいんだから。
自分ではやらないくせに、それ以上を求められたら主婦は大変だよ~。
良かったねぇ~!イイ彼氏で!」
目からウロコだった。
(視点を変える、視野を広げるって、こういうことか・・・)と思った。
私は母と別れて帰宅した後、内観して自分の中にある「→」の存在に気が付いた。
私は、キレイ好きではないが几帳面なので部屋にゴチャゴチャと物を置きたくないタイプだ。
二度手間も大嫌いなので、欲しいものを欲しいときにサッと取り出せないとストレスが溜まる。
パートナーが「・・・あれ?どこやったっけ?ちょっと待ってね・・・えぇ~っと・・・」などと
言い出しただけで、その数秒すら(最大のムダだ!)と感じてイライラしていた。
つまりは、こういうことだった。
――――――
(A)だらしない彼が洋服などを脱ぎっぱなし、出しっぱなしにする。
↓(出したものを元に戻さないなんて、大人として絶対にやっちゃいけないことだ!)
(B)几帳面な私が、整理整頓できない空間にブチ切れて彼に怒る。
↓(奈津子に怒られて当然だよな・・・でも直せないだろうなぁ・・・)
(C)彼が「ゴメン」と謝ったり「今、やるところだったんだよ」と言い訳しながら片付ける。
↓(ゴメンと言ってるんだから直すつもりなんだよね?早く直してよ!)
彼の自己分析どおり、彼は直せないので、しばらくすると(A)という振り出しに戻る。
以下、リピート。
――――――
彼が出しっぱなしを繰り返す度に、私は「出したものは戻すべき!」という価値観に自信を持ち、
「破壊力抜群のアタック」はどんどん高さと角度とスピードが増していった。
打たれる度に半泣きになったり「無理だって!できないんだよ!」と訴える年下の彼に私は
「甘ったれるな!居心地の良い空間を協力して作り上げろ!俺たちはチームなんだぞ!」と
言わんばかりの、これまた自己中な正論ぶった主張で、彼をどんどん追い詰めていった。
■私の「→」内観方法。
彼の(A)=「出しっぱなし」がどうしても直せないのなら、
いつも(B)=「怒って片付けさせる」に至ってしまう
私の「→」を考え直さないといけないと思った。
母に視野を広げられ、(あれ?・・・私が間違ってた?)とやっと気付いた。
私は下記のように内観していった。
・毎回、何故、この後味の悪い結末になってしまうのか、原因と結果を分析する。
・相手のせいにしない、自分のせいにもしない。
・客観的な事実のみを洗い出す。私的な感情はいらない。理性で処理していく。
・「A→B→C」という出来事が展開していき、今、「D」というピンチに陥っているとする。
「A→B」という展開が起きたときの「→」を分析する。
Aが起きたから、受け手はBという反応をした、もしくはBという決断をした。
自分たちの中にある「Aが起きれば必ずBになる、Bを選ぶ」という固定観念を見つける。
それが、自分たちの思考癖や悪い反応のパターンになっていないかを内観、分析していく。
世の中の人全員が、Aが起きれば必ずBを選ぶ訳ではない。
そこに自分たち特有の「化学反応」があり、悪い個性や頑固さがある。
何故、その反応しか選べないのか。
その原因は何か。それは「自分だけの正義」ではないのか。
その正義をケンカしてまで、ピンチに陥ってまで突き詰める必要はあるのか。
そもそも、この出来事は「相手を批判する為だけに」起きたのか?
それとも「自分の歪んだ思考癖に気付く為に」この出来事が起きたのだろうか?
私は今、ここで何を学べと言われているのだろう?
・・・そうやって、どんどん自分の内面を深く掘り下げて、その出来事の意味を理解していく。
起きた出来事の意味が分かれば、そこには自分を鍛えるべきヒントや
気付きや学び、成長や飛躍のチャンスも同時に見つかるので、
後は、そのテーマを胸に、意識をしながら日常生活を送っていけばいい。
Aが起きたときに「→B」と無意識に流れていた思考癖を自覚できるようになれば、
Aが起きたときに(あ!ヤバイ!ここでBに流されちゃいかん!)と思い出せるようになる。
だが、一足飛びに成長はできないので、下記のような3段階で成長していけばいい。
――――――
【1】最初は、Bに流れちまった後に(あちゃ~・・・またやっちまった・・・)と気付く。
【2】その次は(Bに流れちゃう!)と頭では自覚できたのに感情が我慢できず、Bを選んじゃう。
【3】その次は(あ・・・またコレが来た。もう、ここでBに流されちゃいかん!さすがにダメだ!
成長してやるッ!)と思って、グッと堪えて悪いパターンから抜け出せるようになる。
――――――
徐々に自分を自力で矯正していくイメージだ。
例えば、貴女が私のようなピンチに陥った場合。
「悪い化学反応」の相手である貴女のパートナーは、貴女が【3】の段階に来て初めて
(お・・・いつもと違う・・・なんか大人になったなぁ・・・)と内心、気付き始める。
ケンカの最中は敢えて口に出さないが、その後の言動で彼は貴女の成長を認め、密かに尊敬し、
「最近のお前、なんか変わったね」なんて上から目線でニコニコしながら褒めてくれたりする。
貴女の内面世界では、【1】後の祭りで反省する →【2】堪えきれずにいつも通りの爆発
→【3】自分の未熟さに嫌気が差して成長したくなるという、3段階の成長なのだが、
世間に対しては、やっと、3段階目で日の目を見る訳だ。
【1】や【2】のときの反省や葛藤は、自分以外、誰も知らないし、誰も認めてくれない。
自分の悪い思考癖を修正する、偏った考えや反応を変えていくという内面作業は、
ほとんどが自分との闘いであり、【1】反省 →【2】葛藤 →【3】成長の3段階で進む。
人は「成長」したときに初めて、周りから認められ、自分の好感度が上がったことにも気付く。
パートナーがいるから、自分の価値観を修正するチャンスをもらえる。
完璧な車のハンドルにも「遊び」があるように、自分が思う「正しい」をちょっと横に置いて
彼の価値観や未熟さをキッカケに、自分の視野を広げ、価値観を広げていければいいと思う。
するとまた、そんな貴女に影響されて、彼は彼なりに成長していってくれる。
私はやっと「家庭は、激しいラリーを繰り広げる試合会場ではなく、
各自の研究テーマを発表し、学びあう場であった方が良いのだ」と学んだ。
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私の意見が絶対に正しい訳ではありません。
大事なのは、私も含め、誰かの言葉を鵜呑みにするのではなく、
貴女の心に響いた良い部分だけを、貴女が判断し、情報を取捨選択することなのです。
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■あとがき・次回テーマのご案内
最後まで読んでいただき、どうもありがとうございます。
結局、私は「几帳面」を緩めることにしました。
「だらしない」より「几帳面」が良いとは思いますが、「だらしない」を直せない彼が
自信を喪失するほど、「几帳面」を前面に押し出して主張するのは違う、と思いました。
私だって、彼と同じように居心地を悪くしているじゃないか、と気付いたんですよね。
今、私は彼に「洗濯しないコートやズボンはココに入れてね」と、
景観を損ねない程度のカゴを与えて対応しております。
そこには時々、洗濯するはずのシャツや靴下も混ざっていたりします。
私は(チッ・・・)と思いながらもシャツを洗濯機に放り込み、
カゴに入っていなかった片方の靴下を探して部屋を彷徨ったりします。
それでも(まぁ、カゴに入ってるだけマシだよね~)と思い、自分を励ましています。
忍耐力って、こういう地味なところでも鍛えられるんだな~と痛感しています。
――――――
次回のテーマは、
(3)魂レベルの夫婦になる為に
【 新婚生活 】の今から鍛えておきたい、4つのステップ です。
魂レベルの夫婦になる為の「山登りの心得」です。
第3のステップをお伝えします。
※ 第3回は、< 2015年 1月9日(金)> にお届けする予定です。( 全4回 )
もし良かったら、読んでやって下さい。