[８] 復縁・良縁へ導く沈黙の方法 「幸せとは」

第８回：幸せとは

これまで７回に渡り、沈黙を経て幸せになる方法をお話してきました。沈黙は辛く苦しい期間が長く続きますが、それを経験して辿り着く幸せは、あなたが本当に心から望んだ幸せの形です。最終回のここでは、その「幸せ」について少し考えてみたいと思います。

私たちは小さな頃から、お姫様物語を読み聞かせられて育ちました。だから、女の子は誰しも「いつか王子様が迎えに来て、私を幸せにしてくれる」とそう潜在的に思っているのかもしれません。お姫様物語に影響されていないわ、という方でも、きっと私たちはついふと忘れがちになるのでしょう。

自分が幸せに感じることは、自分自身で定義していることを。

例えば、
ご褒美にケーキを食べるのが幸せという人もいれば、
仕事帰りにビールを一杯飲むのが幸せという人もいる。

お家で静かに好きな本を読むのが幸せという人もいれば、
お友達とわいわいパーティーするのが幸せという人もいる。

毎日彼がかかさず連絡をくれるのが幸せという人もいれば、
一カ月会えなくても、会った瞬間に抱きしめてくれるのが幸せという人もいる。

あなたがどんなことに、どんな時に、幸せと感じるか、それはあなた自身が定義しています。
定義しているということは、これは幸せ、これは不幸せとあなたが決めているということです。
本来、人は産まれたばかりの頃、幸せの定義すなわち条件など持っていません。
あなたが赤ちゃんだった時は、こうだったら幸せ、こうなったら不幸せなどと思わず、
疑う事なく、ただただそこにある全ての瞬間を、ありのまま受け入れていたはず。
人間は本当は産まれながらにして、無の境地にいるのでしょう。
産まれてから起こる全ての出来事は、幸せも不幸せもなくて、
本当は全てが素晴らしい経験なのだと、赤ちゃんは分かっているのでしょうね。
だから私たちは、赤ちゃんを神々しいと思うのかもしれません。

でも、人生を重ねれば重ねる程、お金があったら幸せ、
好きな人と結婚したら幸せ、などと自分自身で幸せの定義を決め始める。
「私にはこの人しかいない、この人がいなかったら、私の人生おしまい」彼に愛してもらおうと夢中になっている時は、彼の存在こそが自分の幸せの全てと思ってしまう。そう定義してしまう。

幸せになる為に、赤ちゃんの時のように幸せの定義を失くし無の境地に、というのは中々難しいが、
でも、その幸せの定義を広げてみることは、誰にでも出来るはずです。
例えば、真夏の暑い日にクーラーの効いている場所で涼んだり、美味しいお茶を飲んだり、ゆっくり湯船に浸かったり、本当はあなたを幸せにする小さな出来事は日常に溢れているはず。
だから、あなたが何に幸せを感じるのか、それに基づいて「私は～したい」と強く願い、いつもそれを叶える方法を選んでいくことが、あなたを何よりも幸せにする近道なのです。

彼に選ばれるのを、愛されるのを、幸せにしてもらうのを待っているのではなく、あなたが幸せと感じる事をして、幸せと感じる場所にいればいい。恋愛だってあなたが幸せと感じる相手、関係性、お付き合いの形を、あなたが定義した『幸せバロメーター』に従って選んでいけばいいのです。

そんな事言っても「お付き合いは２人のことだから、私が決めたって進まない」や、
「結婚は彼が決意しないと先に進まない」と思ってしまいがち。
分かります。私も以前まではそう思っていましたから。
でもね、思い出して下さい。世界中にいる成功哲学者たちは何と言っていましたっけ？

そう、「自分に出来ると100%潜在的に信じられたとき、それが出来るようになる」です。

あなたが叶わないと思って、叶わない時、その思いは実は叶っていて、
あなたが出来ないと思って、出来なかった時、それは出来ていて、
あなたが思い通りにならないと思って、思い通りにならなかった時、
実はそれは思い通りになっている。

もしかしたら、あなたは心の何処かで、私は結婚出来ないかもしれない、
私はこのくらいの幸せが丁度いいと、自分で幸せの上限を決めてしまっているのかもしれない。
あなたが彼から連絡がないと思えば、その思いは叶うし、
あなたが私が決めたって進まないと思えば、その思いは実現するでしょう。
そう。あなたが思ったまま、その思いが実現するのです。
だから、どうせなら、あなたが本当に望むことを強く心の中で叫ぶのです。

「私は絶対に幸せになる」と。

あなたの幸せの定義はあなたが決めているのに、
あなたが自分自身を幸せにせずに、誰が幸せにしてくれるのでしょう。

お伝えしてきた沈黙の方法は、非常に効果的で、数えきれない程の復縁相談に応じてきた
ぐっどうぃる博士が、完璧にやりきれば、必ず効果があるとおっしゃっています。
しかし、人の気持ちや想いをあなたがコントロールする事は出来ません。
沈黙で、あなたに対する彼の気持ちを高める事が出来たとしても、
彼が100%浮気しなくなりますとは言えない、すなわち
沈黙で、彼があなたの望みを叶える確率は100％ですと、確約は出来ないでしょう。
だからこそ、唯一コントロールの出来る、あなたの気持ちを強く強く心に持つのです。
「私は絶対に幸せになる」、
「私は絶対に結婚する」、
「私は絶対に自分を大切にしてくれる彼と付き合う」と。

そして、沈黙の先の未来は、全てあなたの『幸せバロメーター』に沿って、あなたが選んでいく。
あなたの幸せの関係性を作れる相手は、元彼なのかもしれないし、新しい彼かもしれない。
無限にある可能性の中からあなたが選択していけばいいのです。
その答えは、本当はいつもあなたの胸の中にある。
気づかないフリをしていても、本当はあなたは知っている。
だってあなたの幸せはあなたが定義しているから。
今の元彼はあなたを幸せにしてくれる？と自分自身に問いかけ、
あなたの求める幸せの形を、いつもあなたが選択していけばいいのです。

どうか恐れずに、あなたの人生に必要な幸せを、あなたが自分で選んでいって下さい。
そうすれば、必ず、あなたは自分の望む本当の幸せの形を実現出来るはずです。

ここにいる全ての方が、彼にもっと愛される為ではなく、自分自身をもっと幸せにする、その為に、　沈黙という方法を選んでくれる事を、心から願っております。


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最後に～

８回に渡る「沈黙」の連載をお読み下さり本当にありがとうございました。
レポートを書くにあたり、私はどうして沈黙という道を選んだのだろうかと、そう考えているうちに、より深く自分の幸せについて考え、レポートを書いている間は、自分と向き合う時間となりました。

沈黙は、断食に似ていると書いたことがありますが、宗教の観点で見ると、断食とは自分の欲を認識し、他人へほどこすことで、魂を向上させることが出来る修行なんだそうです。

沈黙の最中って、やっぱり今までどれだけ自分が我儘だったか、自分の欲を改めて恥ずかしいと感じたり、彼がどれ程、愛情を示してくれていたかも、全て思い出されるんです。それは断食の修行のように。今まで当たり前だった事が全て何も無くなるわけですから、沈黙を経た後は、彼のどんな小さな優しさも、当たり前と思わず気が付けるようになる。受け取り上手になる、そんな副産物ももれなく沈黙後にくっついて来ました。ヽ(*´∪｀*)ﾉ

沈黙期間中、いつも励ましてくれたお友達や、今回レポートに推薦くださった皆さま、そして、この素晴らしい学びの場を提供してくださる ぐっどうぃる博士とスタッフの皆さまに、改めて心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。