別れさせ屋、と一言にいっても私達(少なくとも私の所属の業者)が行うことは人を別れさせる作業だけではありません。
別れさせ以外にも、第三者が介入して人の心を誘導して状況に変化をもたらしたいという依頼であれば引き受けます。
大きく分けると依頼の種類は3つあります。
一つ目は「自分の想い人とそのパートナーを別れさせて欲しい」というものです。
これは別れさせ屋という名前から連想する依頼の内容に一番近いイメージのものではないでしょうか?
この依頼の特徴は、女性が依頼者の場合は想い人の男性と肉体関係があることがほぼ100%です。
既婚者と不倫している女性というのがほとんどですね。
逆に男性が依頼者の場合は想い人の女性と肉体関係が無い場合も結構あります。
これは、男性は肉体関係を持ちたいという部分に執着し、女性は肉体関係を持つと執着するという習性が表れているなと思いました。
二つ目は、「自分がパートナーと別れたい」です。
自分のことなんだから自分でどうにかしろよ、と思うかもしれませんがこれも更にパターンがあり、
・男性依頼者が不倫相手と一緒になりたいけど慰謝料を取られたくないから、嫁にも不貞させておあいこにしたい。
・男性依頼者がメンヘラで別れると自殺する、あなたも殺す等といってくるメンヘラ彼女の執着を落ち着かせて別れたい。
この二つのパターンがほとんどです。ほぼ男性が依頼者です。
男性は女性に比べて自分が悪者になりたくないという気持ちが強いという心理が働いた結果なんでしょうね。
三つ目は「想い人と出会いたい、復縁したい」です。
上の二つとの違いは、現在は関係の無い相手(連絡などは取れてても、付き合ってない)に対して工作を仕掛けて欲しいというものです。
前者の出会いたいは、面識の全く無い人(電車で毎朝見かける人など)から、少し面識があることはあるけど、連絡先がわからないくらいの関係までが含まれます。
後者は、以前付き合っていた相手とよりを戻したいというものです。
これは以前正式な彼氏彼女の関係ではなく、明らかにセフレのような関係であった場合でも、縁を復活させるという意味では復縁に入ると思います。
復縁の場合、現在の想い人の状況を調べて、恋人がいなさそうな場合は出会いたいと同じジャンルの工作手法をとることとなり、
恋人がいる場合は一つ目の別れさせたいと同じ工作手法になります。
この依頼は現在、想い人の頭の中に依頼者の事が浮かば無い状態が多く(知り合いではない場合もあるため)、
上手く状況を作り出して誘導をかけることができれば成功することもあります。
別れさせ屋に来る依頼といってもこのようなバリエーションがあり、それぞれ違った立場から依頼をしています。
ただし、全てに共通することは依頼をしてくる人は自力で出来ないことを他人に頼んでどうにかしてもらおうという考えであるということです。
私は個人的には、自分でどうにかできない範囲の事は縁が無いことなんだと思うべきと思います。
でもやはり恋愛というのは中毒性があり、綺麗事では割り切れないものなんですよね。きっと。
この三つのそれぞれの詳しい特徴は、またおいおいそれぞれの記事にしてかけそうなので、楽しみにしていて下さい。
▼ コメント(4) - 新しい順
- >自分でどうにかできない範囲の事は縁が無いことなんだと思うべきと思います。
本当に、それがご縁って事ですよねー(^_-)
それでもなんとかしたい執着が人ですね。醒めれば納得ですが、なかなか難しいものですね。
個人的な意見が書かれているのも楽しみに読んでいます〜! - ありがとうございます。書くネタはいくらでもあるんですが、出していい範疇のネタ(身バレしない範囲)で、人が読んで楽しいって考えたら何をかいたらいいかな?とちょっと悩んでいたので楽しんで頂けていたなら、幸いです。
- 全く知らない世界のことなので、すごく面白いです。文章も読みやすいです。
続編を楽しみにしております(^^)
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