別れさせ屋

公開:2020-01-15 14:06 ( 更新:2020-01-15 14:09 )

投稿者:三郷 聖美

 

別れさせ屋に来た質問への回答


昨日の投稿に対してコメントをいただきました。ありがとうございます。下記解説させていただきます。

「対象の人にばれてトラブルになったお話とか、差し支えのない範囲で結構ですのであれば聞いてみたいです。
あと、働いてるスタッフの方はどうやって募集しているのですか?知り合いの紹介なのか、一般で応募しているのか。
お仕事の性質上、全く素性の知れない人を雇うのは怖いかなと思うのですが。」

→対象にバレてトラブルになった話、というのは私は実際に自分では起こったことが無いため他の人の話として聞いた話になります。
まずバレたというのがどういう状態かの定義をさせていただきたいのですが、対象から工作員が「別れさせ屋でしょ?」と言われたというのは、疑われている状態とさせて頂きます。
いくら思考の足りない工作員や業者でも「はいそうです」とはさすがに言いませんので、シラを切り続けます。
この状態はたまーに起こります。多くは無いけどたまにある的な数です。冗談半分から警戒しているまで様々ですが、証拠が無いので確証はない状態です。
(といっても直接疑われる人は決まっている工作員で、私は疑われたことすらないです)
バレた、というのは依頼者が完全に「私が依頼をした」と白状し、それを対象が知ってしまった状態と定義させて頂くと、2件知っています。

一つは、恋人と自分が別れたいという依頼の案件で、依頼者と同棲している対象(恋人)に同性の工作員を接触させて関係構築を行っている中、依頼者と対象が喧嘩から激しい口論になり、その最中に「だから別れさせ屋に頼んだんだ」というようなことを白状してしまったようで、対象から会社に連絡が入ったようです。
その後、会社の人間2名と依頼者、対象者の4人で話しあいの席が設けられ、会社側で行った工作内容を全て開示し、それ以外の事は一切行っていないことを証明し、工作で得た対象の個人情報を削除するということで終わったようです。
自分の恋人に別れさせ屋を依頼されている上に、それを知ってしまうなんてなんて不幸なんだろうと思いましたが、工作員から聞いた対象の性格がかなりヒステリックだったようなので、これがその人の因果律なんだろうなと思ってしまいました。

二つ目は、自分の好きな相手とその恋人を別れさせたいという依頼の案件で、これは依頼者、対象、第二対象が全て知り合いの関係の話だったようで、依頼者が突然いろいろな事を聞いてきたり、工作員の存在を知っていたりなどを不自然に感じた対象が、何か仕掛けているのか?とかまをかけたところ、白状してしまったという内容でした。
どうやら露見(バラし)一歩手前まで進んでいた案件のようで、依頼者側から白状をしてしまったため露見を中止してほしいと連絡が入ったようです。

上記2件に共通しているのは、工作員・業者のせいではないということです。
疑われている状態というのは工作員の責任ですが、完全な白状は依頼者が行わない限りありえません。
この2件の対象のような自分が別れさせ屋の工作を仕掛けられていた事を知るというシチュエーションなんてなかなか無いと思います。
ある意味、ブログなどに体験をつづれば、私以上に世間の興味をそそるのでは?とも思いました。
私が知る依頼が発覚した系のトラブルはこの2件だけです。

もう一つの質問、工作員の採用に関してですが、これは一般の募集も紹介も両方行っていると思います。
試しににネットで 別れさせ屋 工作員 求人 などと入れると出てくると思います。
どのレベルの人材を採用とするか、使うかは業者によってそのボーダーは様々かと思いますが、私の予想ではどこもそこまでは変わらないと思います。
全く素性の知らない人を雇うのは性質上怖いとお考えになるのはもっともだと思います。
が、実際は素性のよく分からない人が多い気がします。というより人材として他の仕事に就けない人が多いような気がします。
普通に求人から応募し、特に身分証明書など求められず、あくまで自己申告でその場で履歴書を書いて終わり、というのが一般的かと思います。
ただ、ある程度きちんとしている業者は上記にプラスして、秘密保持契約書等にサインさせられたりすることもあると思いますが、正直どこまで効果があるのかは不明です。
水商売と同じと思ってもらえると分かりやすいと思います。お店のランクにもよりますが、普通に求人を募集していますし、人として嫌がられない容姿があれば始められます。
また、人員の流動が激しいため定着率が低く、仕事が出来る人なら常に雇いたいという姿勢も共通しています。
レクチャーなどはありますが、基本的にどうやってお客さんを掴むかは自分で創意工夫出来る人が伸びますよね。そこも同じだと思います。
始めるハードルは低いけど(誰でもなれる)、仕事が出来るようになれるかはその人次第といったところでしょうか。

以上になりますが、参考になりましたでしょうか?

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▼ コメント(2) - 新しい順

  • >No.302113への返信

    こちらこそコメント下さりありがとうございました。
    業の深さということで個人的な意見を申し上げますと、別れさせ屋の対象になる人も、対象になるべくしてなっているというか、その因果律を持っているのではないかという私の見解と近い部分があると思います。
    文章はまだまだ勉強中ですが、書くことは好きなので褒めていただき嬉しいです。ありがとうございます。
  • 丁寧に回答くださりありがとうございます!
    ばれたケースは、なんと言うか依頼者も対象者も業の深さを感じてしまいました。
    求人の話もなるほどと思いました。

    内容も面白いのですが、本当に文章がお上手ですよね。
    No.302113fukupon 更新:2020-01-15 21:37

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