性嫌悪を克服して恋人を作りたいがどうしたらいいか分からないコメント No.85863

 

No.858632019-11-10 00:47

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私の母は、やや潔癖な性格で、性的な事柄を嫌い、子作り目的以外のセックスは汚らわしいという考えを持っていましたし、叶姉妹のような、女性性を前面に出すような芸能人には嫌悪感を露わにしていました。
母は私に自分と同じような価値観の人になることを望み、そうなるように生育したので、私はコピぺしたように母と同じ価値観を持っていました。
また一方で母は自己評価の低い人を好ましく思う所があり、私が人に褒められて嬉しかったという話を母にすると、お世辞で言っているだけなのに真に受けて調子に乗るなんて恥を知りなさいと叱られ、私は自分がブスでバカな価値の低い人間だと思うようになっていました。
そんな環境で育ったので、私も自分が恋愛に適した女性ではないと思っていましたし、
男性と付き合う事や、まして結婚していないのにセックスする事に対して、罪悪感が大きったです。

ただ、親元を離れて一人暮らしをするようになってからは母の影響が少しずつ薄れて、かわりに周囲の人たちの価値観に影響を受けるようになりました。
中には押せ押せでアプローチをする人も現れ、私は付き合うという事が良く分かっていないまま彼主導で付き合うようになり、そうして半ば強引にという形ではありましたがセックスも経験しました。
実際に体験してみると、セックスは母が言っていたように汚らわしいものでも神聖で純粋なものでもなく、本能に根差した行為の一つという感じでした。

私は母の価値観だけが正義で、そこから少しでもはみ出ると私の存在価値を否定される事がつらかったですし、
母の正義の範囲は狭かったので、私のほとんどの事を否定され、何にも自信が持てずに不安な日々を送っていた事に対し、今思い返してみて何とも惨めに思います。

ただ、世の中には私の母より良い親もいるだろけれど、もっとひどい親もいるだろうことを考えると、私をそれなりに成人させて世の中に出してくれて、それだけで親の役割は十分に果たしてくれたと思うようになりました。
それにたぶん、母は母なりに頑張って生きていて、そして、母もあのようにしか生きていけなかったんだろうという事も思います。

にはとりさんは多感な年ごろにお母様の連れて来た男性に体を触られたり、
隣室で行われている行為の音を聞かされたりして、とても傷つかれたのでしょう。
それについては本当に痛ましさを感じますし、ここには書かれていない苦悩もたくさんあったのではないかと想像します。

ただ、こう書くとお母様をかばうようですが、
お母様も一人の女性で、しかも離婚されて心細さなどを感じていたかもしれず、男性とお付き合いしたり、恋愛に夢中になったりするのは仕方がないかなと思います。
もちろん母親としては、自分が連れて来た男性が娘の体を触るなんてことを許してはならないですし、
行為の音を娘に聞かれるような無神経な事をすべきではないのですが、
ただ、恋愛には麻薬的な作用があるので、恋愛に酔って母としての役割がおろそかになる事もあるだろうなあと思います。

恋愛は自分と無縁の事柄と思い、また、セックスは不潔なものととらえていた若い日には思ってもいなかったことですが、
恋愛とセックスは切っても切れない関係にあって、恋愛感情と肉体的な感覚とが結びついて、人をとても狂わせる強い力があります。
このサイトにもこんな男捨ててしまえば終了する話なのに、のめり込んで悩む女性が毎日相談を書き込まれていきます。
冷静な他人の目からは茶番劇に見える事も、恋愛の深い沼にどっぷり浸かっている当人には、自分の姿が見えず、苦しいのに沼からの抜け出し方が分からなかったりします。
また、他人の恋愛には冷静に見られる人も、自分が一たび恋愛の沼に落ちれば、同じようにもがいたり茶番劇を演じてしまうものです。

にはとりさんはお母様を許すべきとかそんな事を説くつもりはありません。
ただ、お母様の事を理解することができると、にはとりさんはきっと楽になると思います。
そして、いくつかの恋愛を経た私から見ると、お母様の気持ちは何となく理解できますし、
私にも娘がいますが、もしかして私がお母様と同じ立場になったら、娘の気持ちを顧みずに恋愛に夢中になってしまう事もあるかもしれない、それぐらい恋愛の力は強いものだから、と思います。

恋人の作り方については、これはもういろいろあれこれ考えることなく、とにかく付き合ってみることです。
ああいう人がいい、こういう人がいいということはもちろんありますが、恋愛を含む人間関係は傷つき傷つけ合って、学んだり深めたりしていくものです。
人に対して不信感があるなら人の懐に飛び込むのがとても恐ろしく感じるのは良く分かります。
でも、逆説的ではありますが、人に対する不信感は人と付き合う事で乗り越えることができるものだと感じます。
人と付き合う経験を重ねていく事で、傷つけられないような対処法を身に着けたり、逃げ時を体得したります。
傷つけ合うことをおそれず、飛び込んでみてください。

私の母に対する思いなどを書く事で、にはとりさんや、また、この文章を読むにはとりさん以外の人を不愉快にする可能性があるので、それを考えると躊躇する部分もありましたが、
にはとりさんの苦しみに共感する所があり、自分の文章が少しでも役に立てるならという気持ちで書きました。
私も母に対する思いがいろいろありましたので、とても長くなってしまい、また感傷的な文章になってしまい、もし不愉快に感じられる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。

にはとりさんの相談文を読んで一つ感じたのは、にはとりさんはご自分の気持ちを言葉にするのが上手だという事です。
気持ちを言葉に表現できる事は大きな才能で、自分を客観的に見る事にも役立ち、困難を乗り越えやすくしてくれますし、誰かの心を動かして、自分の望みをかなえやすくもしれくれます。
現に、私はにはとりさんの文章に心を動かされて、こんな長文を書きました。
にはとりさんはきっとこの才能に助けられ、今の悩みを克服される日が来ると思います。

  • [年齢非公開]
  •  みどり ランク圏外

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